水族館にて思うこと
先日新江ノ島水族館へ行った。人間社会に馴染めないストレスを可愛らしいクラゲでも見て癒されようという悲しい理由で。
チケットが2,800円で、年間パスポートが5,600円らしく、2回分の料金で行き放題ならいっそのことパスポートを作ろうかと心が揺れたが、私の事だから行ってもせいぜい年2回、下手すりゃ1回しか行かない可能性があり今回は見送った。30歳も過ぎると流石に自分のことがよくわかってくるもんである。
因み私が好きな水族館の生き物は、最初に触れたクラゲやヒトデ、チンアナゴなどである。ちょっと不思議な感じで可愛らしい生き物が好きらしい。
恐らく十数年振りにイルカショーもみた。愛らしさ、賢さ、コミュニケーション能力、身体能力、みんな私にはないものをイルカたちは持っている。私は彼らのような人気者になることは一度もないまま生涯を終えるのだろう。それでももし生まれ変わるならイルカよりもクラゲの方がいいと思った。クラゲには脳も感情もないらしい。生きる喜びもなければ苦しみもない。ただ、存在している。他人と比べて苦しむくらいならそれでいいと思った。
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