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喪中の初詣、神社参拝

産土神社鑑定の真友花です。


師走になり、来月は多くの方が神社参拝します初詣の季節を迎えます。
私もそうですが、今年身内の方が逝去された方もいらっしゃるでしょう。

忌中、喪中は初詣だけでなく神社参拝もNGだと思っていませんか?
または、忌中も喪中も知らずに参拝していませんか?

喪中期間は親等によりますので、思っていた期間と違うかもしれませんし、喪中は神社参拝してもOKなんですよ!

参考にしてください。

Q:今年、実父が亡くなったのですが、神社参拝や初詣は控えた方がよいのでしょうか

A:神道での実の両親の忌中は50日です。
50日過ぎていたら、参拝、初詣は差し支えありません。

喪中というのは、自分自身の気持ちで喪に服す期間です。

忌中と喪中は違います。


忌中は神社参拝を控えますが、喪中は参拝してもいい期間です。
喪中期間は、一番長い両親・配偶者で13ヶ月です。

一般的にはご家族が亡くなられた次の年のお正月は、お祝い事を控えたり、年賀状も喪中で出されるかと思います。

また、ご本人様にとっては実父ですが、配偶者様やお子様にとっては義父、祖父にあたり、親等が遠いので、ご本人様より喪中の意識は少ないと思います。

喪中期間の初詣については、
神社や地域性、ご家族により判断は様々ですが、ご本人様が「控えめにしよう」「でも初詣はしたい」と思うのであれば、

・松の内の賑やかな時期は避ける
・三が日に家族と参拝することになったら、気持ちだけでもいつもより厳かな気持ちで参拝する
・お寺に初詣に行く

などでよいと思います。

通常の参拝につきましては、
控えめにしたいのであれば、
・お祭りの日は避ける
・産土神社や鎮守神社など、ご自身にとって大事な神社のみに控えておく

などです。

忌中は故人を偲ぶことに専念する期間で、神事や晴れやかなお祝いの席に出向くのを控えます。
沈んだ気持ちで神様にお会いするのを控える意味で、神棚にも半紙を掛けてお祈りを控え、神社参拝も忌中があけてから参拝します。

また、神社参拝を控えるのは、神道が
「死=ケガレ(気枯れ)」
としているという説もあります。

私は両親が亡くなった年は、年末と、1月後半の初詣気分がすっかり抜けた頃に参拝しました。
2月上旬の立春に旧暦初詣されてもよいと思います。

そして私は今年は、義父が10月に亡くなりました。30日の忌明けをして、今は喪中期間です。

仕事である参拝セミナーや代理参拝と、年末の御礼参りは通常通りいたします。

また、「あけましておめでとうございます」は言いませんが、神様に、今年の御礼と、新年もよろしくお願いしますのご挨拶はしたいので、松の内が過ぎた頃に鎮守神社と氏神神社に参拝しようと思っています。

上記は父親の場合ですが、兄弟姉妹・子ども・祖父母の忌中・喪中はもっと短くなります。

忌中が明けているのであれば、1年間の守護への感謝と、これからの1年間の後押し祈願、また、お亡くなりになった方の魂の幸せを、お祈りされるとよいと思います。

故人との続柄と忌中・喪中期間に関しては、
インターネットで検索すれば、
たくさん記事が出てきます。

気になる方は検索して、初詣の予定をたててくださいね。

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