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いつもの人も はじめましての人も お久しぶりの人も Come on!! Come on!!

お久しぶりです。
気づけば3年半ぶりの投稿ですって。

この3年半、色々ありましたね。
何があったかって、まず久保ちゃんのBlogがまた消滅しましたからね。


はい、そんな訳で『久保ユリカさん 4thシングル「可愛くって意地悪しちゃう」発売記念イベント Come on!! Come on!!』(長い)にフラスタを出したので、久しぶりに記事にしてみます。


1. フラスタ出しました

今回出したフラスタがこちらです。

フラスタ

光ってますね。ふともも、光ってますね。

という訳で、今回は「いつもの人も はじめましての人も お久しぶりの人も Come on!! Come on!!」という表題のもと、「ふともも研究所 研究員一同」からお花を贈らせていただきました。

今回ツイプラで募集しましたが、最終的に41人となりました。

今まで出してきた時は、わりとクローズドでの募集に近い形でしたからね。ツイプラとか人生で初めて立てたかもしれません。
参加いただきました研究員の皆さん、ありがとうございます。
そして、会場で見てくださった皆さん、受け入れてくださった会場・スタッフの皆さん、そして具現化してくれたお花屋さん、ありがとうございます。

そんな今回のフラスタの背景的な部分を書いてみようと思います。


2. 「ふともも研究所 研究員一同」から贈る花

今回、「ふともも研究所 研究員一同から」という名目で、
 ・東京のほうは MayuPlus が
 ・奈良のほうは だいこんさん が
それぞれ主催するという形での姉妹企画として立ち上げました。
僕が主催した東京の方の内容は後述しますが、まずは更にその前の背景的な部分を書いてみます。みんな大好き前日譚です。


■フラスタ出せるってよ

いつだったか、フラスタ受け入れ可能という発表がありました。
ありました。が、最初は正直なところそこまで乗り気ではなかったんですよ、出すことに。ピンとこなかったというか。

でまぁ時が経つにつれ、感じるわけです。
「これ、出す人いなくね??」

いや、ゼロになるとは思わないものの、そんな事をチラッと思った訳です。
「東京はまぁなんとか出来るとして、奈良の方を誰かに何かして欲しいなぁ〜」とか。反面、「いつもと同じ人が出すのも面白くないなぁ」とか。
ワガママですね。


■奈良・東京の姉妹企画の立ち上げ

誰か奈良やってくれないかなーとか、東京どうしようなーとか。
「どんな事が出来るかな」と頭を巡らせていく中でふと思い浮かびました。

久保ちゃんがたまに口にしている
「オジサンいじり」とか「新規の人が居る/居ない」とか
そんな話題に対して、我々が出来ることってなんだろう??

「これまでとは違う人が主催する」「新しい参加者を募る」
という事も方法では??


そして、
 ・奈良公演:「可愛くって意地悪しちゃっていいですか?」
 ・東京公演:「Come on!! Come on!!」
という、曲名を引っ張る今回のイベント名


この辺りを諸々踏まえた時‥‥
 ・これまでと違う人が主催する
 ・タイアップアニメ「勇者が死んだ!」
 ・開催地:奈良
あたりが要素になるのでは‥?

あぁ、ピッタリなのが1人おるな。

そしてそれを無茶振りするオジサン等。
【可愛くって意地悪しちゃっていいですか?(≒ 無茶振りしちゃっていいですか?)】の完成だな。

‥まぁ、最後の2行はさておき。
そんな考えから企画を打診するに至った訳です。


対して東京側。

これまではわりとクローズドな範囲で、
顔見知りな人たちを中心に募って出してきた我々が

もう1つのテーマ「新しい参加者を募る」に即し、
『いつもの人も 初めましての人も Come on!! Come on!!』 のようなテーマでオープンな形で募っていけば良いのではないか??

となった訳でございます。


あとはこれをどう言う枠組みにするか。
「ふともも研究所」という括りも、
奈良の方ならまだしも、東京の方のイベント名称だとちょっとズレるな、、
東京の方の括り、どうしよう‥‥とか考えてました。
そんな折に言われた言葉。

「奈良と東京でニコイチにすれば良いんじゃね??」

なるほど、そうか。これで大手を振って無茶振りできる。
サンキュー、関西 改め 北陸のジョンレノン!

