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神保町で出会った

表題の通り、出会ってしまった。リリー・フランキーさんと。
見つけた瞬間、驚きのあまり声が出た。(口を手で押さえた)

いたってシンプルで、ガヴィアルで欧風カレーを食べ、信号を渡ろうとしたら、信号待ちの人の中に明らかに髭面で黒縁メガネのイケオジがいる。。。え!?!?となり、ほんとにお顔をじーっと見たら、何の変装もしていない正真正銘のリリー・フランキーさんだった。
(まあ出会ったというか、一方的に見ただけ)

リリーさんに関しては「万引き家族」「東京タワー(なんとかと時々オトンみたいな題名だったような。。)」程度の知識しかなく、あと私の大好きな長澤まさみ様とよい仲でいらっしゃるということぐらいしか存じ上げておらず。

ただただカッコ良すぎて、ついて行きそうになる欲求を抑え、すぐさま歩きながらwikiで彼の人物像を調べる。

59歳?武蔵野美術大を出られていることもありイラストレーターという肩書きがあり(俳優、たまに物書きみたいな人と思っていた)、なんとあのおでんくんがリリーさんの発案なのだと。最近は若いグラビアアイドルとデートなさっていたとか。
経歴や作品をたどるうちに、才能の塊すぎて、私が日頃から憧れるいわゆる文化人。それでいてあの謙虚そうなというか飄々とした感じ、手に負えないな(=どうしようもない憧憬の気持ちを意味する)と、当たり前なのだが自分との格差にガッカリしたのであった。

そこから私は、古書を目的に神保町を訪れたはずだったのに、リリー・フランキーさんのことがしばらく頭から離れず。本にはまったく集中できないので、タリーズに駆け込み、1時間くらいボーっとしていて、やっと、あぁ、あの一瞬見かけたことがトリガーとなり、自分が恋をしてる時のような感覚(=ドーパミンが出て心地よい状態)に陥っているのだと分かった。

結局神保町のタリーズでリリーさんの作品(エコラム)をAmazonでポチり、そそくさと帰った。
(神保町何しに行ったのか)

多分、街角で若いアイドルを見てもきっとこんな気持ちにはならなかった。
あの醸し出される色気に、完全に飲まれた。

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