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柔らかい豚肉とりんごのクリーム煮

ここは恵比寿、木で出来たテーブルの上にキャンドルの灯りが揺れるタイプのビストロで先輩に呼んでいただいた。柔らかい豚肉がしっとりしたマッシュポテトの上に乗っていて、りんご風味のクリームソース、そしてマッシュルームのスライスがたっぷりと飾られていた。すごく美味しくて感動したけど、値段を知った瞬間、それに見合った美味しさであったか自問自答を始めてしまい、いつの間にか味を忘れてしまっていた。

デザートはモンブランのカシスソース添えにした、モンブランの中身はクリームではなくアイスクリームだったので少し物足りなかった。こういうお店でケーキを食べるたびに、終電を降りて寄るコンビニのプレミアムなケーキに勝てるものは何もない、とつまらないことを思ってしまいながら、も、にこにこがもれてしまう。美味しいし。XYZを語った先輩のグレーのセットアップは恵比寿の街に合っているような気がした。知らんけど。恵比寿の街はキャンドルが揺れるビストロで、9月にはコート羽織る足首の細い女の人がワインを飲む街、であっていたんだっけ?憧れと虚構。ほんの2口分のナポリタンを、10回に分けてフォークに巻いた。

自分の仕事を悪くいうのはかっこよくないと、子どもの頃おとなを見て思わなかったのか、それとももう忘れてしまったのかな。

地元。閉店したスーパーの駐車場でワードウルフを。クリスマスを表す色は赤と緑、正月は赤と白だ、という概念のちがいについて座ったり立ったりしながら、笑ったり叫んだりしながら朝の4時。洗面台の鏡の顔に、たのしいね、と笑ったら、また、にこにこしてた。

水道橋から神楽坂を通り、マルエツでレーズンバターロールの3つ入りをゲットして、新宿まで歩いた。時間の無駄とは思わない、しんでない時点で無駄だしね。伊勢丹には相変わらず綺麗なおんながいっぱいいたけど、まいいっか。

はなびがみえた、きれい、きらきらしてて、きれい、ひとがいっぱいいて、きれい、きれいきれい。

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