という訳で、「ふともも研究所 研究員一同から」という名のもとに、奈良・東京の姉妹企画の立ち上げと相成りました。


3. 可愛くって意地悪しちゃっていいですか?

早速、DMで無茶振りしてみたところ快諾いただきました。
快諾いただいたから良かったものの、これ、おっさんが若い女子に対してDMしてますからね。一歩間違ったら事案ですね、これ。

そんなこんなで、こちらも始動しました。

焚き付けるだけ焚き付けてあとは放置鼓舞してました。

そしたら、イメージ固めて、花屋さんみつけて、発注して、募集して。
完全に自走してましたね。優秀です。新入社員に欲しいですね。

‥気付いたらフラスタに大根刺さってましたけどね。

突き刺さる大根フラスタ
大根ニーハイ

‥いや、最初にぼんやりと聞いてはいました。
途中、「花屋さんに相談しにいったら『生のだいこんは厳しい』って言われました」とか報告された時は、「いきなり自虐し始めたぞ!?」とか思いましたけどね、大根(物理)のことでした。

結果、発泡スチロール削って自作したんですって。バカなんですかね。

何でこう、僕の周りのフラスタ作る人たちは何かと自作しようとするのか。
初めてなんで不安ですなんて言っておきながら、自作している様子は一切伝えてこずに事後報告なあたり、大変いい根性してると思います。

協力してくれた方も居たようですし、現地で見て興味を持ってくれた人も居たようで、今後も安泰ですね。


4. いつもの人も はじめましての人も お久しぶりの人も Come on!! Come on!!

■テーマとか

さて。時系列は前後し、こちらのフラスタです。3年半ぶりの本題です。

前述の通り、共通テーマは作った。作ったものの‥これはあくまでも「フラスタを出す理由」であって、フラスタ自体のテーマが無いわけで‥‥
いや今回、本当に難しい。

そんな訳で、今回もトメキンとキャッチボールです。
いつもの人はお察しの通りかと思いますが、今回もトメキンと一緒に考えてます。というか、アイデアのブレーンは彼です。
イベントの感想記事も書いているので、こちらも是非。

「2時間くらいくれ」っつって始まった平日夜のオンライン会議。

前述の大テーマと現状のモヤモヤを伝えたところ一言。
「軸がないからな」
ほんと、こちらのモヤモヤを的確に言語化してくださる。

この後、あーでもないこーでもないと2時間程会議をしました。
先に書きますと、綺麗な文章にできないんですよ。
実際、話しながら「いや、これ文章に出来ねぇよ!」とか言ったりもしてましたけどね。いざ書いてみようとしてもやっぱできない。
理由やロジックが積み重なってこうなったってのがないのです。


今回のイベント。
表題曲の方であればまだしも、カップリング曲の方をイベントタイトルにしている訳で、そもそもの情報も少ない。

そこからは、とりあえず要素の抜き出しはしました。
「縦長動画意識してるよねー」とか「今回、バンド編成だよね」とかTikTokの振り付け見たりとか。あと「そもそも今回、リリイベなんだよな。長ぇリリイベ」とかそんな会話が飛び交います。
が、本当に寄り添うテーマがない。

ヘリを飛ばした前回のVivid Vivid Liveの時も結構な産みの苦しみはあった。
あったけど、コンセプトがはっきりしている分、やりやすい。
他にも、今までのフラスタはわりとコンテクストを意識して作ってきたし、だからそこに文脈もシズル感もうまれた。

by トウメイキンギョ

みたいな、職人みたいな話しながら、あーでもねぇこーでもねぇと。

ちなみに過去のフラスタについては久保百景にもチラっと載ってるのでご興味ご関心のある方は是非。


「アプローチの仕方を変えよう」
「我々もアップデートが必要だし、運営側もアップデートが必要だ!」
とか、なんかそんな会話をした記憶はあります。

そんな中、「エコでESGでSDGsな時代だ!」とか言って出てきたのがネオン調のイメージです。
産まれました。通称、Z世代フラスタです。

「いや、流石にネオン管の加工のノウハウは持ってねぇよ‥!?」
「LEDテープみたいなの加工して、できねぇかな?」
「え、俺今度は電子工作するの?‥‥え!?」
とか、そんな会話してたと思います。多分楽しくなってきてます。

