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Migrateur ミグラテール(渡り鳥)

Migrateur ミグラテールはフランス語で渡り鳥のこと。

最初に作った作品が、なぜか白鳥やカモのように見えて、この名前を付けました。


がま口式のバッグですが、このがま口金具はハマナカの「編み付ける口金」のシリーズを使用しています。

かぎ針編みで編んだ編み地を、縫い付けしたり、工具で挟み付けることも無く口金を付けられるので、縫い物が苦手なニッターさんにも有用なパーツです。

サイズも様々で、小銭入れ程度の大きさからこちらのようなハンドバッグサイズまで作られています。

できるだけ手間を省いてバッグ作りを楽しんでいただけるよう、こちらの口金を採用いたしました。

持ち手は縫い付けですが、パンチ穴が開いているので、縫いやすく、縫い目も綺麗に仕上がります。

また、底板は底鋲付きの合皮を使っていますので、しっかりとしていて自立します。

持ち手が焦げ茶だと秋のイメージに

先日、生徒さんのMigrateur ミグラテールが完成しました

オールブラックでシックなMigrateur ミグラテール


前回のレッスンで持ち手を片方つけるところまでで終了したため、この日は早速持って来てくださいました。

「大きさもちょうど良くて、小ぶりに見えるのにたくさん物が入るので良いですね!」とお気に入りのご様子でした。

オールブラックで作られた方は初めてでしたが、とても素敵で、私も作ってみたくなりました。

革製品でこのような形のバッグをよく見かけるのですが、バッグ自体が重いですよね・・・
その点、Filierのバッグはどれも軽いのが自慢です。
いつも皆さんに喜んでいただけるので、考案した私も嬉しいです。

バッグ作りについては、生徒さんそれぞれのお好みで使う糸の色や素材などが変わったりして、私も毎回勉強の日々です。
新作のアイデアもあるので、これからも色々発表していきます。

参考までに持ったところ(着画と言っていいのか?)の画像も掲載しておきます。

ニットウエア 縦型ポシェット共にFilier



Filierのバッグ用の糸は愛知県の尾州ブランドの老舗アパレル原糸工場の余剰糸を利用したアップサイクル糸を複数本合わせて作っていただくオリジナルヤーンです。
かぎ針や棒針編みで編むのが難しいので、プラスチックネットに編み付けてバッグに仕立てています。

ニットデザイナー林忍が考案したオリジナルバッグです。



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