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【ボタンの掛け違い】

伯母の家に行った。
母を連れて中央高速。首都高速から中央高速ってなんでこんなに混むのだろう。「高速道路」じゃあないよな。
昼前に到着。途中、谷保から国立の一橋大を通って立川へ。
一人暮らしでとてもきれいにしている。
楽しく暮らし、近所の桜を愛で、散歩途中、行き交う人とあいさつ。
ケーブルテレビでBTSを見るのが楽しみ。
「ダンスがキレッキレで、みんな性格のよい子たちなの」。
悩みもない、という。
ひとりっ子の息子とは疎遠。
伯母曰く「私がもっと気づいてあげられたら良かった」。
仕事や趣味を優先したから、さみしい思いをさせてしまったのかな、と。
伯父が亡くなり7年。
伯母はひとりでがんばっている。
先日は、脚立を持ってきて、蜂の巣退治をしたという。
従兄は連絡しない。
伯母も従兄もそれぞれ自立。
お互い頼ることもない。
私は思う。
従兄は伯母がいなくなったら後悔しないのかな。
「もっと優しくしてあげたらよかった」
「生きているうちに話を聞いてあげたらよかった」
「ありがとう、って言って、言われたかった」
どんな過去があったかわからない。
悔いの無いように過ごしてほしい。
私と母が話を聴くことで、元気に暮らす泉が湧き出たらいいな。
帰りも首都高速は渋滞。
高井戸で降りても環七は渋滞。
親子で話ができる時間は限られる。
話をしよう。
話を聴こう。

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