三十路直前
来月8月4日で30歳になる。
30歳って、なんでこんなにおおげさな気持ちになるんだろう。
数ヶ月前から、寝る前や、朝起きたとき、腰が痛いとき、ワインを飲むとき、道端でちょっとこけたときなどに、「もうすぐ30歳」ということばが、さっとやってくる。
だからなに、ってことは何もなく、ネガティブもポジティブもなく、ただふとしたときに、「もうすぐ30歳」に襲われるのだ。
「若い女の子」であることは、わたしにとってはなにかとしんどいことが多くて、はやく30歳になりたいと長いこと思ってきた。
こどものころから、かっこいい大人の女性をたくさんみてきたから、歳を取るのが嫌だと思ったこともない。
なんなら楽しみにしていた30歳。
でも、いざもうすぐ30歳だと思うと、怖いとも楽しみとも言えない、なりたくないようなはやくなってしまいたいような、むずむずした気持ちになる。
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