大雑把で適当な私の丁寧な暮らし

数年前から丁寧な暮らしに憧れている。

私が見てきた丁寧な暮らしとは、
朝早く起きて散歩にいく
豆からコーヒーを入れる
丁寧に掃除する
などなど。

丁寧に暮らしている人は、毎日が充実しているように見えた。

私も充実した毎日を送りたい！！
そう思い真似をしてみるが、全然できない。
大雑把で適当な私は、ひとつひとつ丁寧に行動することや、行動を続けることが難しいのだ。

丁寧な暮らしに関する本や動画を見るたびに、憧れて真似して挫折することの繰り返し。

どうせ私には丁寧な暮らしなんてできない。

私は不貞腐れて、丁寧な暮らしをあきらめた。
丁寧な暮らしをしている人は、私とは違う世界の人間なんだなと思うようにした。

ある時、カーテンを開けた際ふとカーテンをタッセルでまとめた。
いつもはカーテンを開けたら、開けっぱなし。
カーテンをまとめようなんて思うことはなかったが、その時は何となくまとめてみようと思った。

カーテンがまとまっているのを見ると、何だか自分を大切にしているように感じて、嬉しくなった。
ただカーテンをまとめただけ、そんなちょっとしたことなのに。
これが私なりの丁寧な生活か。そう思った。

少しのことでも自分や自分の生活を丁寧に扱って自分の心を満足させる。
私が目指す充実した生活は、その繰り返しなのかもしれない。

これからも、掃除はたまにしかしないけど、朝は遅くまで寝てるけど、等身大の私のまま自分のできる範囲で自分を大切にする。
そのことを忘れないようにしたい。