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【1003/1096】自分に向き合う

「自分に向き合うとは、なんですか?」と聞かれたことがある。
自分に向き合うとは、自分を知るということだ。
今、知っている自分がすべてではない。
他者から見える自分を知ると、自分の思考の癖や、思わぬ長所が見つかったりする。

自分はどう思っているのか。
自分はどうしたいか。
自分の本心を知ること。
それが自分と向き合うことになる。

自分で自分の本心がわからなくなっているときは誰しもあるだろうし、私も自分の本心を見失っていた。
自分の本心だと思っていたものが、本当はそうでなかったと気づいたこともある。
人の意見に左右されやすかったり、人の顔色を窺ったり、人のことばかりを優先している人は、本心を見失いやすい。

自分はどうしたいんだっけ?
本当にしたいことは?
自分はどう感じているのか?
を自分に問い続ける。

自己否定していると、自分の本心を見失う。
自分はダメだ、できるわけない、こんな自分は嫌いと否定していると、自分のよい面に目を向けることもできないし、リソース(資源)となるものもわからず、本心にたどりつくことができない。

失敗しないように行動していると、自分の本心は二の次になる。どうしたいか?ではなくて、失敗しないように動くのだから。
自分がしたいことや、がんばってみたいと思うことが本心にあっても、それをすると失敗すると蓋をしてしまう。同じようなことで、ちゃんとしないと、というのも本心をわからなくさせる。
感じることをやめて、失敗しないように、ちゃんとできるように、を優先するので、自分がなにをどう感じて、どうしたいのかの本心が隠されてしまう。

そうなると悪循環で、隠しているものを、暴き出すような怖さが出てきて、ますます自分に向き合わなくなる。

自分に向き合わなくても、成功する人はたくさんいる。
作り物の自分で成功することは全然できるからだ。

けれど、作り物は、本物に適わない。
本物に出会ったときに、突き付けられるのである。
自分に向き合っていないことに。

死ぬまで本物に出会わずに、そのまま作り物のままで終わる人もいる。
それはそれで幸せかもしれない。

でも、一度でも本物に触れたら、偽物はイヤになる。
だから結局、自分に向き合うしかない。

自分に向き合った分だけ、他者とも向き合えるようになる。
作り物は、しょせん、作り物同士が飾りあっているだけだが、本物の交流は生ものだから、何一つわからないなかを、やりとりしていく面白さがある。
人生は冒険だ。
一緒に遊ぼう。
こっちのほうが飾り物より断然面白い。

では、また。

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