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スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 〜心をつなぐスープカレー〜(読んだ感想)

作者:友井羊
おすす度:★★★★★
感想:
これまで同様、ミステリーとして、そして、飯テロ小説としても楽しめる一冊になっていたと思います。
何よりも、出てくる料理が美味しそうなこと。三種のトマトのミネストローネとか、葡萄のスープとか、どんなものなのかと気になって仕方ありません。
さて、今回でようやく物語全体の話に区切りがついたような気がします。というのも、ここにきて、店主の麻野が前に勤めていたフレンチレストランのことについても触れられるからです。かなり意外とも言えるし、かといって、なるほどと思わせてくれる店主の過去があって、それが、物語の一見すると関係ないところと繋がってくるのが、面白いんですよね。
また、リモートワークやデリバリーについても触れられていて、時代性を感じました。
今後は、小説に出てくるスープの数々に期待しつつ、理恵と麻野がどうなるのかが楽しみです。


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