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『薄暮』制作日誌 あれから1年「いじょう」第105回:2019年7月23日

<本文の前に>

 2019年7月18日に京都アニメーション放火殺人事件が発生しました。こちらはあくまでトワイライトスタジオ社制作による『薄暮』を取り上げる連載なので最小限のことを記します。

https://twilight-anime.jp/2019/07/22/news001/

同年7月22にに記された「京都アニメーション様で発生した事件につきまして」がトワイライトスタジオホームページ内、最新情報の事実上最後の更新です。

https://twilight-anime.jp/nabe_blog/page/5/

より。

【記入当時の『薄暮』上映劇場】
(上映中)
 ・まちポレいわき(福島県)
 ・シネ・リーブル池袋(東京都)
 ・T・ジョイ京都(京都府)
 ・シネ・リーブル梅田(大阪府)

(上映終了)
 ・イオンシネマ石巻(宮城県)
 ・イオンシネマ天童(山形県)
 ・EJアニメシアター新宿(東京都)

 夏休みに突入したというのに、淋しい上映状況となりました。ちなみに

 映画『凪待ち』の舞台挨拶を行ったイオンシネマ石巻を含むイオンモール石巻では本当に「たくさんの人」が訪れたことがありました。

http://www.go-the-in.com/2019/06/28/nagimachi/

そして舞台地で主演者登壇の舞台挨拶もありました。やっぱり複数の意味で『薄暮』とは違う雰囲気を感じます。長くなったところでやっと制作日誌の引用に。

今回は、先日、(2019年)7月10日(水)に行われました『薄暮』の舞台挨拶について、

 EJアニメシアター新宿での舞台挨拶レポート。・・・なんだけれども今までの流れの続きで1点目は『薄暮』スタッフ紹介第7弾の美術監督Merrill Macnaut氏です。

【部分引用】
・『赤毛のアン』の美術監督である井岡雅弘さんも参考にされたとか。
・高畑(勲)監督の指示で色使いについても相当意識されていたんだそうです。
・こういう部分は椋尾(篁)さんの影響が入っているのかなと思いました。 

 良く言えば様々な方に影響を受けたんだな・・・と。
 悪く言えば引き合いにされた3名の方について調べないと理解不能です。加えてMerrill氏ご本人の意向が見えにくいような感じも。

<不定期連載・今日の山本監督>

1:【画像キャプション】(左から舞台挨拶中の
、こにわさん、山本監督、島本さん、福原さん、Merrill さん、近岡さん。)
2:山本監督が『薄暮』の背景美術について、絵画のような絵を描ける人を探していたところ、
仙台から上京してきた絵がべらぼうにうまいやつがいる、と紹介されたのがMerrillさんで
3:山本監督は、椋尾さんの最晩年の作品である
テレビアニメ『美少女戦士セーラームーン』のエンディングの背景の美しさには特に感銘を受けたのだとか。
4:山本寛×宇野常寛
山本寛は『薄暮』で何を描いたか」2019.7.16/PLANETS the BLUEPRINT【無料部分】

 今回の2点目。結局は山本監督、山本監督というのがこの制作日誌。前回に続きある事象について述べるのならば「蛇足」の追加をしても意味がありません。
 ちなみに山本監督からのセーラームーン「無印のみ」への思い入れについては

https://ameblo.jp/kanku0901/entry-12593105692.html

参照。

1:監督が『薄暮』のキービジュアルについて、
空の色に大胆にピンクを入れてほしいと指示を出したとおっしゃられていましたが、
佐智のモノローグ「空が七色に染まる」の言葉の通り、佐智が見ている風景が精細に描かれていますよね。
2:うろ覚えですが、以前、監督が、劇中の草野駅で佐智と祐介の二人が駅舎からホームに出る場面で陰になるところはとにかく暗くと指示を出されていたのをふと思い出して、
こういう陰影というか光と影についてものすごくこだわられていたなと…。

 また「監督」のみの部分も改めて読むとなんだかなぁ。特に2では文頭が「うろ覚え」では当の山本監督から怒鳴られても仕方ないです。
 そして久々にあの文言を。「すごくこだわられていたなと…。」の「すごく」要りません。

 結論。結局『薄暮』での美術監督Merrill Macnaut氏のお仕事ってなんだったのでしょうか?


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