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選んだはずの学校

シリーズで綴っていこうと思っている
公教育の6年間ですが・・

先ず、読み進めていただくためにプロフィールの前置きです。

私の仕事はアロマセラピストとして香りのある暮らしを提案しています。
アロマ教室やアロマトリートメント、アロマ空間デザイン、ハーブの販売
ハーバルガーデンデザイン、ハーバルガーデン講座などを主軸に
マタニティセラピスト、ベビーマッサージセラピストの養成をしたり、
産婦人科での産後ケアなどをさせてもらい
アロマやハーブに関する事業をしています。


娘ちゃんが2歳ごろから御縁があり農業体験や田んぼや畑をしており
エコビレッジやオルタナティブスクールについては見聞を拡げていました。


幼稚園は近隣ではすごく有名なお勉強中心の幼稚園で全員がくじ引きで選考されます。(全員運のいい子ともいえます)

毎朝サーキットトレーニングといって身体を動かしてから短歌や和歌やら
足し算や掛け算の暗記などずっと勉強していました。

プレクラスは2歳から受付けていたので、プレから通うこととなり
農業体験やオルタナティブスクールへの見聞を知りながら

週末に里山でのんびりリフレッシュする生活でした。

そんな中で小学校をどこにするかということを考えるようになった時に
やはりオルタナティブな学びの場がないのだろうかと、、

てんとう虫 大好きみたい

当初は箕面こどもの森学園さんへ行こうと考えて説明会へも通って検討していました。

里山でもオルタナティブスクールを創りたいという話はあったものの
当時は拠点がなく、人も集まっていないことから厳しい状況でした。

さて、どうしたものかなと

問題は2点
①交通手段
②学費


①の交通手段ですが、家から箕面こどもの森へ行くには約1間程度電車に乗り、多くの通勤する人の中をかきわけて毎日通学する。

1年生から本当にできるんだろうか、、
そして何かあった時にサポートが本当にできるんだろうか

②学費についても小学校はもし、公教育のみであれば学費(諸費や給食費もあるので実質支払いはありますが)は無料

お稽古や他にも費用を掛けるとすると学費が掛かるのは本当に大丈夫なのだろうか・・・


当時は電車に乗ることや学費については大きな問題に見えていて、
疑問のあるままに通わせることも納得いかなかったので、

もう少し何か方法がないのだろうかと色々な人へ尋ねていました。

「少人数、自然が多い、学費ができるだけ安価、家から通える範囲」

そんな中、

六甲山に少人数の公立の学校があるらしいと知りました。

たしか年長さんの9月頃でした。

「これだ!!」

公立ではあるものの少人数で山の中にある!
HPをみると縦割りで山の子班という活動もあるらしい!

ひとまず見学へということで申し込みをすると

「面談の予定はもう締め切ったのですが、、9月中に一度見学に来れるなら
面談予約はいれられるかな」

ということだったので、急遽予定を組み込んでの訪問でした。

神戸には30年ほど住んでいましたが六甲山へ行くというのは
ほとんど経験がなく

スノーパークも小学校の時にしか行ったこともなく、
ましてや六甲山ケーブルという存在もその時に初めて知りました。


山のなかにぽつんとたっている学校で木々がそよそよと音がして

幼稚園も併設されているので、小さな子供の声も響いていて

見学させてもらったクラスに入ると
「わあ!こんど1年生に来るの?一緒に遊ぼうね!!」

と、初対面なのにみんな気さくに声をかけてくれて

「なんて、なんてあったかい学校なの!!!」

驚きと共に親子でこの学校にしようと即決で決めました。


入学してから知ることとなったのですが、私たちの学年は募集人数が定員オーバーしていて本来は断られるか抽選かというところを

色々と配慮してもらい入学という事となりましたが、
もし9月に見つけていなかったら、
もし、電話して訪問していなかったら、、

違う人生だったかもしれません。

さて、そんな経緯を経て入学式

入学式

入学式にはNHKの取材もあり、着物を着ていたので親子で取材を受けて
ケーブルの定期も買って毎朝これから始まるんだなと、

取材をうけました

徒歩で地域の学校の前を通り過ぎてバス停まで一緒に歩いて登校

しばらくはケーブル下まで見守りということで付き添っていました。


1年生の頃の娘ちゃん かわゆい

4月が後半となり、PTA総会というのがありますとお手紙があり、
毎日のケーブル通学もそろそろ慣れてきて、

やっぱり公立だしPTAというのはあるんだな、、
面談ではひつこくPTAは全員参加してもらって協力はしてもらいますのでと言われていたけれど、、

まあ、少人数だし、今時は仕事も持っている人も多いわけだから

効率的で民主的な話し合いでさっくり終わるんやろ。


という予想でのんびり参加しようと何の気なく参加してみましたら。

「PTAは全員、役についてもらい何か担当してください。」
「今すぐ何をするかをきめてください」
「1年生さんはわからないと思うのでとにかくやってください」


会議の内容は新入生には全く理解できない議案についてを延々と話し合い
まったくの解決をみることなく17時頃になり、

「そろそろ学校としては終わりにしてもらった方が、、、」という
管理職の声掛けのもと

「では、この件はまた話し合いましょう」と終わりました。

まだ話すつもりなの???


1年生が5時まで残って帰ったら6時になって、
そこから夕食とお風呂と寝る時間が遅くなったら次の日大変やん・・

え、総会って井戸端会議じゃないよね、、、

ちょっとまってよ!
みんなこの学校を選んで来たんじゃないの?
民主的な話し合いというものはないの?
強制的にやりたいかやりたくないかわからない会の
何かを担わなくてはいけない意味を教えてもくれないのですか????

え、え、??なんだこれは

疑問のはじまりはここからとなりました。


当然のごとく
総会の次の日は朝が起きれず、、バス停まで走っていくという苦行があり

これ、もしかして6年間も続けていくつもりなの、、
そして私はこれを続けられるの?
そして、だれも疑問に感じないのだろうか?

色々な疑問と謎が渦巻く4月が過ぎていき、
問題はここからさらに大きくなっていくのです。


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