iPadを使ったライブ演奏のセッティング

12月14日に、大学時代の旧友たちとライブ演奏をしました。軽音サークルの忘年会みたいなもので、3〜4時間くらい、バンドが入れ替わり立ち替わり演奏するというもので、僕はなぜか出番が多くて、5つのバンドを掛け持ちし、曲は14曲をやらなくてはならず、けっこう大変なことになってます。

僕が担当するのはキーボードとボーカル、コーラスなのですが、バンドによって演奏する楽器の構成が異なります。それを可能にしてくれるのがiPad。そのセッティングを紹介しておこうと思います。

iPadは2枚。10.5インチのiPad Pro x 2。片方はいしたにまさきさんから買い取ったものです。なぜ新モデルでないかというと、ちゃんと理由があって、この世代までは3.5ミリイヤフォンジャックがあって、そこから音を出してミキサーに送り出すことができるのです。つまり、そのまま楽器として使えるということ。

鍵盤も、iPadの上で演奏したものを使うこともできるし、Lightning端子経由でMIDI鍵盤につないだり、Bluetooth経由のMIDI演奏ができたりと、様々な演奏スタイルに柔軟に対応できます。画面上でギターのように弾くこともできます(今回はやりませんでしたが)。

この2枚のiPadを、Behringerの小型ミキサーにつないで、PAに送り出します。今回は用意したステレオミニ-標準ジャックx2のケーブルが1本断線していたせいで、片方をステレオミニ-RCAx2に置き換えてなんとかつなぎました。替えを買っとかないと。

片方のiPadには61鍵のKorg microKEY Airを、もう片方には25鍵のKorg microKEY Air(サイバーマンデーで買ったやつ)をそれぞれつなぎましたが、25鍵の方はBluetooth経由です。本当は両方とも物理MIDIケーブルでつなぐべきなのですが、それに必要なApple Carmeraコネクターが1つしか見つからず、Bluetoothにしました。それでもなんとかなるところがiPadとGarageBandの素晴らしさ。61鍵の方にはダンパーペダルもつけて、ピアノとしての役割も果たします。

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