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朝のさんぽ

まずい。
三日坊主にも足りない、二日坊主になりそう。
ということで、今日は2012年からぼちぼち続けている「朝さんぽ」について。

2012年、とある理由で13年離れていた実家へ戻ってきました。
年増の駆け出しカメラマンとして、体力増強(筋力不足でカメラを支えきれず、写真がブレてしまうのを指摘されていました)目的で、久しぶりの郷里を歩き始めました。

この町を最初に出たときは、自然の素晴らしさに全く気付いておらず。
自宅と、東にまっすぐ15分向かえば駅があるのですが、その往復しかしてなかったし、その景色しか見ていませんでした。

ただ、時折、東の都会(名古屋とか岐阜市とかですけど)から戻る道で見上げる池田山の勇姿は大好きで、だけど当たり前すぎて、、、

13年離れて戻って、歩いてみたら、癒される自分が居ました。

こんなに自然がたっぷりなら、写真でも撮ってみよう、なんて思って一眼レフ片手にしてみたけど1日で挫折。だって朝早くから一般住宅のそばで構えてたらあやしい人ですよね。

次の日から、その時はiPhone4Sでしたが、スマホで撮り始めました。

約3年間はほぼ毎日、雨の日雪の日以外は歩いて撮って、その当時流行っていたFacebookで投稿する日々。

半年を過ぎるころ、自分の撮る写真に少しずつ変化が見え始めました。

写真撮影において、被写体となるものにであったことに「気づく」ことと、
気づいたら一瞬で撮るという行動に移ることを判断する「瞬発力」が必要だということを、意図せず学ぶ事となりました。

何事もある程度続けることは大切だと思うのですが、それまでろくに何かをちゃんと続けたこと、取り組んだことがなかった自分にとってはとても大きな学びでした。

自分なりに気になった対象に出会えたときには、「目が合ったな」って感じです。
そのときに一瞬ためらうともう、思ったようには写ってこない。

うまく言葉に出来ないけれど、その感覚を掴んだときから、仕事での撮影も変わっていったように思います。

そして毎日の投稿を見てくださっている方にお会いすると「あれ、楽しみにしてるよ」とか「すごく癒される!」などと声をかけていただくことが増えました。

どこにでもある当たり前の田舎の風景で、ありふれたものだと思っていたのが、写真をやる私の大切なアイデンティティーになり得ていることにも気付いたのです。

お茶畑、が、案外珍しい光景なのだということもそれから知りました。
春になるとそれは見事な桜の風景が広がるのですが、私にとっては毎年のことです。
でも、撮影場所としてご提案してお連れすると、みなさん喜んでいただけます。

そして「緑のなかで、笑顔の人の写真を撮ること」が、私がいちばんやりたいこと、なことにも気づかされました。

写真を撮りたい、残したい。
だけど、どうしたらいい?
そう思っているひとは案外多いです。
撮りたい、までは決まってるけど、その先は考えられない。

よかったら、この自然のなかに立ってみませんか?
なんにもしなくても、大丈夫。


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