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詩集

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昔書いた詩、最近書いた詩、詩のようなものをまとめています。
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記事一覧

詩『チーズトースト』

さあ、 当店自慢のチーズトーストを召しあがれ ためらうことなく、熱々のうちに、 ぱくりと大…

詩『創造』

昨日の続きの今日じゃないなら 今日の続きの明日じゃないなら ぼくらはなにを描いて なにを…

詩『サイクル』

わたしはまいとし 秋に生まれて 冬に育ち 春に浮かれて 夏にしぬ そのくりかえし

詩『雨』

雨が降っている 雨、雨、雨 ざーざーと ざーざーと ひんやりした空気を風にのせて 雨、雨…

詩『わんにゃん天下』

ワンコもニャンコも大威張り♡ そこのけ ワンワンッ そこのけ ニャーニャーッ かわいいか…

詩『たぷたぷの愛』

たぷたぷの愛は やさしくて あたたかくて 美しくて かろやかで 透明で 心地よくて それ…

詩『ゆるし』

けっきょくのところ わたしはわたしにしかなれないのだから ほんとうのところ わたしはわたしでいたいのだから わたしにできることはただ わたしがわたしでいることをわたしにゆるすこと

詩『鏡』

あたしにないものを持っているあなたを あたしの憧れを生きているあなたを 好きになったと思…

詩『瞬くお星さまの夜』

眠れない日 そっとカーテンを開けて 夜空見上げたら 瞬くお星さま 白くキラキラ 微細な光…

詩『はちみつ天国』

さっきまではちみつ湯が入っていたマグカップ ふと目を離したすきに いつのまに闖入したのか…

詩『無垢な音』

シャクシャクシャクシャク 赤ちゃんがおせんべいを食べる音 シャクシャクシャクシャク かる…

詩『そんな日々』

わんこのように散歩して にゃんこのように昼寝して ことりのように歌をうたい クジラのよう…

詩『re-』

流れて溶けゆく景色のなかで わずかな輪郭を残しているキミは これからあらゆることに気づき…

詩『ちょうちょの目的地』

バスの窓から 小さなちょうちょが飛んでいるのがみえて そのクリーム色のちょうちょは 並走するようにバスについてきて 急ぐように羽根を動かし ジグザグ上下しながら飛んでいくから きみは一体どこへ行くの?と目で追っていったら 駅のそばの花屋の前の 春の花咲く植木めがけて 飛んでいったのでした