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映画感想文「耳をすませば」

これまで機会に恵まれず、この歳で初視聴。

思春期や進路を迷う時期特有の、中学生の心理描写。
周りと自分を比べた時の焦燥感、人を好きだと思う気持ちに向き合うこと、良くも悪くも影響を受けやすく、多分誰もが一度はあの頃に経験したこと。


聖司のおじいさんのことば。
「その石の大きな原石があるでしょう。
実はそれは磨くと、かえって、つまらないものになってしまう石なんだ。
もっと奥の小さいものの方が純度が高い。いや、外から見えない所に、もっと良い原石があるかもしれないんだ。」

しずくのお父さんのことば。
「雫のしたいように、させようか母さん。ひとつしか生き方がないわけじゃないし。
でもな。人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても、誰のせいにもできないからね。」


自分の原点を思い出させてくれる、素敵な映画でした。

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