持久走、アンタの事好きだったかもしれない話。

あと3分家を早く出ればいいだけなのに、

それが出来ない朝は突然やってくるのですが、

休み明けにそれは出現率が高い。


先程も電車と電車の乗り換えでコイツに乗れたら後がラクなやつに走るかどうかの瀬戸際。


うーん、乗らなくても間に合うちゃ間に合うんだよなー。

と中途半端な気持ちで、ぽてぽて小走りしていたら

突然私の隣を凄い勢いでで追い越すスピードスター(女子)が現れ、私の行く道筋を走る形に。

その瞬間、脳が覚醒したようにその人の背中を追うようにぴったりついて行って走ってしまった。笑

懐かしい感覚、持久走!!!笑

私は短距離は苦手で、

頑張ってどんだけ走っても中の中の中だった。

いや、下の上かも。

足の速さはある程度持って生まれた才能だと思っていて、

一般の努力でどうにか出来るわけじゃないと何となく思ってしまっていたんだけれど、

持久走って足が早い人が早いわけでも無かった。

足は遅くとも、スタミナと根性と体力と計画性で成果が出せるものだったから、

私の中では面白いスポーツだった。

もちろんしんどいし、血の味するし、だいたい寒い時にやらされるし

物凄く嫌なものと言う印象を押しつけられがちだったけど、

自分の力量を知って、周りの特徴を掴んで走るのは楽しかった。

この人は前半早いからついて行けるところはついて行って

自分のスタミナと相談、どうせコイツはへばるから、後半からはスパート強いこの子と走る方がいい。

とか小狡く考えながら走ってた。

もちろん1番になれる程のものではないのだけど笑

それでも自分の特性を利用して、

やった努力だけ報われる気がした持久走の事は好きだったのかも。

短距離では1位の旗をもらえなくても、

持久走では先頭グループに居られる。

向き不向きは必ずあるし、

それなら向いているところで、

輝ける努力をしようと、何となく思っていたのかも。

先日、腰を痛めてしまった時、

自分の体の特徴を知って、将来のことを見据えて、

インナーマッスル、柔軟、鍛えましょう。

と、先生に言われて

いつまでも元運動部の気持ちでいたけど、

こんなに筋力って落ちるもんなんだなー。と

ちょっと気持ち俯いたのも束の間、

結局やり始めたら楽しいもんで筋トレ。

見事に筋肉痛。


またその筋肉痛が効いてる感じが出てて楽しい。(単純)

なんだかんだ人生長距離なんだから、

常に自分とちょうどいいスピードで

いい関係で歩んでいきたいなと思う。

持久走、思い出させてくれてサンキューな。

あと、朝のスピードスターもな。