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英語嫌いでもいい。どうすれば英語で仕事ができるようになるか。

夫は英語がよく理解できません。 多分嫌いです。。
できれば英語になんか絡むことなく仕事がしたいと思っていることでしょう。

でも、それは無理。なぜならITエンジニアなので。
情報をキャッチアップするには、英語が必須です。

夫はどの程度英語が理解できないか/嫌か

毎回英語を教える度に、「文法?文型っていっても例外ばかりでしょ」と言われる。よく出てくる「英語の基本」にすら「英語の基本って何?」と噛み付く。
延々と不毛な討論をした末に「英語って本当に意味わからん(駄目だなの意)」で終わります。

中学生だって勉強しているし、きっとやれば分かるはずだよ?と思うのですが、脳が受け入れ拒否を起こしているようです。
実際に英語本をたくさん買っているのに、読むだけは読んで「そうですか」で終了。勿体無い…。SV、SVOという呪文は知っているけど、その内容は恐らく把握していないと思われます。

発音も文法も何もかもが異次元世界の現象で、理解が遠く及ばない…といった感じなので、彼を満足させられる教材はこれまで基本的にありませんでした。(因みに教材は全く悪くない)
初心者のオンライン英会話してみるかと聞いてもナニフザケタコトヲ…という反応。まず200%くらいオンライン英会話はしないでしょう。

でも、これだけ英語をこき下ろしていても、「英語ができたらな〜」と英語への恋慕は募るばかりという。もはや完全ツンデレです。

英語拒否の原因はなにか

物事にはやはり何か原因があるはずです。ここまでの拒否反応には何か心理的なトラウマがあるに違いないと踏んでいる私ですが、残念ながら心理学的アプローチは畑違いでできません。そのため他の要因、特に英語環境やそれ自体の側面から考えていきます。

▪️教材の前提条件のレベルが高い

巷に溢れかえる「初心者用」とうたっている英語教材でも、大人用教材であれば「このくらい理解できるでしょう」という前提があります。その前提にすらたどり着けない人は置いてけぼりを食らいます。
少なくともうちの夫は食らっているようです。
(ちゃんと読んでる?と思ったりもしますが・・・)

▪️単語がつながって聞き取れない

一つ一つの単語がクリアに発音されず、大抵単語が繋がって発音されるので聞き取れない、といつもブーブー文句を言ってます。
高速で and I (エンダイ)と言われても[エンダイは意味不明]と解釈される脳の仕組みです。
聞き取りはもう練習を重ねるしか方法はない。パターンはあると思うので、それを覚えこむしかないと思います。

▪️英語は例外が多く、文法には裏切られる(と思っている)

文法の基本形を覚えようと言われると「例外ばかりのくせに!」と鬼の首を取りに行こうとします。(待て早まるな、お前の敵はそっちじゃない!)
基本あっての例外という概念がありません。恐らく技術書などの小難しい英文ばかりを相手にしていたらこうなったのだと思います。

▪️完璧主義である

その名の通り、全てを理解しようとする。できないのにしようとするから、嫌になる→止める というパターンです。特に英語などで完璧主義者がドツボに嵌るのは、長文における読解ではないでしょうか。
夫はプログラミングをしていると、必ずと言っていいほど海外のサイトや文献を読む必要があるそうです。読んでいると、細かい単語の意味がわからなくて引っかかることが多く、「あー全然わからない、もういいや(怒)」となるそうです。
それに文の構造も本当に基本文型にならっていない(だろう)とお咎めを受けます。
10のうち1がわからなくて、そのまま1について考え込んでしまうタイプです。(そして完遂できない)

※わからないなら「今ちょっとこれわからない」で置いておくくらいの適当さが、語学勉強中にはあってもいいのかなと思っています。私が適当人間なだけなのかもしれませんが。

▪️実用的な教材がないのは致命的

エンジニアとして仕事で使える英語を知りたいのに、I live in Tokyo. やWhere did you go yesterday?などの日常会話をしても意味がありません。逆にビジネス(契約や営業)の英語も現場エンジニアにはあまり役に立ちません。回り回れば役に立ってくると思いますが、少し遠回り過ぎます。

エンジニアの仕事で使う英語を扱いつつ、基礎から固めていく、みたいなピンポイントを抑えた実用書が欲しい。しかしエンジニアというだけでも少数派。しかも超絶英語嫌い人間用の実用英語教材という超特化型。なかなか難しい。

彼に言わせると、英語バリバリで海外でエンジニアをしている人の英語本は、彼にはあまり役に立たないそうです。それは普通の英語ができる前提でのエンジニア英語だから。ここまでくると逆に私がキレそうです。

しかし100歩譲りますと、それもまた的を射ていて、「こういう時はこう言ってみよう」と英語超初心者に向かって美しい長々とした現場エンジニア用の英語を並べられても、頭に入らないというのは理解できないこともありません。
自分がエンジニア実用ロシア語を学んでいると想像してみましょう。

そう、彼にとっての英語は私にとってのロシア語だと思えば、見える世界が変わってきます。

解決策はあるのかな

・文法が理解できていない
・聞き取れない
・伝えたいことはある
・聞きたいこともある

この状態の人が英語で仕事をするために、私はどんなアドバイスできるか考えてみたところ、ひらめいたのはこれでした。

カタコト英語を極めてもらう。

エンジニアなので、「これがルールだ」と言えばきっと従ってくれる(はず)。
英語でも超簡単なルールやパターンなら、なんとか覚えてくれる(はず)。
そんなルールによるカタコト英語集があれば、とりあえず喋ってみようという気になれるのではないか。

なってくれると嬉しいんだけど。

ということで、私は夫に英語ペラペーラの高級エンジニアになってもらうという夢は諦めて、「カタコトでいい、これを使って仕事してくれ!」とお願いしようと思っています。

難しいことは抜き、
ぎりぎりまで要素をそぎ落とし、
かつ社会人としてぎりぎりの体裁を保つ。

こんなテクニックを満載(?)したエンジニアのためのカタコト英語を考えていこうと思います。

できるかな!?

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