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あっという間に500日。

様々な日数をカウントダウン/アップできるアプリに、フィリピンに来た日付を記録していたのですが、それによるとどうやら、今日でちょうど500日が経ってしまったようです。

めったに開かないそのアプリを昨日なんとなく開いてみたら、そこには『499』の文字があって。「あらなんとタイミングが良い!」なんて思って。

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時間換算だとこんな感じ。たった1年半弱の滞在でも、500日とか、12000時間だとか言われると、「あらけっこうな月日!」なんて拍子抜け。

所詮はただの数字ですが、ひとりでちょっとしたメモリアルを感じています。

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あの頃まだ3歳だった、活動先の学校の生徒のその子ども。私にシャイな笑顔を振りまいてくれたキュートな彼は、いつの間にか、一丁前にお母さんの勉強を邪魔するやんちゃ坊主になっていました。

今じゃもう5歳で、他のキッズ(10代で出産した生徒の、その子どもたち)のボス的存在になっています。もちろん、今もとってもかわいい。

この街に来たばかりの頃、あまりの日本人の少なさに驚愕していた私。しかしいつの間にか、街の中心にあるホテルを訪れれば、最低一組は日本人客に出会うようになっていました。

翻って、ふるさと日本。あの夏、サークル活動に精を出していた同期たちが、去年の夏には「サマーインターンが〜」なんて言っていて。「わお、社会人生活の入り口に立っている……」とはっとさせられたのでした。

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5ヶ月前に日本に一時帰国した時の私は、「1年ぶりの日本で浦島太郎気分になるんだろうか?」なんて取るに足らない想像をしていたのですが、完全なる杞憂に終わりました。

東京はやっぱり東京だったし、再会した旧友との関係性も、全くもって元のまま。ちょっとしたトレンドの変化について行けないくらいで、日本人としてのアイデンティティが揺らぐはずも無いのでした。

しかしそれでもなお、先程書いたような小さな変化が、1年や500日という時間の経過を物語っている。

私には何ができたのでしょうか。勝手に生じる変化なんて当たり前にいくらでもある訳で、それに加えて何か小さな変化を生みたいと、この国にやって来たはず。

3ヶ月後、元の日常に戻った時、過ごした500日と少しを誇れていたら良いなあ。




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