【対面人狼分析シリーズ01】対面人狼とネット人狼に於ける5段階欲求から見る違い

対面人狼に於いては比較的にネット等で行うチャット型の人狼ゲームに比べ議論そのものが荒れやすい傾向があります。

対面人狼とネットで行う人狼ゲームには目的そのものが違うケースが多く、リアルで対面する上で人間の心理的な部分で明らかな差が生まれていることは否定できないと考えます。

では何故このような差が生まれてくるのか?ということを今回色々な角度から数回に渡って自分なりに分析してみたいと思います。

今回のテーマは「欲求の階層」

では今回はファーストセクションとして、対面人狼とネット人狼での”欲”の違いについてハッキリさせておきましょう。

人って行動に対しては基本的な”欲”が必須になると思います。
私がこの様な文章を投下する”欲”の先には自分の人狼会等でクオリティーが少しでも高い村をやりたいと言う”欲”があります。

自分の持っている経験や知識をひとつのヒントとしてキッカケになればと思い惜しみなく提出する事はすなわち将来の自分がやりたい環境に少しでも寄与できるのでは?と考えています。

マズローの5段階欲求というのはご存知でしょうか?
すごく有名な話になるんですが、実はこの欲求の階層の違いがもろに対面人狼とネット人狼の違いに変わってきます。

簡単に5段階をまとめると
1階層目 生理的欲求(出合い厨の方はココ)
2階層目 安全欲求(逃げ癖のある方はココ)
3階層目 社会的欲求(友達いっぱい作りたい人はココ)
4階層目 承認欲求(評価されたい人はココ)
5階層目 自己実現欲求(経験に基づいて環境を作りたい人はココ)


という様な段階はものすごく有名な話だと思います。

ネット人狼ではゲームとして人狼ゲームをやりたい”欲”というのが5階層目の自己実現欲求にかなり親和性があり、狼陣営を引いてゲームメイクをしたいだったり抵抗したいというのが人狼ゲームの醍醐味であるという認識がある種の共通言語かされているケースが多いです。

環境が成熟してくるとこの欲求の階層は高い位置にある事が多く、特にチャット短期を頻繁に行ってる鯖の住人は10年選手の経験豊富な人がゴロゴロと存在します。それらのプレイヤーはゲーム内での疑似的な自己実現欲求を満たす動機でゲームを楽しんでいる層が多いです。

では対面人狼に於けるこの欲求の層は今現在はどの階層の方が多いのでしょうか??

欲求の階層はプレイしている層の人生の経験量と比例すると考えてもよさそうです。どの様にして”人狼ゲーム”を知ったか?の入口を各種人狼会主催はどのあたりに設定するか?という話になると思いますが、よく対面人狼会である”ゲスト会”はゲストの方に認知してもらいたいやその環境で必要とされたいと言う様な3~4階層目に当たるケースが多いと思います。

これを上手く利用してやってるな~ってのが名古屋にあるんですが、あそこは5階層目の環境の創造する欲求に関してもお客側を巻き込むことで満たせる機能を持つって形でやってるのが他の人狼会と別格な理由でもあると思います。

では、これが議論の荒れる理由とどう違うのか?という話になりますが、考え方としてはこの欲求の階層に相違がある場合、お互いがどういう欲求のもとに動いているのか?を認識して議論ができているかできてないか?が大きいです。

先にも述べた通り、ゲーム上での自己実現欲求をかなえたいという層が多いネット人狼民は”欲”の種類が一定数統一化されているので、自分の主観的な考えがそのまま相手の動機に当てはまるというケースが多くなります。

ですが、対面人狼に於けるプレイヤーの欲の種類は1層目から5層目まで欲の種類が本当にバラバラになります。相手のパーソナルデータがその階層のヒントになってくるんですが、相手の動機に当たる”欲”の種類を踏まえて相手の視点に立てる人が極端に少なく、自分の”欲求”の階層に当てはめて行動そのものを主観で評価する事で相違が生まれやすくなってます。

まずは相手のゲームをする”欲”の種類を見極める事、ゲーム内での主観的な考えが本当に相手の”欲”や動機に近いところで考えられているのか?
自分の”欲”からくる主観で当てはめて議論をしていないか?

相手の視点に立つという言葉は、相手の”欲求”を踏まえる事で初めて相手の視点に立てるという事をまずは知りましょう。



自分の人狼会では欲求の階層が明確な形にコンセプトデザインしております。その分議論の荒れ少なくなるのもプレイヤーそのものの欲求の階層を意識してある程度参加者のベースのメンバーの保持をしているので可能になっていると思います(宣伝)
もし興味がありましたら是非一度見学にお越し下さい。
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