見出し画像

未来の移動手段 WHILL体験記①

WHILLサポーターのMayuです。

今回、実際に高齢の母にWHILLを体験してもらおうと、埼玉県深谷市にある「ふかや花園プレミアム・アウトレット」に行ってみました。

https://www.premiumoutlets.co.jp/fukayahanazono/

母のプロフィール

今年83歳。写真撮影や旅行が趣味です。特に写真は、大きな写真コンテストで総合2位を受賞したこともある腕前で、以前はカメラを担いで精力的に撮影に出掛けていましたが、最近は膝を悪くして杖が手放せなくなってしまい、すっかり引きこもり気味になってしまっていました。
もともとは旅行やショッピングも大好きでしたので、もうこれからはそんな楽しみもなくなってしまった・・と、元気もなくなってしまった状態でした。


ふかや花園プレミアム・アウトレットは、広い敷地に130店舗のショップが揃った開業1年の新しいアウトレットです。都内から直行の高速バスが出ているので、今回はそれを利用しました。
バス停までは、自宅からタクシーを利用。バスの席も前の方を予約しましたので、比較的移動も手間取らずに無事現地に到着。
早速WHILLの貸し出しを行っている、入り口のインフォメーションに向かいます。

ふかや花園プレミアムアウトレットのWEBサイトより

念願のWHILLデビュー

「WHILLをお借りしたいんですけれど」と受付のカウンターで申し出ると、奥からWHILLが登場。思ったよりコンパクトです。WHILLを初めて見る母は、ちょっと興奮気味。使い方は家電並みに簡単で、母もすぐにわかったようでした。WHILLには、座席の下にバッグを入れる場所がありますが、それだけではなく、杖を収納する場所もあってビックリ。

WHILLの走行速度は4段階に変えられますが、まずは電源をONにして、1番遅い「1」にしてみます。右手を添える場所に、ゲーム機のジョイスティックのような操作ハンドルがあり、それを行きたい方向に倒すことで、スイスイと回ります。
インフォメーションを、速度「1」で出ると、付き添いの私が歩く速度に合わせて「3」にしてみました。「まるで自分で歩いているみたい。楽しい!」と母は大興奮。

念願のWHILLデビュー!
念願のWHILLデビュー!

ものの5分くらいで、自分の身体の一部のように、自由にWHILLを使いこなし始めた母に、私の方がビックリ&感動してしまいました。
本当に、並んで歩く感覚でウインドウショッピングしたり、店内では速度を「1」にして、ゆっくり洋服などを見て歩いたり、広いアウトレット内をスイスイ移動していきます。

お昼時になったので、フードコートに行ってみました。フードコートは2階にあるのですが、狭いエレベーターも全く問題なく利用出来ました。フードコートの中は広さもあるので、色々なジャンルのお店のメニューをぐるっと見て歩き、好きなものを選んでテーブルで頂きました。WHILLは電源を切ってロックをかけ、テーブルの横に置きました。WHILLはコンパクトなので、邪魔になりません。

ランチを堪能

いつもは食が細い母も、この日はしっかり美味しいランチを堪能してくれました。
ランチの後は、お天気も良かったのでテラスで記念撮影。

ガリガリ君と記念撮影

カメラをしっかり膝に抱えていますね(笑)。

アウトレットの中は、開放的でフォトジェニック。素敵な建物にカメラを向けて嬉しそうです。

どのアングルで撮るか考え中

その後も、秋冬物のトップスを買ったり、雑貨屋さんを周ってキッチン用品を買ったり、買い物三昧を愉しみました。

カフェでお茶とスイーツも頂きました。お店に入るときに、スタッフの方がWHILLの入りやすい席を案内してくださって、ここでも感激。

窓際で眺めが良いのでカメラを片手に

美味しいスイーツを堪能した後、敷地の外を走る貨物電車を見かけて、ダッシュで(速度「4」)で写真を撮りに。もうWHILLを自分の足のように乗りこなしています。

ポールもスイスイ回避出来ます

さて、そろそろ帰りのバスの時間が近づいてきたので、インフォメーションに戻り、WHILLともお別れとなりました。1日中歩き(?)周ったにも関わらず、母は元気いっぱい。沢山のショッピングバッグと笑顔と共に、ふかや花園プレミアム・アウトレットを後にしました。
よほど楽しかったのか、帰りのバスの中でも、帰宅してからも、WHILLがどんなに快適だったか、アウトレットでの買い物が楽しかったか、話は尽きませんでした。


未来の移動手段 

高齢になると、なかなか買い物も苦労するようになります。特に大きな商業施設を歩き回ることは、かなり困難になってきます。
でも高齢者だからと言って外出したくないわけではない、環境が整いさえすれば、外出を楽しみたいという願いを叶えることが出来るのだな、と実感しました。
特にアウトレットのような大きな商業施設では、WHILLは最適な移動手段だと感じました。小回りが利き、何より普通の車椅子と違って、自分の意志で自分の自由に乗りこなすことが出来ます。
速度が「1」であれば、お店の中をとてもゆっくりと回遊出来ますし、気になる商品の前で停止することも簡単です。
もっと商業施設でWHILLの貸し出しが増えると、歩くことが困難な方たち、体力に不安を感じる方たちに、ショッピングの楽しみを味わってもらえるのではないかと思いました。
まさにWHILLは未来の移動手段として、ゆくゆくは社会のインフラとなっていく可能性を持った、凄いモビリティだと感じる1日でした。

未来の移動手段 WHILL


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?