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インビザライン(マウスピース矯正)とナレーション

透明なマウスピースで行う歯の矯正

見た目はまず気になりませんし、ワイヤーを使用する矯正より徐々に歯を動かすので歯にかかる負担も少なく、そしていつでも取り外しできる(※)などメリットの多いインビザライン

日常会話はもちろん可能ですが… ナレーターとしてはちょっと困ることがあります

※1日20~22時間以上装着しないと矯正の効果が不十分になります


滑舌が悪くなる?

多くの歯科医院のQ&Aでは「はじめは違和感があって話しにくいですがそのうち慣れてきて問題なく発音できるようになります」「声のお仕事をするアナウンサーさんや俳優さんも使っています」と紹介されていますが… 私の場合は違いました(※個人差はあると思います)

もちろん、インビザラインを始める前に歯科医院でその辺りのこともよく話を聞いています

「うちに通っている人で声の仕事をしている人がいないので何とも言えませんが… 確かにはじめは違和感を覚えるもののの、滑舌が悪くなったというお話は聞きません」

ま、いつでも外せるなら、例え滑舌が悪くなっても困った時はマウスピースを外せばいいか!こんな感じで矯正を始めました

ちなみに、私の歯列はさほど乱れてはいなく、1年ほどで矯正が終わるだろうと言われています


私の経過

●初日
装着した瞬間 "うわっ分厚い!"
たったの0.5㎜なのにこんなに違和感があるなんて!側面は全くと言っていいほど気になりませんが、マウスピースの前歯の裏側部分が舌に当たる感じが煩わしく感じますし、実際舌が痛くなるのでヤスリでこすって滑らかにしました
また、常に何かをくわえているような口の感覚があり、自分にしか分からない程度なんでしょうけれど、横顔が少しゴリラ寄りになりました(笑) まあ、このご時世 四六時中マスクをしているのでOKでしょう
滑舌は、この時点ではナレーター的にはボロボロ
何か口にいれていてしゃべりづらい人?酔ってて呂律が回ってない人?みたいな感じです

●数日後~1週間ほど
日常会話の際は「歯の矯正を始めたばかりでちょっと呂律が回らない感じがありますが、酔っている訳ではありません(笑)」なんて冗談を言いながらやり過ごしました(何か食べながら喋っているのかと言う疑問を抱かれても嫌なので…)
ほとんどの人は「へぇそうなんですか?あまり分からないですけどね」と言っていました(中には気を遣ってそう言ってくれている人もいるかも)
そうこうしているうちに、少しずつ違和感が軽くなり喋りやすくなってきます

●3週間ほど経過
2つ目のマウスピースを装着中
だいぶ違和感は軽くなりましたが、収録の時は外すようにしています
なぜなら、サ・シ・ス・セ・ソ(濁音も)とチ・ツ(濁音も)で空気が漏れ漏れで、あり得ない雑音が生じるからです
もちろん、日常会話なら全く問題ないでしょう

…以降はずっとこの感じが続いています

※後日談(新たな滑舌問題)は次の記事で!!


結論

個人差があるとは思いますが、
マウスピース装着により
特定の発音は空気漏れ等により悪化します

完璧な発音を求められる場合は外す覚悟で!

収録の直前直後で付け外しができる環境なら
(近くに水道と鏡があるなど)
個人的にはメリットが大きく、おすすめ

※歯の裏側にワイヤーを装着するタイプの矯正をしているプロの方がいましたが、滑舌が悪くなったと言って、表側のワイヤーに変えてもらっていました
ご参考までに…

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