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「苦手」をやめてみたら、気づいたこと

苦手なことってやりたくない。
どうせうまくいかないし、
得意な人よりもずっと時間がかかるから。

...と思っていたけど、
苦手なことをやってみたことで、
思わないところに発見があった。

久々に実家に戻って、1週間が過ぎた。

一人暮らしの家には
もっていかなかった
「いらない」判定していたものを、
重い腰をあげて広げてみたところ、

まるで宝石箱を開けたかのように、
大切にしていたはずのものを次々と発掘した。

そのうちのひとつが、このアクセサリーの数々。

どれもハンドメイド品だからこそ、壊れやすい。

だからとても丁寧に扱わなきゃいけないんだけど、
実際は少し雑に扱っていた。

アクセサリーだから
誰でも着飾りたいときに身につける。
でも時には似つかわしくないとき、
たとえば健康診断などに身につけて行ってしまい、
外さないといけない時がある。


繊細なものを外したときに、
アクセサリーを守る小物入れがあればいいけど、
うっかり洋服やカバンのポケットに入れて、
通勤ラッシュで押されたり、
そのまま洗濯してしまったりして、
力が加わってしまった日には、
簡単に壊れてしまう。

その壊れたものを、
気づいたときにすぐ治せばよかったのである。

それを放置したのは、紛れもなく「苦手」だからだ。

思えば、
1手先が器用で
2治すための道具も揃っていて、
3すぐに時間も気持ちの余裕もある
ならすぐにそうしていただろう。

まさに真反対の私は、
「とりあえず、放置」
を選んでしまった。

そして見事に未知なる自分の可能性と共に
アクセサリーを実家にしまった私は、
そのまま眠らせ、時は流れ、
今に至ったわけだ。

まるで無理難題のように感じた
タイムカプセルを
ぱかっとうっかり、
掘り当ててしまった私は、
しばらく「やりたくない自分」と葛藤した。

しかし、
当時先送りした理由を回想するうちに、
手先は不器用でも、
うっかりうまくできることがあるし、
探してみたら作業道具が揃っているし、
時間も気持ちの余裕もあることに気づく。

そして、ついに
全ての「言い訳ができない」要素が揃ったから、
重い腰をあげて、
修理をすることにさっそくとりかかったのだ。

すると、
奇跡的にものの数十分で
アクセサリーは元通りに復元できたのだ。
(家庭科の授業で糸通しに
一時間かけていた女は、
ベンチや瞬間接着剤に
もっと時間がかかるときめこんでいたのだ)

その時にようやく思ったのだ。
なんでも、苦手だと決めつけて
一括りにしてしまうと
「できない」ための理由探しを見つけてしまう。

だけど時間があって、
気持ちに余裕を持ちやすい
自粛期間の今だからこそ、
あえてやってみるのもいいかもしれない。

考えるよりも行動してみよう。
もしかしたら苦手も得意なことに
変わる日がくる、かもしれない。

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