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#3 大きな命を生きている 🌱 むくらぱレポート

畑は輝いていた。


かなり好き勝手なスケジュールで畑との友好関係を築いて来たわたしだけど、流石に一週間も畑に行かないとソワソワしてくる。


今日はその一週間ぶりの畑だった。



秋冬の畑は黄金色。


久々に見た畑はあまりにも美しく、これはマジで「金」じゃんと思った。「金」そのもの。金銀財宝の「金」は目の前、ここにあるんだなあと妙に納得してしまった。


その黄金の間をぬって輝く緑色✨


むくらぱ畑では冬の寒さを乗りこなして、あからさまに命を輝かせて“ピカピカひかる”植物たちが元気に成長していた。

夏は草木の成長が早いのは知っていた。同じように野菜も成長が早い。あったかいからどんどん大きくなる。


冬はどんな感じなのかと観察していたけど、やっぱりすごい。ちょっと目を離すと、野菜たちは何倍にもデカくなっていてびびる。土だと思っていた場所に魔法のように出現する(本当にそれは魔法だよね)


人間は雨の日と寒い日が嫌いな人は多いと思うけど、植物たちは冬でも寒いのお構いなし!!雨の日はむしろ喜んでる!!!


Good vibes
最高かよ


そんな彼らを見ていて、わたしも「うぉーー!!!!」となんだかパワーが湧いてくる。

みんな農業にどんなイメージがあるかな?多分、冬の畑仕事と言ったら寒くて過酷なイメージあるんじゃないかな??

わたしに言わせれば友達に会ってパワーをもらえるような感じの距離感。畑はお構いなしの生命力に満ち溢れる場所。冬は寒いからたしかに外に出るのは億劫になるけど、行くと結局、「めっちゃ気持ちいいっす!!!」となる。


だから、みんなが思ってるちょうど5億倍くらいに畑は気持ちいい場所だと知ってもらいたい。もう、何もしなくてもいいから畑をぶらぶらしたり、お昼寝したらいいよ。畑って本来そういう場所だと思う。

例えば都市の機能としては公園がそういう場所なんだと思うんだけど、公園の植物と野菜はやっぱ違う。野菜と人間の関係はとても特別だと感じる。育てて、食べる、でも友達って不思議な関係だよ。

あとね、むくらぱ畑の植物たちはおしゃべりにも付き合ってくれる。

この日は、芽が出たばかりのほうれん草のキッズたちに話しかけてみた。


自分で蒔いたほうれん草を見に行って、彼らの成長具合から、もう「間引き」の時期だと気づいたんだけど。なんか「間引き」って可哀想な感じがして、なかなか引っこ抜けなかった。

「育成が良い株を残して残りを間引く」というその感覚もなんか気に入らんというか、せっかく芽が出たのに速攻で抜かれてしまって

踏み台みたいな??

犠牲みたいな??

ほうれん草、それ本当に嬉しいか?!

そんな気持ちが拭えなかった。でも本を読んだら絶対に多く蒔いて間引きするって書いてある。

「なんで??」

自分のこのなんで?が出たら、検証しないわけにはいかないのです。それで春の時にはたくさん種を蒔かないで、一粒ずつまくというのをやってみたんだけど…

結果は、発芽率は全然良くなかった!!
そもそも芽が出ない!!驚

それで

種から芽が出る時は、同じ仲間たちで「ぎゅっ」ってしてる方がみんな元気に芽が出せる。ということに気づいた。お互いがお互いのパワーになれるってことなのかな?集団でいることが生きていくことに繋がっていることがわかった。

集団で蒔く。元気に芽が出る。そしたら結果、やっぱり間引きが必要で一定数の子たちは抜かれていくんだけど、もちろんそれが必要なんだろうけど、それって嫌じゃないのかな?素朴な疑問が湧いたのでほうれん草キッズに聞いてみたところこんな答えが・・・

 
 
 

まゆ「ねーねー、間引きで抜かれるの嫌じゃないの??」

ほうれん草「え!?嫌じゃないよ!なんで?」

まゆ「だって、みんな大きく育ちたいんじゃないのかな?って思うから」

ほうれん草「あのね、まず種になったわけだから、芽が出ただけでヒャッホーーーーーい😆って感じなの」

まゆ「ふむふむ」

ほうれん草「それでね、ボクらは大きな大きな命で生きてるからね、おーーーっきく全部でほうれん草なわけ。だから、一個一個が間引かれても何も嫌じゃないし悲しくないよ。そうやってみんなで生きた命を、バトンみたいにどんどん繋いでいくことが嬉しいの!間引きがあった方が元気に命が続くからむしろ嬉しいんだよ😆」

まゆ「😳😳😳」

ほうれん草「間引きした子も美味しいから食べてあげてね!まあ、人間が食べても食べなくても、結局は土に還るから全部嬉しいけどね😆😆😆」
  
 
(美味しくいただきました)



ほうれん草はキッズの段階で、すでにスケールがデカすぎた。

おっきい一個の命を生きるっていいなあ。なんか、のびのび生きれる感じがする。

本当は人間だって、1人と1人の間に明確な線引きはないんじゃないかって思う。もっと大きくて重なり合う命を、世界を生きているのかもしれない。そしたら、1人で人間の全部やる必要はなくて、あなたはあなたの好きなこと、やりたいことを担当すれば良い。のびのびやる。それが人類の一部になり、集まったら大きな人類になる。のびのびした人類ができあがる。


あなたとわたしとあの人と、みんなで人類をやったっていいな。ほうれん草や他の野菜たち、土や虫やお花や畑ともコラボして、地球全体ともコラボして、宇宙全体ともコラボして、そんな大きな大きな命を生きる感覚になった。



あーーーーーー気持ちいい



むくらぱの畑は今日も、
私の畑として、君の畑として


大きなのびのびした命が生きる場所。






まゆちゃぱうぉにか
(今日はあまり考えずにパーっといいテンションで書いたのに、途中消えてしまってガーンとなったけどめげずに書いたから褒めて欲しい🥺)

見つけてくれてありがとうございます。「ごきげん」な未来に繋がる農業や心や体のことを実験中です。もし共感してくれる方がいましたら、サポートしていただけたらめちゃくちゃ嬉しいです。あなたの人生のごきげんなエッセンスになれたらそれが一番happy♡