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オールスター2Pickどうやってピックすればいいの!?

みなさんこんにちは。
いよいよ始まりましたね。
5周年記念のオールスター2Pick

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このイベントは僕も大好きで、昨年度はありがたいことに優勝することができました!

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普段のグランプリではAグループ決勝行くので精一杯なのでとても嬉しかったですね!

で、何回もオールスター2Pickをやる内に気づいたのですが、
自分のデッキが強いというよりも相手のデッキが弱いことがある
そんなことがよくあるんですよね。

シナジー重視のカードがうまくシナジー形成されてなかったり、
6PP払ってるのに盤面を大して返せてなかったり。

まぁ確かにシャドウバースってゲームは構築戦がメインになっていて、2Pickのようなリミテッドフォーマットをプレイする人は少数派ですよね(多分)
更にはオールスターという特殊な状況もあり、デッキ構築に苦を感じている人もいるかもしれません。

今回はそんな「そもそも何を基準にピックしていけばいいかわからない」という方に向けて、ピックのコツというか、意識したほうがいいことを書き連ねていこうと思います。
オールスター2Pickを熟知している方にとってみれば間違いだらけの内容かもしれませんが、あくまで「勝率を1%でも上げる」を目標にやっていきたいと思います。
目標は「変なピックをしない」ことです。

ちなみに僕はミッション消化くらいでしかシャドウバースをプレイしておらず、やっとこさアンリミでグラマスになれる程度の実力(ローテーションは難しくてグラマスなんて無理)ですので、話半分で見てもらって普段の自分の知識に+αしてもらう程度でいいかなと思っております。

少なくとも、プレイに関してはこの記事をご覧になっている皆さんの方が圧倒的に上手です。
「デッキが弱い!!」というイライラを少しでも軽減できたらなと思います。

では、いくつかの項目を解説していきます。

2Pickの考え方

まず、2Pickというフォーマットですが、
基本的に「強いカードをピックする」のではなく、「弱いカードをピックしない」ということが重要になります。

まぁ人によって考え方は様々かと思いますが、「安定して勝率を上げる」を目指すとなるとできる限りリスクは抑えた方がいいことになります。
もちろん「俺は引きだけは自信あるぜ!」という人はバシバシ強いカードを選んでいった方がいいと思います。
対戦中に弱いカードを引かなければいいだけの話なので。

ただ、もちろん「負けるリスク」と「勝つリターン」を考える必要があります。
「出せば勝ち」のカードが提示された場合は喜んでそちらをピックしましょう。
「出せば勝てるかも~」くらいだったら冒険しない方が無難です。

「じゃぁどのカードが強くて、どのカードが弱いのさ?」というのはご自身でお考えいただければと思います。
というのも、僕にはカードを評価するほどの実力がないので・・・
ってのもありますが、汎用性の高い技術を習得しようとすると、普通の2Pickだったり、今年のオールスターだったり、来年のオールスターだったりで個別評価がかなり変わってくると思うんですよね。
来年の2Pickでは《魔獣の女帝・ネレイア》がかなり弱いカードになってるかもしれないじゃないですか。(6PPも払ってる余裕がない!とかで)

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パワカを取れ

はい。
先ほどと全く別のことを言っていますが、もちろん弱いカードがなかった場合のことです。
2つ提示されたら、"単品の"カードパワーが高い方を選びましょう。

ここで重要なのが"単品の"というワードです。

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例えば、《ポセイドン》は8PPさえ払えば、横に守護フォロワーを2体並べてくれます。分かりやすいですね。
そして、8PPまで溜まっていなくても、2PPで1/3守護としてもプレイできます。2コス域を埋める役割も持っているのですね。

このように"他のカードの助けを借りなくても"プレイアブルなカードを選びましょう。

逆に、いくら構築戦で活躍していても、"特定の条件下"でしかパワーを発揮できないカードは「弱い部類」に分類されます。
「日ごろお世話になってるから今回も活躍するだろう」は往々にして間違いであることが多いです。

高カードパワーの例

特に条件もなく相手の盤面だけを一掃できる《カインドブラスト》
1枚だけでどの程度活躍できるかを想像しながらピックします。

自分の首を絞めるな

さて、ここからは「弱いカード」の例についてもう少し具体的に踏み込んでいきたいと思います。

弱いカードの定義は人によってまちまちですが、今回は「使える場面が限られるカード」を弱いカードと考えていきます。

シャクウォ

たまに弱い時があるカード

例えば、《シャークウォーリアー》は"弱いとき"があります。
2ターン目に出したときは「2/2手札を一枚ディスカード」という、お世辞にも強いとは言えない効果になります。
2コストカードにもかかわらず、実質2コストカードとして機能していないのです。

解放

アンリミの【AFネメシス】をバグらせているカード

例えば、《機構の解放》は"強いとき"があります。
しかし、《機構の解放》を強く使うためにはお膳立てが必要になります。
手札にアーティファクトカードがないとき、1枚しかないときは大した効力を発揮せずに手札で腐り続けます。

