ソウゾウ新規事業「メルカリShops」を創った理由 / Why we, Souzoh launched " Mercari Shops"
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ソウゾウ新規事業「メルカリShops」を創った理由 / Why we, Souzoh launched " Mercari Shops"

(English follows)
こんにちは、ソウゾウ代表のmaze(マゼ)です。

先日の7月28日、メルカリグループとして、ソウゾウを通じてEC化支援事業に参入し、「メルカリ」にネットショップを開設できる「メルカリShops」をプレオープンさせたことを発表しました。

今年の1月にソウゾウ社を設立して、各メンバーを集めながら、様々なことがありつつ、やっとこさ出せた発表だったので、純粋に嬉しいです。改めてソウゾウメンバーのみんな、おめでとう!

今回の「メルカリShops」発表までの背景や事業をつくるうえで考えたこと、そしてこれからやっていきたいことなど、少しではありますが書いてみたいと思います。

「メルカリShops」とは?

「メルカリShops」は、「かんたんで、売れる」をコンセプトに、スマホ1つでネットショップを開設し、ショップ運営者が商品を直接販売することができる、Eコマースプラットフォームです。
「メルカリ」に出品するのと同様の簡単な操作で、誰でも「メルカリ」アプリ内にネットショップを持つことができ、独自の集客なしで「メルカリ」の月間1,900万人超の利用者に届けることが可能なサービスです。

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なぜ「メルカリShops」を創ったのか

まず、なぜこのタイミングで、「メルカリShops」を作ったのか、についてですが、検討段階で考えたことは大きく2点ありました。

・「自社の強み」
・「2020年以降の市場動向」

そして、上記に加えて、ソウゾウのメンバー含めた、たくさんの方に今後関わってもらうことも鑑みて、いかに人の役に立つか、少しでも社会をより良くする可能性があるか、のような「事業の社会意義」の部分についても考えていました。(この辺りは前回の年始のnoteでも簡単に記載しました)

これらについて、一つひとつ書いてみたいと思います。

自社の強み
ソウゾウはメルカリのグループ会社なので、グループ会社の強みを活かせないかという点については考えました。(そことは関係の無いことをやる可能性も見越しつつも)

メルカリグループというと、まず頭に浮かべるのは、フリマアプリ「メルカリ」です。

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フリマアプリ「メルカリ」は2013年7月のサービス開始以来、おかげさまで様々な方にご利用されるようになり、8年経った2021年7月現在においては、月間利用者数は約1900万人、累計出品数は20億品にのぼるようになりました。

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フリマアプリ「メルカリ」がこれまで実現してきたことを、ざっくりまとめると次の2点かなと思っていて、インターネットでのモノの売り買いを、スマホで「かんたん」に、また、「売れる」という体験を提供してきた、ということかなと思っています。

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これによって、インターネットでのモノの売り買いが、スマホで「簡単」で「売れる」ようになり、年齢や性別を問わず、より幅広い方に利用されるものになってきたことに寄与してきたのかな、と思います。
以前は一定のハードルがあった、個人のモノの売り買いが、より簡単で身近になってきたのかな、と。

2020年以降の市場動向
もう1つは、2020年以降の市場動向でした。なによりも2020年に最も影響の大きかった出来事は、新型コロナウイルスの感染拡大です。

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これによる、ぼくらの周りでの大きな変化は2つありました。まず1つ目は、オフラインでの営業が非常に困難になったこと。これはメルペイの加盟店さまも影響を受けていらっしゃるところが多くありました。

もう1つは、テレワークや緊急事態宣言によって、家から外に出られなくなったり、外に出てもお店が営業していないことで、より多くの人がネットでモノを買うようになったこと。

これらから、オンラインでのソリューションの必要性・重要性が、より高まった、と考えました。

一方で、メルペイ加盟店さま等を中心にヒアリングや調査を進めたり、様々な公開データを見ていく中で、課題も見えてきました。

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まず、1つは、オンラインのソリューションが非常に求められいるにも関わらず、多くの事業者さまはECサイト開設に至っておらず、日本全体のEC化率はわずか7%弱に留まっているという点です。

さらに、ECサイト開設者のうち、実際に商品が「売れている」のは25%と、実際にECサイトを活用できている小規模事業者は約4人に1人、という状況でした。

ECサイト開設の意向があるにも関わらず、開設していない小規模事業者さまにその理由を聞いてみたところ、1位に「管理・運営ができる人材がいない」、2位に「売れるかどうかわからない」、3位に「ITに関する知識・経験がない」など、ネットでモノを売る知見やノウハウがなかったり、それができる人材がいない、というのが障壁になっていました。

次に、頑張ってネットショップ開設したにも関わらず、中々商品が売れていない理由を聞いてみると、約半数の方が、ECサイトへの集客ができていない、という点をあげられており、ここが障害となっていそうでした。

