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法螺貝のお話🐚

法螺貝(ほらがい)

見たことありますか?

聴いたことありますか?


映画など合戦のシーンを
浮かべられる方も多いでしょうか。


山伏の方が険しい山で吹かれる
イメージがある方もいるかもしれません。



 「いってらっしゃい
  無事に帰ってきてね」

ハワイでは 船が出港するときに港から
そう祈りを込めて吹かれてきたそうです。

・:・:*・:・:*・:・:*

私は貝殻を拾うのが大好きな子どもでした。

あんな大きな貝すごい!

どこにあるんだろう?

貝があんな音するの?

どうなってるんだろう~

法螺貝を見かけて
そう感じていたことを思い出し…

すでに法螺貝という存在に
実はものすごく
ひかれていたのかもしれません。

・:・:*・:・:*・:・:*

時を経て
すっかり大人になり
薬箱ではなく
法螺貝を手にしている
薬師如来さまがいらっしゃると
伺いました。

薬剤師だからでしょうか
興味津々
ご縁を感じずにはいられませんでした。

それから程なくして
2022.1.11
ご縁いただき
素敵なピンク法螺貝が手元にきてくれました。

龍神さまのお顔にみえませんか♡

・:・:*・:・:*・:・:*

中学生のとき吹奏楽部でした。

当時 第4希望だったかな…
ホルンパートになりました。

パートの割り振りが決まったとき
ずっと憧れていた楽器になれず
ものすごく残念でがっかりしました。

ですが 
その経験がここに繋がっていました!

法螺貝の吹き口が
なんとホルンのマウスピースと
ほぼ同じサイズ!

吹き方も同じ!

こんなことってあるのかと
うれしい びっくり ^-^

中学生の頃から このときのために
準備させていただいていたなんて
ちっぽけな頭では想像もつきませんでした。

音を出すコツを掴むまで
少し時間がかかるかもしれませんが
そこを飛び越えさせてもらえました。

無駄なことはなにひとつなく
すべては繋がっている……
どんなときだって
最善に運ばれているのかもしれません。

・:・:*・:・:*・:・:*

音色はまるで汽笛のよう♡    

法螺貝は『吹く』ではなく
『立てる』といいます。

《法螺貝を立てる》
と聴いたときに
天と地を繋ぐイメージが浮かびました。

大地に根を張り
天へ祈りを届けてくれるよう

本来の姿へ調うこと
軸をまっすぐに立てることを
助けてくれていたのではないかな

出港する愛する人に向けて
港から祈りと祝福を込めて
あたたかい音色を奏でていたのではないかな

…… 想いを馳せています。

太古の昔には
船と船が行き交うとき
互いがみえなくなるまで
法螺貝を立てていたと
聴かせていただきました。

逢えてよかった

また逢おう

よい旅を

幸運を祈る

そんな感謝と祝福が
込められていたのではないかとも
想像しましたが

出逢えたこと
今ここに 存在することの
感謝と悦び(よろこび)が
ただただ溢れていたのかもしれない

そんな風に今は感じています。

法螺貝で 祈りを届けられたら…
届けるお手伝いができたら…
そうおもったこともありますが
その想いはふわりとして

今はただただ
まっさらに
立てる 
立てたい

という表現が近いかもしれません。

目の前は
海だったり
山だったり

一期一会
はじめましての方だったり

ぐるりと囲んでいただいたり

たったひとり

大切な方だったり……

そして
いつも 私にも響いてくれます。

その時々
響きが違います。

目に見えるもの 見えないもの
そこに在るものが
響きあってくださっているのだとおもいます。

毎瞬
かけがえのない愛おしい音が生まれます。

不思議と
吹かずともお腹にあてると
心地よく感じます。

音を出していなくても
伝わってくるものがあります。

貝殻ですのにあたたかさを
感じてくださる方もいらっしゃいます。


いつの日か 
生の法螺貝に
その音に出逢ってください。

響きあっていただけますときが
ありましたら
とてもうれしいです。

波の音と法螺貝の音色 
ほんの少しですが聴いてください。

https://youtube.com/shorts/QDjcMGk2tDU?feature=share


今日も素晴らしい一日 
ありがとうございます♡

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