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セブ島に10日間、親子留学した記録

7歳の娘と2人で10日間、U-GAKUを通じて、フィリピンのセブ島に小2の娘と2人で超短期留学してきました。
毎日50分×4コマ、現地のフィリピン人の先生にマンツーマンで英語を教えてもらいながら、学生寮みたいな施設でリーズナブルに共同生活しながら、現地のアクティビティを楽しんだりするプランです。
去年、先んじてセブに行ってた@asami81に紹介してもらい、明らかにリーズナブルで柔軟そうだったので、U-GAKUにしました。

今回の目的は、娘に英語の殻を破ってほしい、安全で清潔で恵まれた日々のコンフォートゾーンから脱却してフィリピンでサバイブすることで刺激を受けて成長してほしい、私も初心に戻って心機一転リセットして、次の環境に立ち向かいたい、一応英語も勉強し直しておこう、そんな目的で行ってきました。
総じて、すごく良い経験ができましたし、U-GAKUを通じてセブ島で親子留学ができて良かったです!

生活環境

セブ全般

U-GAKUはとてもリーズナブルで良いですが、U-GAKUというよりセブ島は、潔癖症の人や免疫力に自信のない人は他の選択肢も検討したほうが良いと思います。
トイレットペーパーはトイレに捨てたら詰まるので絶対ゴミ箱に捨てる、生水は完全アウトなので料理する水もミネラルウォーター必須。
バックパッカー的なマインドが蘇りました。
留学生の皆さんはセブにくると熱を出しがちらしく、それはフィリピンの風邪の抗体が無いからだろうとのこと。実際にこちらで何人も熱を出して寝込んでいるのをみて、滞在中は「健康」を最優先事項としました。子どもと来ているのでなおさらです。
そして全体的に物価は安い!
リーズナブルに暮らそうと思えば、バックパッカー的に節約していくらでも安く暮らせそうです。

滞在施設付近の道。栄えているとは言い難い

また、こちらではUberみたいなアプリ、Grabというアプリが便利で必須。
タクシー移動もぼったくられることなく、確実に目的地まで移動できるし、食事のデリバリーもしてくれます。基本現金が必要なセブ島ですが、Grabだとクレカ決済で現金不要なのもありがたい。

ノーヘルの赤ちゃんをバイクに立たせて移動している衝撃

また東南アジアらしく、道路はガタガタでめっちゃカオスです。信号もあまりないので、タイミングよく道路を横断するスキルが必要です。

食事

フィリピン料理の全てを食べたわけではないですが、正直美味しい!って感じではありませんでした。まず、味つけが甘い。パスタソースが甘い。
安い食事で外食しようとすると、「固い米&揚げ物コンボ」になりがちで、栄養が偏る。野菜がない。
フィリピンの国民食的ファストフードの「Jollibee」も、自分には美味しくアリませんでした。

フィリピン人のソウルフードJollibee。残念ながら脂っこすぎて後味も苦手だった。紙で包まれているのはライス。
フィリピン料理で有名な豚の丸焼き「レチョン」は美味しかった
豚の脳みそ(!)を自ら鍋でにんにくとかと炒めてごはんにつけて食べるやつは美味しかった

U-GAKUの施設

手前の建物が教室、奥の建物が滞在施設

今回私が滞在したのは、U-GAKUの所有する共同生活の滞在施設。お世辞にも綺麗とは言えない、フィリピンクオリティの施設です。シャワーは共同、部屋も最低限。まずそれに耐えられるかどうか。先に書いた通り、潔癖症の方はしんどそうです。私は最初共同トイレとシャワーに抵抗感感じましたが、2日目からは慣れた。娘も完全に慣れてました。

リビング

今回一緒に生活したのは留学生が11人ほどで、半分が高校生、それ以外が大学生以上の大人という感じで若めで、常駐するスタッフの方は4-5人ほどいて、共同生活をしました。一緒にナイトマーケットに行ったり、施設でカレー作ったり、ビール飲みながら談笑したりして、最初は、高校生たちとの共同生活無理かも…と身構えてたんですが、寂しさもなく、意外と初めましての方との共同生活、想定以上に楽しかったです!

スタッフの方(日本人)のサポートが優しくて、娘も大変に打ち解けていました。「港区の会社員」から、「ただのセブ留学生」として過ごすの、心を入れ替える意味でもすごい良かったです。

娘のつくる卵焼きが大好評で瞬殺の図
歩いて3分のところにサウナがあって、留学生は基本入り放題!2回行きました。すごく良い。

授業は基本マンツーマン

簡素な教室でそれぞれマンツーマンレッスン

1コマ50分×4コマを毎日入れてもらいました。教室は簡素な仕切りで教材もプリントアウトされたやつでレッスン。グループレッスンもあります。
私は特に授業の要望も出さなかったので、一般的なグラマー、ボキャブラリー、フレーズなどの授業を受けました。マンツーマンなので眠くならず、英語は中学や高校で習ったようなやつだけど、初心に帰るみたいな気持ちで受けられるのが良かったです。
過去完了進行形とか、昔習ったなあ〜みたいな感じです。
仕事してたら、こんな悠長に英語の勉強はできないので、良いメディテーションのような感じでした。文法よりスピーキングやりたいと言ったらスピーキング中心のレッスンに切り替えてくれたりもしました。
フィリピン人の先生はみんな優しく丁寧に教えてくれます。ノンネイティブなので話される語彙も難しくないので、話しやすかったです!

