父の日ですが…
今年の父の日は私には無関係なものになってしまいました
父は生きている
しかし、大脳は死んでいるので何をする、てわけにもいかない
本当に人生ってわからないよね…
父はいわゆる「人間らしい」生活を営むことはできなくなってしまった
しかし、体はそこにあるし
当たり前に髪の毛も爪も伸びている
この前は爪を切ってあげました
父の爪を切るのなんて初めてであろう…
もしかしたら私が小さい時に父は私の爪を切ってくれたのかもしれない
でも、それは覚えていない
私の中の父はいつも何か忙しそうで
家にほぼいない
そして家にいても何かずっと考えていて
あまり話しかけられない
母が何か言うと大抵怒る
そんなピリピリした雰囲気の人でした
70過ぎてからだんだん柔らかくなった感じ
うちの息子がなぜか父に懐いていて
母が妬んでいた笑
父も懐く子はやはり可愛かったらしく
色々連れて行ってもらった
いや、娘も意外と連れてってもらったな…
そんないい爺ちゃんでした
2年前には末弟のところに赤ちゃんがやってきて
一年前にやっと会えたばかりなのに…
先月帰省してきて2度目のご対面をした時
その小さき彼はどう思ったんだろう…
父のことを今はただ「そこにいる」だけでいいと思える
肉体がある限り、接触はできるから
できる限り触れたいと思う
体温を感じて
たまに顔の表情の変わるのを楽しんで
父との時間を愛しみたいと思います