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ヨハネの黙示録

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。

口語訳 ヨハネの黙示録1章3

【千年王国】

・多くの座にすわる人々

4また見ていると、かず多くの座があり、その上に人々がすわっていた。そして、彼らにさばきの権が与えられていた。また、イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり、また、獣をもその像をも拝まず、その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた。彼らは生きかえって、キリストと共に千年の間、支配した。

 ・罪人に対する挿入句

5a(それ以外の死人は、千年の期間が終るまで生きかえらなかった。)

 ・義人の復活

5bこれが第一の復活である。

6この第一の復活にあずかる者は、さいわいな者であり、また聖なる者である。この人たちに対しては、第二の死はなんの力もない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する。

ヨハネの黙示録20:4-6

つづく

参考資料

千年王国に関する啓示は、たった3節だけです。黙示録の目的は、旧約聖書のあちこちに出てくる預言を時間順に並べることです。

 千年王国に関する記述は、時間順に並べる必要がありません。黙示録20:4-6は、旧約聖書にない情報を提供しています。

 旧約聖書の預言のクライマックスは、メシア的千年王国です。黙示録の啓示によって、メシア的王国が千年間続くことが明らかになりました。黙示録20章には、千年という言葉が6回出てきます。

 キリストの再臨と千年王国の間には、75日間のインターバルがあります。

ダニエル12:11-13「11常供の燔祭が取り除かれ、荒す憎むべきものが立てられる時から、千二百九十日が定められている。12待っていて千三百三十五日に至る者はさいわいです。13しかし、終りまであなたの道を行きなさい。あなたは休みに入り、定められた日の終りに立って、あなたの分を受けるでしょう」。」

※大患難時代の後半は、3年半(1年を360日で換算すると1260日)、1290日が定めされているので、さらに30日が用意されている。それからさらに、1335日-1290日=45日が用意されています。30日+45日=75日が、千年王国が出来上がる期間になります。

75日間の準備期間に起こることは、※反キリストと偽預言者が火の池に投げ込まれる。※悪魔が、「底知れぬ所」(アビス)に閉じ込められる。※生きている異邦人が、裁かれる(羊と山羊の選別)。※旧約時代の聖徒たちと、大患難時代の殉教者たちが復活する(ダニエル12:2,イザヤ26:19参照)。※ダビデの王座が確立される。※小羊の婚宴が開かれる。

 4a節、多くの座にすわる人たちとは誰か。①12使徒(ルカ22:30参照)。②教会(1コリント6:2参照)。※12使徒は、教会に含まれています。この座に座る者たちには、裁きを行う権威が与えられました。

4b節、大患難時代の前半と、後半の殉教した聖徒たちです。彼らは復活して、千年の間、キリストとともに王国を統治します。

5a節、挿入句で、罪人は、千年王国の終わるまでは、復活しないという意味です。罪人たちは、白い御座の裁きを受けるために復活します。

5b-6節、第一の復活は、義人の復活です。※第一の復活にあずかる者は、幸いな者、聖なる者である。永遠にキリストの御前にでることができる。(祭司は、仲介者を必要としない)。千年の間、キリストとともに王国を統治します。

第二の死は、なんの力ももっていない。※第一の死は、肉体の死で、魂と肉体の分離の事。第二の死は、神との永遠の分離であり、燃える火の池の事。

 
次回は、白い御座の裁きです。

記事を見てくださりありがとうございます。聖書の中で唯一、祝福が約束されているヨハネの黙示録を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。

 

 

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