竜人

選択権がプレイヤーにない

例えば、《飛翔の竜人》にはランダム性があります。
しかも、自分にとってデメリットとなる可能性もあるランダム性です。
確かに「コスト最小のカード」ですが、《竜の託宣》、《サラマンダーブレス》が手札にあって「1/2の確率で貴重な除去を失ってしまうかもしれない」という状況の時、途端に殴れなくなってしまいます。
相手の場に守護がいるわけでもないのに。

自分にとって不都合になり得るカードは極力ピックしない方が吉です。
もちろんリスクを背負って《機構の解放》をピックし、確実に5-0できるような【AFネメシス】が組めるかもしれません。
しかし、慣れない内はやらない方がいいです。ぶっちゃけ想像通りのピックができることなんてありません。

あと、注意が必要なのは、
この手のカードの場合、勝ったときの「自分が気持ちよかった印象」がいつまでも残ってしまうために、正当な評価を下せないところです。
そのカードで負けたゲームよりもそのカードで勝ったゲームを優先してしまい、「めちゃくちゃ強いのではないか」といった印象を持ってしまうのです。
そもそも、「使ったから勝てた」と「負けたから使えてない」では、印象に残る鮮度も違いますしね。
「できるだけデッキを弱くしたくない」のならば、あまり高リスクのカードを入れない方がいいでしょう。

コンボは諦めろ

先ほどの内容と関連したところで言うと、ある特定の効果と組み合わせることでより効果が強くなる系の"コンボカード"も避けた方がいい傾向にあります。

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【ディスカードドラゴン】の潤滑油として大活躍の《大逆のドラゴサモナー》も、2Pickではそこまでの活躍を見せません。

コストカーブ通りに動ける手札で、捨てたいカードがない場合は出し渋りますし、このカードを捨ててくれる「共鳴者」と出会えないピックになるかもしれません。
更に効果で手札に加わる《憤怒の碧竜》も普通にコストを支払おうとすると、7/4/4となってしまい、出すタイミングが見つからないことも多いです。

構築でよく見たカードだからと言って強いわけではないことも多いのです。

とはいえ、やはりこれもリスク&リターンの問題。
うまくいけば最高級のデッキが仕上がるでしょう。
でも、今回は「強いデッキ」を組むのではなく、「弱いデッキ」を組まないを目標にやっていきます。

汎用性の高さを

極力「汎用性の高さ」を意識しましょう。
確かに《加速装置》は強力な盤面を作るカードですが、果たして《加速装置》がまともに機能するのはどれくらいの頻度で起こり得るでしょうか?

アーキタイプピックをしない

ここまでの話をまとめます。

ローテーション、アンリミテッドで環境を牛耳っているデッキのカードが強いとは限らないのです。

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アンリミテッド環境トップクラスの殺傷力を誇っていた

5キル、6キルを生み出す《フェアリーブレイダー・アマツ》も手札に《フェアリー》がいなければただの《パブマスター》です。

特に、最近のデッキたちはカード同士の強力な相互作用で爆発力を生むものが多いです。
「ローテーションでよく見る!からピックしよう!」はちょっと待った方がいいです。

ということで、冒頭に述べた「単品で強いカード」を優先した方がよくなるのですね。

構築で強くても・・・

《深淵の帝王・ダゴン》、《神魚・ディズレスタン》ともに構築戦ではフィニッシャーを務めるカードですが、果たして同じような活躍を見込めるのでしょうか?
(ちなみにこの提示は右もコストが重すぎるため非常に悩ましいピックです)(最悪「サイクリング」できるディズレスタンの方がいいかも・・・?

6コス以上に注意せよ

かといって、単品で機能すれば全て良しというわけにもいかないのがこのゲーム。
ある程度まで組めて来ると今度は「コストカーブ」の問題が出てきます。
一般的に「重いカードはあまり入れない方がいい」です。

特に体感で6コスト以上のカードはろくにプレイできなくそのまま負けることが多いです。
6コスト以上のカードをピックするときは過去に6コスト以上のカードを取りすぎていないかを考えてからピックするようにしましょう。

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いくら強そうでもプレイできなければただの紙です(デジタルだけど)

6コス以上はちょっと考える

このような提示の時、右は非常に都合の良い2枚が出てきていますが、過去に、そしてこれから先どのくらい高コストカードをピックすることになるのか考えてからピックするようにします。

ちなみに、6コスト以上でも相手の盤面を処理できるカードはピックした方がいいです。
即ち、テンポを失わないカードは隙を作らないので高コストでも有用です。
《猫耳の魔法使い・キャル》、《テミスの審判》、《《世界》・ゼルガネイア》、《ゼノ・イフリート》とかがそれに当たりますね。

悩んだら軽いの

「どっちの方がいいんだ・・・」ってなったら軽く使える方を選ぶのが吉かも。

迷ったら最近のカードを選べ!

