【対面人狼分析シリーズ04】視覚と聴覚と記憶力 ~視覚編01・座り位置について~

こんばんは、今回で4度目の対面人狼分析シリーズですが、過去3回に関しては人の心理的な欲求からくる動機を起点に色々思うがままに書いてきました。今回から数回に渡り先日とある人狼会に参加した際に感じた事から色々な事を紐解いていこうと思います。

今回は「視覚と聴覚と記憶力」について書いていきたいと思います。

まず、最初に人は概ね情報の80%~90%弱を視覚から取り入れているという点はご存じの方も多いと思います。

対面人狼にはこの視覚的な要素が大多数を占めます。

人狼ゲームが上手くなりたい!って方の中でも特に対面人狼を指す場合にまずは視覚的な情報が相手にどの様な印象を与えるか?を理解していきましょう。

視覚情報の中で対面人狼で重視すべき3大項目
1.座り位置
2.表情
3.光や色の加減

概ねこの3つの使い分けを今回はテーマとしていきたいと思います。


とこの項目の中に”表情”が含まれているので
「お前、この前表情考察はつかえねー!って言ってたじゃないか!」

って多分言われる方もいらっしゃると思いますが、大前提として覚えておいてもらいたいのは「視覚情報は主観での情報処理に使用する為の物なので、客観的に伝達し、根拠にするには限定的な条件が必要になる。」という点です。

なので、視覚情報そのものはあくまで相手をプロファイリングする為に使用するツールと考えてくださいねー。

1.座り位置
これが視覚情報の中で最も重要なポイントだと思ってもらってもいいかもしれません。
「スティンザー効果」というのをご存知でしょうか?
これは”人は角度や話す位置によって相手に与える心理効果が変わる”という心理学の初歩の物になります。

各々のシュチェーションに応じて心理的な緊張感の与え方というのは分かれて分析されている物なのでこれらは一度検索していただくとより詳しく知ることができると思いますが、ここに一部使用頻度の高い物を並べておきますね。

「対面人狼で使える位置関係の心理的なバイアスの基礎」
1.対面・向かい合わせ→対立・緊張・圧迫感・真剣
2.平行・横並び→同調・強調・親密感
3.斜めの位置→俗にいうカウンセリングポジション・対等且つ緊張感が薄い。

ミーティングポジション
1.入口より最奥の中央(または長方形型の短い辺の中央)→リーダーシップ(俗に言う上座)
2.リーダシップ右手側中央→キーマンポジション
等です。

例えばこれが何に直結するか?という話ですが、基本的に詮索を行うゲーム性という特性から詮索をどのように行っているのか?の参考になりますね。

特に自分が人狼等を引いた際にLWを任せる人などの選択の大半はこの席順の観点から最もフォーカスが当たりづらいであろう位置に座っている人にお任せしたいってなるケースが多いです。

あと時には不自然な→の向き方等も捉える事ができる事も増えますし、対面的なものをテーブル単位で考えずに適当な位置に→を向ける事で全体の視覚情報を局地的なものにするのにも有効です。

例えば15人の村で自分の座ってる位置の3つとなりぐらいの人と対立構造を作り、その人と線で結ぶと全体の視覚情報の範囲をより絞ることができたり、逆に広げる事が出来たりします。

たまに議論されてる人の位置が固まってると感じる事ありませんか?無意識的に視覚情報に影響されて相手を見てしまっているかもしれません。



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