授業は楽しかったです!柔軟にアレンジしてくれます

ただし英語云々の前に、お互いの環境とベースの知識レベルが異なるので、ESGや経営戦略の英語を学ぶとか、高度で専門的なビジネス英語とかはもちろんできません。
娘も楽しそうに受けているので良かった。1人だけ小学生で赤ちゃん英語みたいなのやってるので、先生にめっちゃ優しくしてもらってました。
授業は1回も休まず皆勤賞です!

娘も楽しく授業を受けられました

放課後と週末のアクティビティ

ショッピングモール

ほぼ毎日アヤラショッピングモールに行ってました。
めちゃくちゃでかくて、日本や諸外国と同レベルの豊かさで、つい足が向いてしまいます。何でも揃ってるし何でも買える。スーパーで買い物、お土産、ATMでキャッシング、マッサージ、フットネイル、キッズが遊ぶ施設、食事などいろんな理由でめっちゃ行ってた。行き過ぎてました。

アヤラショッピングモールは巨大すぎて地図もないのですごい迷う

ナイトマーケット
スクボメルカドナイトマーケットと、カルボンマーケットに連れて行ってもらいました。

現地っぽさを感じられるカルボンマーケット
スクボメルカドマーケット。こちらは観光客向けできれい

ジムニーという現地の乗り合いバスに乗ったりして、とっても現地らしい体験をしました。

ジムニーの中。隙間が10cmでもあればどんどん人が座ってくる

アイランドホッピング

日本人のツアーガイドさんを紹介してもらい、とっても楽しいアイランドホッピングツアーをアレンジしてくれました!スタッフの女の子と3人で、日本人のガイドの男の子がつきっきりで案内してくれました。
朝7:00にお迎えに来てもらいます。

アイランドホッピングの小船をチャーター

フィリピン独特な形状の小船をチャーターして、パラセーリングスポットで待機。

パラセーリング!

予約時間に全く来ないなどのトラブルを経て、念願の娘とのパラセーリング。娘と空を飛んだ!夢のよう!

写真じゃわかりづらいけど、めちゃくちゃ高い

これは本当に良い思い出になりそう。すごく楽しくて幸せでした。
空を飛んだあとはそのままシュノーケル。船から海にダイブしてお魚をたくさん見ることができました。

船からダイブ!

その後ナルスワン島の海の真横のレストランでビュッフェランチ。ちゃんと美味しかったです。

ブッフェ美味しかった

次はパンダノン島という「世界で一番天国に近い島(本当かよ)」にいきました。

どこをどう切り取っても美しい

ちょっと遠いところにあるので1時間かけて行って、滞在時間は1時間。短い滞在で若干曇ってしまったけど、島は確かに美しかったです。

確かに天国に一番近そうな気がする

そして1時間半かけて港に戻ります。
途中スコールに出くわし、嵐の中、雨が吹き込み揺れまくる中、無事帰還。転覆するんじゃないかと不安だったけど、船の運転手たちは平然としているのでいつものことなんだと理解。慣れるとアドベンチャーっぽくなって楽しくなりました。

スコールが明らかに進行方向にみえる

娘もパラセーリングも何もびびらず静かに楽しみ、臆せず海に潜り、嵐の中の航行も「こわい」と言いながら途中寝てて肝が座ってると思いました。

U-GAKUは総じて良かった

良いところ

  • リーズナブル

  • 英語はちゃんとみっちり学べる

  • 柔軟、ゆるい

  • 要望に応じて可能な限りいろんなアクティビティをアレンジしてくれる!

  • スタッフの方も共同生活しているので、サポートしてもらいやすいし親切

  • 日本から来たさまざまな学生さんとの共同生活が意外と楽しかった!

微妙なところ

  • 滞在施設は決して清潔とはいえない、潔癖の方は厳しそう

  • 共同生活するのが日本人なので、完全英語漬けにはならない

  • いい意味で柔軟、悪い意味で適当なので、きっちり予定管理したい人にはストレスに感じそう

結論、適当な性格で環境適応できる人は全然いける、むしろ楽しい。一方きっちりした性格の人には耐え難いところもありそう、そんな印象です。

U-GAKUは親子留学を推しているわけではないですが、対応してくれます。同じ部屋で生活できるし、それぞれ親も子もマンツーマンで柔軟に授業組んでくれるので、まったく問題ありませんでした。
総じて、私達にはすごく合ってて、良かったです!

たくさんあそんで遊んでもらいました!

余談:東南アジアで現地に近い生活をすると

ESG・サステナビリティを生業としていて、気候変動に関心があり、企業のCO2の算出などをしてる身からすると、目に入るさまざまなものをCO2排出に思いを馳せがちなのですが、フィリピンにくると、先進国の人間がクリーンで豊かな生活をしている代償を転嫁しているという世界を目の当たりにしてしまう。
排気ガス出しまくるボロボロの車とバイクが所狭しと走っていて、この街にEVなんて全く適してないし、ネットゼロ目標なにそれおいしいのって感じ。
CO2削減目標なんて、フィリピン人からすると先進国の詭弁だよなあ、そんな気持ちになりました。


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