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悪者などどこにもいない!不和な場面は不器用さと人間らしさが織りなす愛のストーリー♡

ある一つの状況を切り取ってみると、見方によって悪者になる人が変わるのってなんとなくわかりますか?
 

あちらを立てればこちらが立たず。
見る人によって悪者が変わる。
 

なんで誰かを悪者にしないと話が終わらないんだろう?
ってよく思っているんですけど、私は誰も悪者にならない角度を見つけてこの世って美しいな、人間ってかわいいな、そんな風に思うのが大好きです。
 
 
思えば一日中、状況が美しく見え、人間がピュアに可愛く見える角度探しをやっている感覚なのですね。
  
 
でね、私がクライアントさんと楽しみたいのって、その共有。
 
 
生きていれば困ったこと、辛いこと、悲しいこと、簡単にはうまくいかないこと、たくさんあると思うのですね。
 
 
その状況をね、私の視点を使って、
ねえねえ!ここ、ここから見てみて!どう??
 
 
あ、可愛い!美しい!素敵ー!人間って深い!
 
でっしょうー???♡
 
 
これをやりたいんですね^^

 
例えば困った上司も、親も、その人を「人間らしい」と認めることで不器用さ、人間らしさ、可愛らしさ、そんなものにすり替わるのですよね。
 
 
いつかのお正月、家族の食事中に母が突然怒り出しました・・・
  

食べ終わってもいないのにがちゃがちゃ立てながらお皿を洗い出しました。私にも父にも兄にもツンケンし出し、何の前触れもなかったからみんなびっくり。
 

私にはお見合い話を受け入れないことを突然怒り出し、
父にはいつか鍵を閉め忘れた話を思い出したように怒り、
兄には頼んでもいない掃除をしてくれるな!と、洗濯物の量の多さを怒り、
 
 
全員が支離滅裂に母に怒られました。
 
 
「ほら言ったとおりだろ!」と父が兄を責める場外合戦も勃発(笑)
 
 
我が家の男二人は、なぜ母が怒っているのか見当もつかずオロオロしていました。
 
 
情けないなぁーと思いながら、冷静だった私は、この母の暴言にはきっと意味はないんだと察し、行動を観察していました。
母は怒ったまま寝室に直行して寝てしまったのです。
少し経ってのぞきに行ったら、爆睡。死んだように眠っていました。。
  
 
あー疲れているんだな、それだけの話だー。
そうだね、家族4人の3度の食事をもう5日間も作り続けているもんね。
 

まだ起きていた父と兄に翌日は母の大好きなお寿司屋さんに外食しようと提案しました。
 

父にはお金を出してね、とお願いし、兄にお寿司屋さんの予約をお願いし、私は母と仲良しの従妹に予定が空いているかを聞いてみました。
 
そうして、翌日は母の慰労のお寿司会食になったのです。
母は想像もしなかった展開をすごく喜びました。
  

母が「疲れているから、外食したい」と言えなかったのは、家族のためにできるだけのことを自分でやりたかったんだな。
「お金がない」が口癖になった父にできるだけお金を出させないように配慮したんだな。
でも思いのほか体が動かなくて、老いを感じたのかもな。
 
 
父は本当に周りが見えないところがあるんだけど、奥さんの機嫌にだけは敏感で、罪から逃れるために一番簡単に威張れる兄に矛先を向けたんですね(娘は鋭くて怖いから)
  

兄は一応気を遣うんだけど、センスがないからいつも空回り。
お掃除をたくさんしてくれたのは良かったけど、そんなに汚れていないのに着替えすぎた(お嫁さんの影響を受けてちょーきれい好き)
 
 
私は色々役にも立っているんだけど、なんでこの子がお嫁にいけないんだろう?と常日頃から本人以上に母を悩ませていたんですね。意志がはっきりしているから気に入らないお見合い話は簡単に拒否する。
どうしたらよいのか分からないんでしょうねー。
  

ちょっと余裕があれば「まあまあ」と流せる話が、疲れて全部気になってたことが出ちゃったのです。
 
 
さあ、悪者は誰でしょうか?全員?急に怒り出した母?場外合戦をした父?普段いないのにお正月で帰ってきていた兄?いつまでもお嫁に行かない私?
 
 
悪者は一人もいませんね。
 
 
男二人のオロオロを目にしたとき。この家って母の機嫌中心に回っているんだなーと実感しました。
みんなの不器用さと至らなさが織りなしているんだけど、全員が母を気遣うというこの構図!なんと愛されている母なのでしょう。
 
 
みんなに気遣われ、愛されている母と
母を少し上から目線で見ていて簡単に言うことを聞かない娘の私と、
気付かない男代表で母の機嫌がライフラインの父と、
母に気を遣うんだけど不器用で頭隠して尻隠さず的な兄
 
 
そういう4人の愉快なお正月の一夜なのです。おかげで美味しいお寿司ごちそうになったし!
平和なだけで終わるより、インパクトがあって、今では「あの時こんなことあったよね!」という思い出話の一つです。
  
  
びっくりはしたけど、「平和なんだなー」そんな風に感じたのでした。
 
 
怒る内容なんて意外と単純で、怒ったときに口に出していることなんて意外とあてにならないものです。
大人になると人が怖がることを平気で言えるようになるから厄介なのだけど、元をたどればすべて、愛だったりします。
 
 
この角度から見てみて!
 
わ!愛だった!
 
でっしょうー!!!♡
 
 
そんな体験をしたい方はぜひ体験セッションにお越しください!
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