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私が東北を旅する理由

初めて東北を訪れたのは、平成から令和に変わる2019年のゴールデンウィークだった。

私は北海道の出身だけど、意外とお隣の地域、東北はそれまで行ったことがなかった。(東北を飛び越えて東京に来てしまう)

よし、東北行こう!

そう決めて企画したのは宮城から岩手の沿岸部をキャンプをしながら北上する旅だった。

なぜ、東北沿岸部を訪れることにしたのか。
昔からなぜか心惹かれるリアス海岸という地形。
そして、東日本大地震の被災地を訪ねてみたかった。

東日本大地震が起きた時、私は東京湾に面したビルの20階のオフィスにいた。
高層ビルというのもあって、めっちゃくちゃ揺れた。電車が止まり、歩いて帰宅した。

東北が地震と津波により大きな被害が出ていたこと、福島第一原発事故が起きたことをテレビで見ていた。

恥ずかしながら、当時の震災や事故のことはテレビ越しで感じるだけで、私は身近なものとしてリアルに捉えられてなかった。

東日本大地震から約8年が過ぎて、改めて自分の体験として今の東北を知りたいと思った。

実際、行ってみて体験したことは、テレビやWEBを通じて知ることとはまったく別物だと私は感じた。

復興途中で空き地の多い町、今も保存されている震災遺構。想像を越える高さの新しい防潮堤。

防潮堤の上から

地震によって変わったことは多かったのかもしれないが、土地で生活する人々の温かさ、土地で採れるおいしい野菜や海産物は昔から変わっていないんだろう。

南三陸町で食べた三陸キラキラ丼
大船渡の銘菓かもめの玉子のソフトクリーム

町で買った食べ物はどれも美味しいし、町の人たちも優しい人ばかり。

北海道弁にも似た東北弁にも親近感も感じた。

気がついたら東北が好きになってた。
それからほぼ毎年、東北に行っている。

だいたいキャンプをしながら東北をめぐる。

ある時は、気仙沼の大島でキャンプをしてみたり。

気仙沼市のゆるキャラほやボーヤ
大島の鳴き砂浜

ある時は、仙台の山の方でキャンプをしながらワーケーションしてみたり。

キャンプ場から仙台の街を見下ろす
焚き火でおいしい朝ごはん

ある時は、猪苗代湖のほとりでキャンプをして強風と格闘したり。

キャンプ場から猪苗代湖を眺める
馬刺し最高だった

ある時は、世界遺産のある平泉の近くの山でキャンプしたり。

中尊寺金色堂を見学に
中尊寺の舞台
キャンプ場からの夕日

ある時は、山形の小さな湖のほとりでのんびりキャンプしてみたり。

山形の湖のほとりのキャンプ場から
山形はフルーツ天国だった

海も、山も、湖も、町も、どこに行っても何をしても楽しい思い出に変わる。

そんな東北旅。2024年、今年のゴールデンウィークは仕事を長めにお休みして、約2週間東北を旅する。

初心にかえって、2019年初めて行った沿岸部をキャンプをしながら北上。その後、ホテルを転々としながら福島沿岸部まで南下する予定。

改めて、東日本大地震を知る旅をしてみようと思う。最初に訪れた時より時間があるので、じっくり町を回ってみようと思う。

今回はnoteで旅日記を書いて記録も残していく。


2024年東北の旅は、明日の夜出発だ。

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