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占星術師がやろうとしていること【星占いの真実④】

さてさて、今日も
占星術のお話です。

これまでの記事でも書いたとおり
占星術って
衰退や発展を繰り返しながら
4000年も続いてきた。

やっぱりそれって
ただ者じゃないなと思うんです。


この歴史自体が
すごく人間の意識の歴史と
リンクしているなと私は感じていて 

衰退と発展を繰り返しながら
ここまで現代人が語り継いてきて

なぜか今もちょっと
ブームになったりしている。


この事実にすごく意味がある
と思っています。


何が言いたいかというと
これだけ長く続いてきたってことは

人類の集合的無意識が
すごく求めてやまないものが
占星術にはあるとしか思えないってこと。


その1つが
別の記事でも書いた
自分を表現されたいという欲求だったり
魂の意図を思い出すことだったりする。


そして、それは同時に
スピリチュアリティを
取り戻していく営みでもある
と私は思っています。


どういうことかというと

今は、ものすごく合理的で
科学的が発達した
世の中になったけれど

科学が生まれる前は
すべての物事がみんな響き合ってた時代
だったと思うんですね。


目に見えないものも
見えるものも

魔術(オカルトや占い)と科学が
別々ではなくて
すべてを全体として捉えていた。


医療占星術がそうなんだけど
目に見えないものと科学が
一緒になっていて
みんな響き合って生きてたんですね。


目の前でカラスが泣いたら
不吉と感じたり

蛇が通ったら
何かが起こると予感したり 

そういうのが昔は自然とあった。


現代の視点から考えると
すこし非合理だなと思えるようなことも
自然に受け入れる時代があったんですね。


それが地動説の証明によって
科学と魔術が分離されて

科学VSオカルトみたいな感じで
完全に別々に発展していく道をたどってきました。


その流れの中で
いま占星術がもたらしてくれるのは
その分離されたものを
元に戻そうとする営み
だと思うんですね。

(難しい言葉を使うと
「脱魔術」「再魔術」と
言われれることもあります)


図で表すとこんな感じ



つまりですね
科学が最大限に発展している
今だからこそ

非合理的な世界が
いま、私たちにはすごく必要で

それを星読みを通して
取り戻そうとしているんじゃないかな、と。


きっと
そういった非合理的な部分にこそ
人間らしさとか
生きるために大事なものがある

ってことを
人は本能的に理解しているんじゃないか
とも感じるわけです。


なぜなら、
私たちはそもそも
非合理的な存在だから。


たとえば
タロットで太陽のカードが出たから
上手くいくよ、成功するよ
って解釈することは
すごく非合理的なことですよね。


だけども
そこに人間は
可能性とか意味を見いだすことができる
というのも、事実ではあります。


人というのは

合理的に
ただ正解を知るだけ
ただ数字を出すだけでは

虚しくなっていく生き物なんじゃないかな、と。


だからこそ
連想とかイメージを
真実として受け止める

その非合理的な営みを通して
意味を見出すことで
より豊かに生きていくことができるんじゃないか
と私は思っています。


ちなみに・・


分離されたものを取り戻していくと
どんな良いことがあるかと言うと

私が体感してるのは
シンクロニシティが起きやすくなる
ということ。


例えば
木星が双子座に乗った時に
すごく小さく収まらずに
色々チャレンジしていくといいよ
と伝えると

それを聞いた人は
じゃあ、やっぱり挑戦しようとか
やってみようとか
意識がそちらに向かうんです。


これは、私たちがよく
星の流れに乗るという表現で
伝えたりするのだけど

星が教えてくれるヒントをもとに
そのように振る舞うことによって

いろんなものを引き寄せたりとか
シンクロニシティが実際に起こる。

(これはもう占星術ではなくて
心理学的な話にもなってきますが)

 

でも

カラスが鳴いたからなに?
死神のカードが出たからなに?
木星が動いたからなに?

別に関係ないやんってスタンスでいると
そういう引き寄せやシンクロは起きないんですよ。


どんどん合理的になってきて
魔術と科学の境目を作っちゃうと

直感もひらめきも降りてこなくなるし
余白がなくなっちゃいますよね。


いくら合理的な世の中になったとて
やっぱり私たちは

そういう余白というか
スピリチュアリティがないと
豊かに生きていけないんだと思うんです。

見えない世界と共にっていうのかな。

やっぱりね
亡くなった人とも
繋がっていたいと思うときはあるし

直感とか祈りとか
見えないもののチカラを
感じるときはあると思うんです。


そういう意味でいうと
目に見えないものを大事にするとか
目に見えないところから
何かメッセージをもらうっていうのは

おそらく人生に大きく
影響ぼしてるんじゃないかなと
私は思うんですよね 。


だから、結局
非合理的な世界を
取り戻していく営みの中で

より豊かに生きていくことが
できるよねっていうのが

おそらく今の占星術師が
やろうとしてることじゃないかな
と私は思っています。


みんなその部分を
言語化していないことが多いかも。


そして
もっとたくさんの人が
占星術をつかって
それぞれの物語を紡いで

どんどんシンクロニシティを
起こしていったら

もっともっと面白い世界になりそうじゃない?
と私は思うのでした。


ということで
【星占いの真実】シリーズは
これにて完結です。


お読みいただきありがとうございました。


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