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夜中に七夕飾りの運び出し

なぜか日本の祭りは旧暦で行われることが多くて(月の暦ということだよね)東北三大祭りなんていうものもある。
そこで、夜から朝にかけて三大祭りのひとつ、七夕の飾り付けの手伝いをするという不思議なお仕事をしました(よく言われるのですが、私は不思議な仕事を人生でかなりしてきていてどうやって見つけるのかというとあまり深い理由はなくてたまたま見つける、声をかけてもらう、とかそういう感じです。文章に書いたり後で話す時には役に立つものを無意識に選んでいるのだと思います。きっと守秘義務もあったりするから、風化した時くらいに書いたりしますw)

綺麗なものというのは誰かが頑張って準備していることが多いんですね。当たり前なんですけどね、子供の頃などはそんなことはわからずに「華やかなものっていいなー」と思っていました。本当に小さな頃は父親に連れられてみに行ってましたからね。混雑しているけど、似顔絵を描く絵師みたいな人がいて、毎年書いてもらうのが恒例で。行きつけのコーヒー屋さんでクリーソーダを飲ませてもらうというのがルーティーンでした。とにかく混んでいて面食らうという感じだったけど、なんとなく昔の方が活気があったかな。そして小さかったから通りにある七夕飾りが途方もなく大きくて通りも長くて果てしない感じがしていました。大人になってしまうと、全貌がわかるのでそこまで大きくもないのかなーと思ったりしちゃう(実際運んだりするので距離はあったような気がしますけど)ものなのですが。

私は生まれ育った土地が好きかというとパーセンテージはあまり高くなくて、正直関東のほうがいい思い出が多いし、刺激もあるし、女性も男性と同じようにやりがいのあるいろいろな仕事があった出会いがあって、エンターテインメントも多いし、新しいことをやってみることができる風土が高いように思えて、楽しいとまだ思ってます。
だけど、生まれ育った場所も色々な角度で見ることができてすこしだけ貢献できるのもいいのかなと今は思ってます。
ディズニーが好きだから行くために稼ぎたいとか、旅行に行くためだとか、みんな色々な理由でこれをするみたいでそれも面白かった。みんなお金を有効に使っています。わたしもすこし英語のテスト費用にこれを回したいかなと思ってたり。

しかし、お祭りが開始する次の日に向けて(次の日というよりその日?)深夜から明け方、朝にかけてセッティングするのです。まあ、中身を作るということもあるのでその準備もまた色々な人がしています。仕事だったり学校の行事だったり色々ですね。メインストリート、3駅分全てが巨大七夕飾りが吊るされるのでセッティングも膨大です。
(中身の鶴をひたすら折ったことも一度だけあるんですよね)

テレビや舞台もそうですよね。セットを作る人がいて、準備する人がいたり場面転換、照明、音響などありますよね。
下準備というのは肉体労働もあったりするし、地道な感じもします。
だけど最近はそちらにもスポットライトが当たるようになってきましたよね。いいことだと思います。
女性陣が多くて、みんなでがらがらハンガーを持って飾りを移動させたりしつつ、ハンガーを回収しつつ。20ハンガーくらいをエレベーターで上に上げます。はやくおわるかな?と思ったけどそんなことも全然なくて朝6時はみんな疲労困憊です。

お祭りは楽しいけど実際のところは、人が混んでいるところは苦手なので、お祭りの最中は見に行かないと思うし、真夜中の作業中にできかけをいくつか見たので大満足です。(小さな裏通りを見るのはアリかな?そういったところも細かく通りの一つ一つに飾り付けをするくらい街全体が手作りの飾り付けで溢れます)むかしむかし、友達数人で飲んで深夜に飾りを見た時、人がいなくていいねー綺麗だねーと言い合って以来だった気がします。
昨日は前夜祭があったので遅くまで酔っ払いが関心がなさそうに通り過ぎたり、あるいは薬玉を運んでいる最中に触ってくる若めのサラリーマンがいたり、写真を撮らせてくださいとか、面白いふれあいも結構あったかな。
私は責任者でもなんでもないけど、アナザーストーリーという感じで良かったです。

日本のお祭りも簡潔に説明できるくらい英語調べておこうかな。




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