もうね。最近のカード強すぎますね。
シャドウバース初心者でどのカードが強いかわからない。。。
って方はとりあえず見たことある方を選ぶとかでいいと思います。

つまり、あまりレア度で選ばない方がいいです。
レアリティ高い≠強い
です。

マーリン弱いレジェンド

《マーリン》なんかは弱いレジェンドの筆頭です。
レジェンドレアだからピックしよう!は避けましょう。

《セレスティアルスフィア・ミリカ》と《マジカルリス》は見たことあるけど、右側のは知らないなぁ・・・
ってなったら左をピックしちゃってください。

もちろん、効果と使い方を分かっている方はちゃんと吟味してくださいね。

テーマの少ないリーダーを選ぶ

ここまで言ってきたように、極力単品での強さを意識すると失敗しづらいです。
てことはリーダーを選ぶ段階である程度ピックのしやすさが決まります。

ロイヤルとかネクロマンサーみたいな特別なシナジーを多用せずに単品のカードで攻めるタイプのリーダーはピックしやすいですが、
エルフとかヴァンパイアみたいな特定の条件下で強くなるカードが多いリーダーはピックの難易度が上がります。

簡単なリーダーを選びましょう。

現実味のあるアーキタイプ

それでもどうしても構築デッキみたいなのを組みたい場合や、簡単なリーダーを選べなかったとき、
実現しやすいアーキタイプをいくつか考えてみました。
つってもあくまで主観で、しかも僕はそんなに詳しくないので嘘も多く含んでいると思います。参考までに。

【AFネメシス】
ネメシスは半分近くがアーティファクトで構成されていて、しかも各アーティファクトは単体で非常に強力です。
しかも、嫌でもアーティファクトを埋め込むカードをピックさせられることも多いので組みやすいというか、組まざるを得ないときもあります。
単純に楽しいのでお勧めです。

【ラストワードネクロマンサー】
ネクロマンサーには元々ラストワード持ちのフォロワーが多く存在し、《トート》も《一刀の幽鬼・カゲロウ》も《人外魔境・クリストフ》もそこまで邪魔になりません。
結構うまく組めるんじゃないですかね?

【ライフゲインビショップ】
ネクロマンサーと同じく、そもそもビショップ自体がライフを回復させやすいという特徴を持っています。
が、《エイラの祈祷》も《天狐の社》も単品では全く機能しません。
それなりに事故率があります。
しかもアミュレット勢は出た瞬間に盤面に触れられないため、大分テンポ悪いです。
負けても文句言わないでください。

【ハーフデッキウィッチ】
そもそもデッキ枚数が30枚のルールなので、すぐに20枚以下を達成します。
とはいえ、《マナリアクイーン・アン》、《レグニスロード・グレア》以外はフィニッシュ力に欠ける時があるので、セルフライブラリーアウトに注意してください。
あと、勝手に切り札消されたときは萎えます。

【スペルウィッチ】
これはビショップ、ネクロマンサーと同じですね。
ウィッチは元々スペルが多めのリーダーなのでそれなりにうまくいきそうなオーラを醸し出しています。
が、想像以上にフォロワーを引かされます。
まぁフォロワーいないと勝てないので仕方ないのですが。
ついでにスペルブーストするカードとスペルブーストされるカードの比率がめちゃくちゃ難しいです。
大抵の場合、高コストの《炎の握撃》を握りながら負けることになります。

【復讐ヴァンパイア】
日に日にヴァンパイアはピックが難しくなっていっています。
復讐、渇望、狂乱とテーマが増えすぎています。
その中でも古株の復讐は割と種類が多いうえに、最近は簡単に復讐状態にさせてくれるカードが刷られています。
他のに比べたらやりやすいかな?くらいです。
ちなみに、《堕落の漆黒・アザゼル》を進化させると負けやすくなるので気を付けてください。
ちなみにちなみに【ボルテオヴァンパイア】はピックに運の要素が絡みすぎるので再現性低いです。

【ディスカードドラゴン】
これは他のと比べたら大分優先度落ちますが、
ルーティング系(捨てて引く効果)がある程度パーツ集めてくれるのかな?って気がします。
どうなんですかね?
僕はやりたいと思いませんが。
意外と強かったら教えてください。

おしまい

とまぁ、こんな感じです。
冒頭でも述べましたが、めっちゃ勝てるようになるわけではないので注意してください。
あくまで「変なピックをしない」程度のものですので。

では、皆さん一緒に5th Anniversary Cup優勝を目指しましょう!

最後に僕が4-1、5-0できたデッキリストを載せておきます。
あんまりリミテッドのデッキを見るって意味ない気がするので好きではないのですが、参考までに。

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ヴァンパイア4-1

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ネクロマンサー5-0

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ウィッチ4-1




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