この辺りはもう如何にして具体化する方法に頭がシフトしてますね。
こうなってくるとゴール間近です。

既製品でなんかねぇかな?
いや、そんな都合の良いものが‥あったわ‥‥

USBで使える脚の形のネオン調のLEDライトあったわ

更に探してみたら‥
あったわ‥ドンピシャなのあったわ‥‥

…Amazonって何でもあるんですね。しかもお値段も現実的。

そんな訳で、最終的に仕上がったイメージがこちらです。

フラスタイメージ

本当に2時間で議論が終わりました。

議論の中で、イラストに関してお互いに一切想定してなかったあたり、暗黙の了解的に、今回はもう不要だなと行き着いていたのでしょう。
前回作ったフラスタではイラストがピクトになりましたが、ついにイラストからの脱却です。


■夏休みの宿題

あとはもう作るだけです。
まずはLEDパネルの妥当性の実験です。夏休みの自由研究です。

研究テーマ:
10,000mAh モバイルバッテリー電源下でのLEDパネル利用における、バッテリー耐久時間とパネル光量のバランスを踏まえた最適な輝度設定値の算出

そもそも光量がどんなもんか?真っ暗な中じゃないと全然光らない感じだったら体をなさないですからね。
そして、モバイルバッテリーで稼働するのか?USB給電とは言え、モバブで安定稼働しないのであれば、、ね。

こればかりは実機を見てみないとなんとも言えないですからね、、見切り発車で商品を購入し、早速実験です。

光りました。想定以上に光りました。モバブでめっちゃ光りました。


次に始まるのは耐久テストです。
手持ちの10,000mAhのバッテリーで果たして何時間稼働させられるのか。

フラスタの搬入から終演後までを考えると 6時間は保たせたい‥!
そして、日々帰宅後に始まる耐久テスト。LEDパネルに6段階の光量調整機能があったので、光具合と耐久時間のバランスの確認を繰り返す日々。

結果、最大光量にすると2時間程/最低光量にすると24時間以上という振れ幅となる結果に。最大光量から2段階抑えると、明るさと耐久時間のバランスが良さそうだ!というところに行き着きました。


と、実験を繰り返している中で、ふと気付く訳です。
LEDパネルを入手して安心してたけど、これを設置する円形のメインパネルも作らないとじゃん!」

「今回実験だけだしやること特にないなー、物足りないなー、やだなー怖いなー」とか思ってたんですけどね。そんなことりませんでした。
自由研究だけかと思ってたら、工作の宿題もありました。怖いですね。

という訳で、お花屋さんと相談しサイズ感を調整。
結果として、B2サイズベースが妥当だろうという結論に。

さて、このパネル。
データ作って、印刷業者に頼んで、追加料金払ってカットまでしてもらえれば一番楽なんです。
楽なんですけどね、それなりにお金もかかります。特に、B1サイズとかになるとそれなりにそれなりになる訳です。

ただ、今回のパネルは、イラストが描かれているカラフルなものならともかく、(文字部分はあれど)言うて仕舞えば黒一色のボードな訳です。

「自分でやった方が早ぇな‥‥」

以前に、カッター1本でA1パネルのカットとかやってますからね。パネルを自前でカットすることに、もはや驚きも抵抗もありません。
それと同時に「カッターで綺麗に丸く切り出すのは地味に難易度が高いな‥」とも気付く訳です。
ほんと、いつどこでなんの経験が役立つかわかりませんね。。

「周りを花を飾るから綺麗な円じゃなくても、12角形くらいで良いやん。」
そんな訳で、次の宿題です。


問:直径50センチの円が内接する12角形の1辺の長さを求めよ

今度は数学です。数学の宿題も眠ってました。

「三角関数なんて将来何の役に立つんだよ!」

よくある質問ですね。学生時代に考えた人も多いのではないでしょうか?
長年の疑問の答えが出ました。答えは簡単でした。

推しのフラスタを作る時に役立ちます。

という訳で、ハンズやらホームセンターやらを巡ってB2サイズの黒いスチレンボードを準備し、12角形を切り出し。

こちらが最終的な設計図です。

メインパネル全体設計図
12角形切り出し用設計図

当初のイメージ図と比べるとだいぶしっかりしましたね。
カッターで直径50センチの円を内包する12角形のパネルを切り出す必要に迫られた時にでもお役立てください。

ちなみに…誰もそんなこと気にしてはいないでしょうが、吹き出し内の文字も自前です。公式ロゴで使っているフォントを特定し、利用してます。それをネオン調の吹き出しにして配置しました。