調査・ヒアリングを進める中で、良いモノを作られているにも関わらず、本当に困っていらっしゃる方が多く、なんとかぼくらができることは無いか、少しでも力になれる点は無いかと考えさせられました。

強みを活かした課題解決

これらの現状と新たな課題を踏まえ、これはメルカリグループがやってきたことの強みを活かして、人によっては非常に死活問題になっているこの課題への解決に、少しでもお力添えができるのでは、と考えました。

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まず、1つ目の課題である、ITに関するノウハウや知識などが無ければネットショップを開設することがむずかしいという課題に対しては、これまで慣れ親しまれてきたメルカリの出品体験の延長で、いつも出品しているのと同じ感覚で簡単に出店・出品ができれば、ネットショップの開設のハードルを下げていくことが可能なのでは、と考えました。

2つ目の、せっかくネットショップを開設しても商品が中々売れないという課題に対しては、メルカリの月間利用者数1900万人以上の顧客基盤と、これまで取り組んできたAIによるマッチングのアルゴリズムを用いて、独自の集客無しで、「売れる」体験の提供をすることでこの課題を解決を目指していけるのでは、と考えました。

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これまでメルカリがフリマアプリとして、C2C領域で強みとして注力してきた「かんたん、で、売れる」という部分を、最大限に活かして、今回の生産者・クリエイター・小規模事業者さまに対して、ご提供していくことで、EC化の課題を解決していく。

これまでフリマアプリ「メルカリ」が個人のインターネットでモノの売り買いを身近にしてきたように、メルカリShopsを通じて、事業者も含めたモノの売り買いに関しても身近にしていければと思います。

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課題解決とその先へ

ここまで書いてきたことを進めていくことで、今課題に直面されている方の解決や、ポテンシャルがある方の機会発現に、少しでも繋がるよう、ソウゾウチーム一丸となってサービスを磨き上げていきます。

もちろん実現には、様々な困難や越えるべきハードルがたくさんあり、一筋縄ではいかない難しさも多分にあると思います。フリマアプリ「メルカリ」にプロダクトとしてスムーズに入れていく部分に関しては、エンジニアリング的にも、プロダクト設計的にも、考慮すべき点や難しさが数多くありますし、既存のお客さまも含めて全体として発展させていく必要があり、非常にチャレンジングです。

ただここまで書いてきたように、その実現を目指す意義はあり、できる可能性は十分あると考えており、「メルカリ第四の柱」として大きな価値を創っていきたいと思います。

今回のnoteでは書ききれなかったですが、上記記載した内容以外に、メルカリShopsとして狙っている、スマホでのお買い物体験の刷新の話や、それにまつわる「ソーシャルコマース」や「アプリコマース」の領域の話は、また別のnoteでお伝えできればと思います。

今回のメルカリShopsは、個人のSMB化の進展や、ソーシャルでのお買い物の伸長、また、DXやオートメーションなど、大きな流れを捉えたものにもなると考えています。これからさらに面白いチャレンジになっていくと思うので、この辺りも含めてソウゾウの取り組みにご興味がある方は、ぜひソウゾウへの応募やカジュアル面談へのお申込みをご検討ください!

https://souzoh.com/

ぼくへ直接連絡してもらっても大丈夫ですので、こちらのTwitterからDMください(全ては返せないと思います:bow:)

長くなりましたが、今回はこの辺りで。
これからのソウゾウならびにメルカリShopsを、引き続きよろしくお願いします!

(以下、英訳も添えておきます)

Hello, there. I am Maze, CEO of Souzoh, Inc.

On July 28th, we made an announcement of "Mercari Shops" pre-open where people can open online shop within"Mercari" as entering the EC conversion support business as Souzoh is one of the Mercari, Inc's groups.

I am just so happy that we could make this announcement because we just established Souzoh this January. I gathered each professional member, and we had been through so many things to make this happen. Allow me to repeat this, "Congrats! everyone in Souzoh and thank you" 

I would like to write a little about the background to the pre-open announcement, what I thought about in launching a new business, and what I would like to do in the future.

About Mercari Shops

With a concept of “sell with ease,” the Mercari Shops e-commerce platform allows users to establish their own online shop using just their smartphone and allows shop operators to sell items directly to consumers. Using the same simple operation as when listing an item on Mercari, Mercari Shops allows anyone to have their very own shop on the Mercari app and enjoy access to over 19 million monthly active users without the need to build their own customer base.

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Why we, Souzoh launched " Mercari Shops"

 First, "Why we, Souzoh launched " Mercari Shops" " at this timing. There were two main things that we considered during the investigation stage.

"Our strength"
"Market trend after 2020"

In addition to the above, I was also thinking about the ”social significance” of our business, such as how we can help people for many years to come and how we can improve society, considering that many people, including our members, will be involved in our business in the future. (I briefly wrote about this in my note at the beginning of the year.)

I would like to write about this one by one.

