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ポンチくんに纏わるエッセイ

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#17 君と出逢えた人生で本当に良かった

命日を迎えて愛犬が旅立ってからあっという間に1年が過ぎた。 心にポッカリ穴があいたという表現がドンピシャ。 時間が経つにつれて、喪失感は大きくなった。 月命日には、お花を選び、写真を撮ることをルーティンとし、 ぽんちゃんに思いを馳せた。 命日は、一緒に行った思い出のキャンプ場で過ごした。 透明にはなったけれど、時折気配を感じたり、夢に出てきてくれたり。 ぽんちゃんはお空でもきっと元気にやっているだろう。 以下の文章は一年前に書いていたが投稿できてなかったもの。 頭でわかってい

#10 SHIHARAの結婚指輪

結婚したのは、2014年11月22日。 いい夫婦の日であり、夫の誕生日でもある。 アクセサリーはあまりつけないタイプだったので、 婚約指輪を割愛して、結婚指輪を買った。 シンプルなものがよく、SHIHARAの指輪を選んだ。 あれから9年が経とうとしている。 ぽんちゃんが居なくなって、1週間くらい経った頃、 ふとインスタグラムのストーリーでつぶやいた。 そんな感じで、 ぼんやりタトゥーを考えていたところ、 いったん結婚指輪に刻印したらどうかなと閃いた。 結婚指輪を作った

#7 不思議な体験そして心が救われた日

実家に夫と数年ぶりに帰省した。 暑い夏の日 2023。 今回初対面の姪っこのかりんちゃんが、 BBQ中、 夫の肩を指差し、 「わんわん」と言った。 「え?」 近くには実家猫しかいない。 もう一度問う。 「あれは?」 「にゃーにゃー」 「ここは?」(夫の肩を指差して) 「わんわん」 と答える。 ...見えるの?! 絶賛ことばを覚え中なもうすぐ2歳の姪っこから、 私たちにとってとてもうれしい事を伝えてもらった。 四十九日を過ぎると、 魂はあちらにゆくみたい

#6 四十九日

が、近づいてきている。 何も信仰してないけど、ひとつの区切りとして意識してみたりする。 初七日は意識してなかったのだけど、 なくなってからの1週間は散歩ですれ違う犬たちに 毎日吠えられたり、二度見、三度見されたり。 ああ、今近くにいるんだな.. ひしひしと感じていたのである。 最近は吠えられることは全くないので、 きっとどこかで遊んでるのだろう。 四十九日はぽんちゃんが大好きなごはんに、 お菓子をトッピングして、 好きだった甘酒も供えてあげよう。 私たちは美味しいワイ

#5 コロナ禍

家族だけで過ごす時間が多かったが、 マイナスのことばかりではなく、 プラスのことの方が多かったように思う、 私たちの場合のコロナ禍。 この3年?ぽんちゃんがただいるだけで幸せだった。 コロナで海外の患者さんのキャンセルにより、 ぽんちゃんの心臓の手術時期が早まり手術が出来たこと、 そして成功したこと、3人で海沿いで暮らす夢が叶ったこと、 夫は会社が倒産、独立、法人化となかなかに詰んでたけど、 結果良かったこと。 リモートが主流となり、3食共にご飯を食べ、 朝夕共に散歩に行

#3 20歳シーズー

おばちゃん軍団(#1)とは別に、 近所に住むシーズー大先輩のおばちゃんがいる。 おばちゃんの紹介はこれでラストです。 ポンチに向かってあなたはまだまだ大丈夫よと 温かい眼差しを向けてくれてたおばちゃん。 同じシーズーとゆう共通点もあり、 私たちが引っ越してきた当初からこのおばちゃんと会っては よく立ち話をしていた。 なんとそのおばちゃんのシーズーが現在20歳とゆう驚き。 今年の6/27で21歳だそうな。 今まで会った事ない、そんな長寿ワンコには。 目が見えなかったりもする

#2 ポンチとゆう名前の由来

芸人のフルーツポンチからつけたみたいです。 同じ名前の子に会ったことはないから珍しいかと思う。 夫が名付けました。 私は、ぽんちゃんとは3歳からの付き合いです。 それまで夫は別のパートナーとポンチと暮らしていました。 ポンチが1歳の時に、同じ会社のホルモン部 (ホルモンを毎月食べるだけの部活)のBBQの集いで ポンチに一度会ってます。 その時まだ小さなポンチに追いかけまわされ、 写真をたくさん撮ったのだけど、携帯の写真の断捨離をしてた時に、 何故この2人の写真をたくさん

#1 おばちゃん軍団

ぽんちゃんがなくなった事をまだ報告できていない人たちがいる。 近所のおばちゃん軍団だ。 名前は知らず、でも家は知っている。 おばちゃん達は『ポンチくん』と、いつも名前を呼んでくれてた。 結構可愛がってくれてて、ポンチが現れるとアイドルみたいに いつも一人ずつから撫でられた。 私たちにとって微笑ましい時間だった。 SNSは繋がっていない。 なんとなくピンポンを押してまで伝えることはないという感じ。 おばちゃん一人一人に伝えるとゆうよりは、 おばちゃんが集まっている時に言いた