そんこんなで出来た宿題がこちら。

夏休みの宿題


■連名ボード

連名ボードも今回もトメキン謹製です。全体にあわせてネオン調で仕上がってます。どうやったらパワポでサクッとこれ作れるんですかね‥
「ちゃんとオリエンしたから」とか言ってたけど、そういう話じゃないんだよな‥‥
僕が実験とかしている裏で、Z世代マーケティングの勉強とかしてたそうです。僕はネオ居酒屋についてだけ覚えました。

トメキン謹製 連名ボード


■今回も花屋のテンション最高潮

パネル類一式を配送し、あとはお花屋さんに託すのみ。
途中でテンション高めな連絡が飛んできたので、一安心です。
唯一、台風直撃だけが心配でしたが、開催に影響せず良かったですね。

搬入日当日は所沢からのイベ回しだったそうですが、時間通りにキッチリカッチリやり遂げてサラッと去っていくの、さすがです。

そんな訳でもう一度。こちらが全体像です。

フラスタ全体像

前述の雑なイメージと説明から、なんて素敵に具現化してくださることか。

そして、脚の部分の水色とピンクの光。
連名パネルのネオンカラーが布に反射しているかのようにも見えますね。
実はこれ、こちらからの伝達事項にはない、お花屋さんの心意気です。

今回、お花屋さんには大まかなイメージと簡単な説明を伝えた程度で、上に書いたような細かい背景までは伝えていません。
にも関わらず、こちらが特に何も伝えずとも、解釈し咀嚼し昇華してくる。イベントグッズとかイメージカラーとか、毎回キッチリ確認して落とし込んでくれるお花屋さん、素敵です。


今回の全体案。イベントグッズの発表前にまとめたんですけどね。
結果としてドンピシャじゃないですかね。

アクスタとフラスタと私


5. さいごに‥

さて、ここ数年での変化といえば、やはりコロナ禍でしょう。

数々のイベントが中止になりました。

段々とイベント開催が復活してきてはいますが、フラスタの受け入れについても未だ影響を受けている事項の1つだと思います。

理由として分かる部分や違和感を感じる部分も多々ありますが、
 ・フラスタ文化が醸造していた中での空白期間
 ・フラスタに力を入れるお花屋さんが出てくる中での空白期間
 ・フラスタを受け入れる会場側/開催側の空白期間
 etc…

この空白期間は、贈る側/作る側/受け入れる側 それぞれにおいて大なり小なり影響を出していると思います。

そんな中、
 ・以前と変わらずに賛同してくださる方々
 ・今回初めて参加してくださった方々
 ・数年ぶりにイベントに顔出してくれて参加してくれた方々
 ・そして、フラスタ企画主催に挑戦してみた方々

このタイミングで実現できたこと、集まれたこと、挑戦できたこと。
ありきたりな言葉ですが、良かったなと思います。


いつもの人も はじめましての人も お久しぶりの人もCome on!! Come on!!

最後にオーイシは除きましたが、今回の募集タイトル。
そんなメンバーがたくさん集まってくれましたし、何よりイベントの内容自体も正にそんな感じだったなぁと思います。
結果的にすごくすごくマッチしたんじゃないかなと思います。
実験の成果か、バッテリーも最後まで保ってくれましたしね。

いやほんと、毎回思う事ですが、よくもまぁこんな中身の分からない謎企画の募集に参加してくれると思います。

そして今回。普段とは違い、ツイプラでのオープン募集という部分で、正直、集まるか不安なところもありました。
時期を同じくして、他の方の企画募集も走り出してましたしね。

「なんだお前ら、ちゃんと動いてるじゃねぇか!」って思う反面、他の人の企画が動いているが故に、人集まらないのでは??というね。
(なんか、僕の募集、参加のための心理的ハードル高い感じあるっぽいですね。。怖くないんですけどね、、)


次がいつかは分かりませんが、、
また何か企画する際には是非賛同いただけますと幸甚です。
そして、気が向いたら是非チャレンジも。

素敵なお花が並びました

2023/8/5:可愛くって意地悪しちゃっていいですか? @なら100年会館
2023/8/13:Come on!! Come on!! @山野ホール

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