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運動の秋と『感覚は道標』

今週は何と言っても長年ファンであるくるりの新作『感覚は道標』の発売日。

昔はCDを購入して、家で正座して歌詞カード読みながら順に聞いたりしていたけど、
もうCDを聴けるコンポもないし、配信でダウンロードして通勤中に聴く。

うん、最高だった。
一作前の『天才の愛』の時は、出産を控えていて産後もバタバタしていたのであまり聞けず、正直すごく入り込める曲は少なかったので思い入れもそんなに持てなかった。

今回はオリジナルメンバーの森さんも加わったから、懐かしい感覚もありつつ、今の時代に沿った、くるりの歴史も含めての味のある音に仕上がった、素晴らしいアルバムだと思った。

特に印象的なのは、「areha」だ。

バラードなんだけどね。

雰囲気もステキ。そして歌詞も。

くるり「areha」の歌詞

今なぜ私がこの曲を印象的だと思うかというと、娘(2歳4ヶ月)が、私にたくさん尋ねるようになったからだと思う。

「おかあしゃん!あれはなに?」
「あれは?」

空を飛んでいる飛行機だったり、小さい虫だったり、花だったり、もう過ぎてしまったトラックだったり。

娘が指している「あれ」を私が追えなかったり、気づけなかったり、
定義や意味のある「物」ではなかったりして答えが難しかったり…することもある。

『天才の愛』は、産まれたばかりの娘を何とかして抱っこで寝かしつけた22時頃に、イヤホンでこっそり聴いていた。

でも今は2年半ほどして、曲の歌詞に対して娘との毎日を関連づけて感動できるくらい、娘は着実に成長してくれたのだ。

曲の雰囲気と相まって、久しぶりにしんみりと深く想いに耽ることができた。

木曜日だったかな、夫がテレワークだったから、保育園のお迎えに車を出してくれるため、私は仕事帰りに駅で拾ってもらうことにした。
駅前の公園で待つことにして、
ブランコで遊ぶ子供たちを眺めながらこの曲を聴いていた。

いつか近い将来、少しずつ高度な会話ができるようになるだろう。
お母さんと話したくない、、という時期もいずれは出てくるかもしれない(想像するだけで…悲しみ🥹)
今はお母さんお母さん!の時期を存分に楽しみたいと思った。

ほくほくする音楽のおかげで頑張れた。

土曜日は運動会。
かけっこもやる気満々で、よく頑張りました✨

運動会が終わっても、家の廊下でよーいドン!とかけっこ練習して、親も走らされています。

運動の秋…🍂

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