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三浦龍司のラスト再び

長距離フィジカルコーチのMBです。

本日行われた日本グランプリシリーズ第2戦「織田記念」の男子5000mでは順大の三浦が得意のラストを金栗記念同様見せた。

5000mまでの距離であれば、いや10000mでもラストのこの展開に持ち込まれたら、国内に勝てる選手はいないだろう。下手したら、海外選手でも多くはないはず。

彼のラストの特徴は前回も書いたが、上肢の使い方と股関節。

上肢の使い方に加えて、接地時の力を加える方向が真下である。力を真下に加えることによって身体重心の位置(主に腰)が高くなる。もっとわかりやすく言えば、ランジで脚をただ前後に入れ替えても腰は高くならないが、真下に加えてジャンプすれば腰は高くなる。ランニング中に腰を高くすることができれば空中での移動が増えてストライドが伸びる。

上から下に力を加えられるからこそ、彼の推進力の特長であるバネが発揮されると考えている。



@Ryo504

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