地方のマイクロメディアで情報発信するということ
こんばんは!静岡県沼津市在住の宮川です。
フリーランスで、沼津のコミュニティFM:エフエムぬまづ(コーストFM)と、インターネット新聞:沼津経済新聞(ヌマケー)とローカルメディア:沼津つーしん(ぬまつー)のライターをしています。
noteのやり方もわからぬまま、ひとまず「90日続ける」という目標を掲げて今日で81日目
なんやかんやで毎日続けています。
夜これを書かないと寝られない、ここまで毎日続いてきたから落としちゃうのもったいないと、変な意地で続いています。
けれども、そんなことよりももっと内容の濃いもののほうが大事だ、ということにも薄々気づいておりますが、一旦立ち止まったらまたそこから走り出すのにハードル上がっちゃいそうなので、ひとまず走りながら整えていくスタンスでいってみます。
そう、先日山に登った時にも言われました、
「止まっちゃダメです、乳酸ドッと出ちゃいますから」
もとアスリートの言う言葉は説得力が違う。
元フェンシングの国体選手の言葉の重みと、うちらがゼーゼー言いながら「はぁ、もう無理ー」と弱音を吐くのを恐らく聞こえないフリをして「気持ちいいー 山の中〜 自然〜」と笑顔で言い、時に私たちを「空が見えてきましたよ、もう少しです 頑張りましょう」と鼓舞しながらリードしてくれる、確実に一回り以上年下の青年。
頼りになりすぎました。
えーと、何話してたんだっけ?
そう、情報発信について。
私は2010年からラジオの仕事を始め、当時はニュース読みと交通情報を主に担当していました。
自分の番組を持っていなかったので、台風の時とか災害の時などはメインパーソナリティさんがそういった情報を伝えてくれていたので、(緊急時にちゃんと対応できるようにならなくては)と思ってはいたけれど、実践する機会はなかなか訪れずにいました(無いに越したことはない、ですね)
翌年、2011年3月11日に東日本大震災が起こりました。
地震についての情報のFAXがひたすらに届き、電話もひっきりなしに鳴る、緊急放送に切り替えて放送が行われました。
ちょうど私は先輩たちとCMのサンプル制作をしていたタイミングだったので、情報を整理してパーソナリティさんに届ける役割をしました。
その時にこう言われました。
「まゆみん、情報の速さは大切だけれど、それ以上に大切なことは誤報を出さないこと。速さよりもそこに注意を払ってね」
とても大切なこと、その時に改めて学びました。
速さよりも正確さ。
当たり前だけれどもとても大事。
あれから10年
気づいたらラジオに加えて、沼津経済新聞の記者、そして去年2020年2月のリノベーションスクール沼津で生まれた沼津つーしんのライターをやっている自分がいます。
人生の岐路に立って迷った時、ワクワクする方を選びながら進んでみたら、こんな風になっていました。
(ちなみにワクワクっていうビックワードを使うとうちの人に怒られそうだけれども)
ラジオと経済新聞とローカルメディア、3つもやるとは思ってもみなかったけれど、これらを通して叶えたいことは
沼津のエリアの価値を高めるお手伝いをしたいということ。
つい変なところで競争心が出てきて、勝った!たま負けた!だ勝手に思って勝手に落ち込むという面倒くさいモードに陥ってしまうことがあるのだけれど、
速い から 偉い
でもなく
勝ちでも負けでもない。
意識すべきことは他にもたくさんある。
面白いネタを取り上げて紹介して、それを見たり聞いたりした人が面白がってまた誰かに伝えてくれて、それが他のメディアでも紹介されて…というように、情報のキャッチボールといいますか、情報の循環が起こって、大きくなって、その魅力が多くの人に伝わっていったらいいな、ってそんな風に思うのです。
そして (沼津ってなんか面白いね、頑張ってるね、行きたいね、住みたいね)なんて思ってもらえたらいいなあと。
その一端を担えたら素敵だなあと。
2010年にラジオでニュースと交通情報担当になって、なかなか自分の担当番組を持てない日々が続いたのですが、「宮川さんは自分の番組持ったほうがいいよ」と動いてくれたかたがいて、2012年10月から沼津市民文化センターさんがスポンサーになってくれて「Happy aroma Happy music」という番組が始まって。
動いてくれたかたからは、こんな風にも言われました。
「番組の情報をより広く届けるためには宮川さんがもっと人気者にならないとね。なってね」と。
8年経って、まだその約束は果たせていないけれども、「ラジオ聞いたよ」とか「コーストFMを聞いて、気になってお店に来ました」など反響が増えてきたな、というのと、
沼津経済新聞の先日のお弁当屋さんの「たけみごはん」さんの記事は、「東京の知人から記事見たよ」って自分が読み切る前に連絡が来ましたよ、なんていう嬉しい声がご本人から届いたり。
小さな積み重ねが、少しずつ変化をもたらしてくれている。
今後自分がどんな風に進んでいくのかは、また予想だにもしない展開が待っているのかもしれないけれど、楽しみながら、感謝しながら、地域の魅力を届けていくことが、今の私にできること。
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