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大会の本当の雰囲気とは

十種競技のMB林田です。

今年もミドルディスタンスサーキットことMDCに運営スタッフとして参加し、福島・東京、そして今大会のファイナルの兵庫を迎えた。

MDCを知りたい方は以下から。

今年のファイナルも去年からさらにバージョンアップし、メインレース、イベントが各所で行われた。

エリートレース全動画(サンテレビ)

中距離を盛り上げる大会として、今大会も盛り上がったことは間違いない。一方で、昨年から大会に関わらせてもらったことで見方が変わったり、見えていなかったものが見えてくることもある。

大会の本当の雰囲気

#MDC  や #ミドルディスタンスサーキット とTwitterやYouTubeで検索すれば、大会の画像や動画はみつけることは簡単である。また、昨今はコロナの影響もあってか、試合も動画配信が当たり前になり、レースをリアルタイムやアーカイブで観ることができる。

そうしたメディアを通した情報を見ることで、大会の雰囲気を知ることはできるかもしれないが、本当の意味での大会の雰囲気を感じることはできないように思う。

運営の仕事に関わらせてもらって、大会に1日にいると、会場にいる人たちの感情模様がわかってくる。ポジティブな雰囲気の時もあればネガティブな雰囲気の時もある。MDCでは圧倒的にポジティブな雰囲気が多い大会だが、正直ネガティブな雰囲気な場面はある。(どんな大会でも大なり小なりある)

雰囲気とは完全には目に見えないもの。なぜなら、雰囲気は「流れ」だから。SNSやテレビからの情報というのは第三者が作り出した切り取りで断続的なものである。

しかし、現地に行けば、そこで何がどんなタイミングで行われ、自分はどう感じたかなどの流れの中で雰囲気を味わうことができる。これこそが、本当の意味での大会の雰囲気を感じることである。なぜなら、大会は映像の中で行われているものではないからだ。

大会を作るというのは、そういった流れを作ること。そして、その流れを少しずつ育てていくことが大切なことのような気がする。

昨年のMDC東京でのボランティアミーティングでの横田の話を改めて思い出した。

・笑顔で取り組んでほしい
・皆さんが大会の顔になる


結局は、現場の楽しい雰囲気が人を集める。楽しい雰囲気で人がたくさん集まるから、メディアが取り上げる。メディアが取り上げられば、たくさんの人たちに知ってもらえる。この循環だと思う。

しかしながら、わかっていてもそれを作るのは簡単ではない。なぜならば、雰囲気は流れでナマモノであるからだ。そしてそれは感じるものであるからだ。人は自分が感じ取っているものを言葉に出すことは決して多くはないが、最終的には行動で表すだろう。表面には出ない雰囲気を感じ取り、試行錯誤して新たな楽しい雰囲気を作ることが大会を育てることに繋がると2年目を迎えて感じたことだ。

最後に、まだまだ成長過程にあるMDCという大会が僕は面白いし、関わらせてもらうことで毎回自分自身成長させてもらっているMDCに感謝。

『MDCという面白い大会があることを日本にも世界にも知ってもらいたい。そのためにもっと成長していきたい。』
MDC兵庫ボランティアへ向けて横田から終わりの挨拶

来年も一緒に成長させてもらいたい。


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