アサリは正直 本物の塩じゃないと口を開けない
アサリを買って来た。
さあ、砂出しをしなくっちゃ。
塩は自然塩。しかも平釜製法が良いというので、塩は、それなりに気をつけて選んでいた。
しかし、母も私も高血圧で薬を飲んでいるので、ついつい「30%塩分カット」という言葉に惹かれて買ってしまう。
最初は塩分50%カットのやさ塩というものを買った。後で成分表示を見たら、化学調味料が入っていて、愕然とした。
今回は、自然塩で30%塩分を抑えているという謳い文句に、ついつい買ってしまった。
さあ、アサリの砂出しをしようと、この塩分30%カットの塩を水に溶いて海水くらいの塩水を作り、アサリを入れた。
あれ?全く反応なし。何故?全部、死んでいる?
一瞬、嫌な感じがした。塩水を舐めてみた。あれ?何だか苦味がある。やっぱり30%塩分カットの塩は、人工的なものだからなのか?
慌てて、別のボールに「石垣島の塩」を溶かしてアサリを投入。しばらくしたら、アサリが口を開きはじめた。
翌朝見たら、アサリ達は元気に生きていた。
あ〜、やっぱり塩は自然塩でないと駄目なのだ。なんと、アサリがそれを教えてくれた。
確かに塩分の摂り過ぎは血圧に良くないけれど、やはり塩は、出来るだけ自然なものが体には良いということを、アサリに教えてもらうとは、本当に意外だった。
体に良くないのは、精製した塩だと聞いたことがある。自然の塩には、たくさんのミネラルが含まれているので、直ちに血圧を上げることにはならないという。
今回は、アサリに、それを教えてもらった。
動物は、本能で体に良いものを見分けているようだ。
私達、人間も、もっと感性を研ぎ澄まして、体に良くないものを自分で見分ける力をつけていかなければならないなと、つくづく思った出来事だった。
英訳もしてみました。良かった見てくださいね。
https://note.com/mayushige/n/nfa00237123cb
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