「当たり前」を疑う度に消費する体力ゲージ

無職になってから、当たり前のことに気付くことがある。最近、「あ、昼飯って別に12時ぴったりに食わなくてもええんや」ってことに気付いた。

なんとなく、昼飯は12時を過ぎてから食うもんだと思い込んでた。学校に行ったり仕事したりしてると、「昼休憩」ってもんがあるやんか。だから昼休憩になるor昼休憩の時間を過ぎないと飯は食えないっていう自分の中の「決まり」を作ってしまってた。元々ちょっとブラック気味の職場にいたもんで、昼を過ぎても「昼飯行ってきます」って言える雰囲気じゃなくて、何度も昼休憩無しで働き続けたりしてたからだと思う。今思えば言えばよかったよな、「昼飯行ってきます」くらい。こう見えてめちゃくちゃ小心者やからさ。言えないのよ、自分だけ休憩に行きますなんて。

無職になってからもなんとなく12時を過ぎてから昼飯を食い始めて、しっかり13時まで休憩して、そっからまた活動するってのをやってた。また社会人になるんであれば、そうやって癖をつけておいた方がいいのは確実やけど、別に厳密にそんなことしなくたってもいいんだよな、そういえば。最近はそれに気付いて11時半とかに昼飯を食ったりしている。ようやく本物の「無職」という気がする。

「固定観念」ってものが自分の中に多いなと思う。昼飯のことだけじゃなく、生活の色んな面で勝手に思い込んでいることがめちゃくちゃ多い。しかもその思い込みに全く疑問を感じず、「まあこんなもんでしょ」みたいな感じで日々を過ごしてしまっている。

同じ話をして申し訳ないけど、「面白い」とは何なのかを色々考えている。ネットで調べてみると、「まず常識を疑え」と出てきた。確かにそれは大事やな、よし、何事にも疑問を抱くよう努力してみよやないか、なんて思ったのもつかの間、全く疑問を感じない。固定観念ガッチガチやから。全部のことを「当たり前」だと思うどころか、「こうでなければいけない」と思ってしまっている。よろしくないね。非常によろしくない。
色んなことに疑問を持ちたいんやけど、疑問を持つって結構体力使う気がせん? 私はすげー使う。元々疑問を持たない体質やから、めちゃくちゃ意識して「5W1H 」を順番に思い浮かべないといけない。体力を使うから、途中で「……もうええわ!」ってなってしまう。

こんなんで本当に「面白い創作」ができるんやろか。不安でしかないね。

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