劇団四季 アナ雪観劇からのうんこミュージアム
先日、劇団四季「アナと雪の女王」を観てきた。
劇団四季観劇歴は、昔生演奏だった頃のライオンキングを2回、リニューアル前の美女と野獣を1回、リニューアル後の美女と野獣in舞浜を1回。四季会員ではないが、かなり好きな方だ。
そして今回、アナ雪についに参戦。
アナ雪は現在、日本では浜松町でしか観れない新作だ。
全国各地から飛行機、新幹線を駆使してやってくる人もいるほどだ。
そして、今となっては貴重になった生演奏。(ほとんどの劇場は録音)
観たことのない仕掛け、豪華セットにプロジェクションマッピングを駆使した魔法の演出には息を飲んだ。
特に第一幕のラスト。
エルサのソロは歌も素晴らしく圧巻だった。
どのように衣装を替えたのか、瞬きせずに見守っていたが全くわからなかったほどだ。
興奮気味に書いているが、何を隠そう11月のアナ雪を観に行く予定が「出演者コロナ感染により中止」になった過去がある。
劇場横のタリーズコーヒーにてスタンバイ中、直前の知らせに呆然。
今回、4ヶ月越しのリベンジでの観劇だったのだ。
スタッフも完璧。
自分や家族も元気。
親戚に不幸がない。
色々な条件が揃っていないと観ることができない事を知っていた為、本当に有り難い思いで観劇してきた。
感動しっぱなしで劇場から出てきた後、娘が「うんこミュージアムに行きたい」と言う。
SNSで以前から話題の場所だ。
流行に疎い私でも知っている。
ずっと行きたがっていたのも知ってはいた。
しかし、今日?これから?
この感動ぶち壊す気?
確かに劇団四季に付き合わせたのは私だけど。
と思いながらもせっかく近くまで来たので渋々新橋からゆりかもめに乗って台場へ。
そして「MAXうんこカワイイ」世界を見てきた。
ウンスタジェニック広場で写真を撮り、ウンタラクティブエリアで全力で遊ぶ子どもたちのカメラマンとしての付き添いで、お給料がもらえないばかりか大人一人1800円…映画1回分の出費だ。
劇団四季には約12000円ポンと出すが、こちらの1800円はどうしても出し渋ってしまう。
入場者全員にもらえる「マイうんこ」をもらって棒に刺し、嬉しそうに走り回る子どもたちの姿はまるでドクタースランプアラレちゃんのようだった。
帰り道、子どもたちに「今日何が一番楽しかった?」と聞いたら即答で「うんこミュージアム」と言われた。
学校の宿題の日記には「うんこって書くの嫌だから」と劇団四季の話を書いたらしい。
まぁ、子どもたちがそんなに楽しかったならいいか…。と思いつつ、劇団四季の後は余韻に浸りながら都内ならではの素敵なお店でお茶をして、ディナーをして美しく終わりたかった。
そういえば劇場内で、学校行事で強制的に来させられていた沢山の学生さんの中の一人の女の子が「寝ちゃったよぉ。寝て起きたらさぁ、エルサの服変わってたんだけど」と話しているのを聞いた。
興味がない人にとってはそんなもんだよね。
企画している方は「一度観たら人生が変わるに違いない!」と思っているんだけど、子どもにそんな思いはなかなか届かない。
多分、うちの子どもたちにも届いていない。
だって一番楽しかったのが「うんこミュージアム」な一日だったんだから。
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