"Our strength"
Since Souzoh is a Mercari group company, we thought about whether we could make use of the strengths of the group company. (While foreseeing the possibility of doing something unrelated to that)

When you think of the Mercari Group, the first thing that comes to mind is the Mercari marketplace app.

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Since its launch in July 2013, the "Mercari"marketplace app has been used by a wide range of people, and as of July 2021, eight years later, the number of monthly users has grown to approximately 19 million and the cumulative exhibited number of listings has reached 2 billion.

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I think what "Mercari" marketplace app has achieved so far would be 2 following things :
It has provided an "easy" and "sellable" experience for buying and selling things on the Internet using a smartphone.

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I think this has contributed to the fact that buying and selling things on the Internet has become "easy" and "sellable" with a smartphone, making it possible for a wide variety of people, including young women, to use the service and making it more accessible to a wider range of people, regardless of age or gender.

"Market trend after 2020"
The other thing was "Market trend after 2020". The most significant unexpected occurrence in 2020 was the spread of a new coronavirus.

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There have been two major changes around us as a result of COVID-19 pandemic.The first one is that it has become very difficult to do business offline. Many Merpay merchants were also affected by this.

The second thing is that most people tended to purchase things online since we could not go outside or stores/shops were closed even when we went outside due to the State of Emergency and wider adoption of teleworking.

These factors have increased the need for and importance of online solutions.


On the other hand, as we conducted interviews and surveys mainly with Merpay merchants and looked at a variety of public data, we began to see some issues.

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The first is that despite the great demand for online solutions, many businesses have yet to establish EC sites, and the overall EC rate in Japan is just under 7%.

Furthermore, of those who have established an e-commerce site, only 25% are actually "selling" products, meaning that only about one in four small businesses can be utilized as an e-commerce site.


When we asked small businesses that have the intention to open an EC site but have not yet done, "What would be the most frequent hindrance", the top reason was "no one who can manage and operate it," the second was "not sure if the products will be sold," and the third was "no IT knowledge or experience". One of the barriers was the lack of knowledge and know-how about selling products online, and the lack of personnel who could do so.

Next, when asked why their products were not selling well despite their efforts to open an online shop, about half of the respondents said that they were not able to attract customers to their e-commerce site, which seemed to be an obstacle.

As we proceeded with our research and interviews, we found that there were many people who were really in need of help despite the fact that they were making good products, and it made us think what we could do to help them.

Solving Problems by Leveraging Strengths

In light of these current conditions and new challenges, we thought that we could help solve this issue, which is crucial to the survival of some people, by leveraging the strengths of what the Mercari Group has done.

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The first issue, which is difficult to open an online shop without IT know-how and knowledge, we thought that it would be possible to lower the bar of opening an online shop if we could easily open and sell items as if we were always selling them, extending the familiar Mercari selling experience.

For the second issue, which is that products do not sell well even after opening an online shop, we thought that we could solve this issue by providing a "selling" experience without attracting customers on our own, using Mercari's customer base of over 19 million monthly users and the AI matching algorithm that we have refined so far.

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I think this is a way of solving the issue of EC by providing producers, creators, and small businesses with this service by making the most of the "easy and sellable" aspects that Mercari has been focusing on as its strength in the C2C domain as a flea market application.

Just as the flea market app "Mercari" has made it easier for individuals to buy and sell things on the Internet, we hope to make it easier for businesses and others to buy and sell things through Mercari Shops.

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Problem solving and beyond

The entire Souzoh team will work together to refine the service so that the things I've written so far will help solve current problems and create opportunities for people with potential.

Of course, there are many difficulties and bars to overcome in order to become prosperous, and I believe that there are many difficulties that cannot be solved in a straightforward manner.
In terms of engineering and product design, there are many points and difficulties that need to be taken into in order to smoothly integrate the product into the flea market application "Mercari", and it is very challenging to develop the product as a whole, including existing customers.

However, as I have written up to this point, I believe that there is significance in aiming to achieve this goal, and there is plenty of potential to do so, and I would like to create great value as the "fourth pillar" of Mercari.

I couldn't write it all in this note, but I would like to talk about the renewal of the smartphone shopping experience that Mercari Shops is aiming for, as well as the related areas of "social commerce" and "app commerce" in another note.

I believe that the Mercari Shops project will also capture some of the major trends, such as the growing shift of individuals to SMB, the growth of social shopping, and DX and automation.
This will be an even more interesting challenge in the future, so if you are interested in our efforts in this area and others, please consider applying for a position at Souzoh or applying for a casual interview!

https://souzoh.com/

Please feel free to DM me on Twitter. (I may not be able to reply all of them though)

Thank you for reading, I will close it for now.
Please look forward to the future of Souzoh and Mercari Shops!

Thank you for your continued support.

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CEO@ソウゾウ, Creator @ Rapid Creation, Formerly @twitcasting_jp, @Nintendo, @kayac_inc / 普段はmaze(マゼ)と呼ばれています