エモーショナルの正解

今日、友達と出かけたんだけど、もうすぐ高校生でもなくなるし、高校生の特権、室内料金が0円になるゼロカラで歌うのを最後にちゃんと楽しもうってことになった。

最初は私の好きなインディーズバンドの曲を歌ったり、友達も好きな歌を歌ってそれぞれが歌うことを楽しんで過ごした。

しばらくして、歌の趣味があいみょんしか合わない私たちが、お互い知ってて歌える曲はなんだろうと考えてみた。少し考えた上でback numberだろうということで落ち着いた。

私たちが中学生の頃、好きな人がいたりちょっと気になる人がいた時に特によく聴いていたのは、
back number だと思う。(偏見なら申し訳ないが)
大人の恋愛ではaikoとか聴くのかな。でも中学生の頃はback numberを聴くだけで胸がいっぱいになってた。

そんな思い出が詰まったback numberの曲を歌い始めると懐かしくて仕方がない、どの曲かけても懐かしいしか出てこないし、胸がキューンと苦しくなった。色々考えて過ごしていた日々一生懸命友達と過ごしたあの時間はとても良い時間だった。私の人生の中でも大切な時間だ。

back numberのアルバムは唯一自分で買ったアルバムかな。だからこそ思い出が沢山ある。

中学2年生の林間学校で、スキー合宿に行った。バスで向かう時、各々CDを持参して、車内で好きな音楽をかけていいってことになってたんだけど、その時私はback numberのアンコールというアルバムを持っていった。そしてみんなが聴くバスの中でかけてもらったんだ。私が持っていったCDだからか、よく覚えているのだけれど、何枚か他にもCDを持ってきている人はいたにもかかわらず、いちいち変えるのが割とめんどくさいからずっとこれでいいよね(私が持っていったアルバムのことね)という話になっていた。まぁ私的には自分が持っていったCDだしラッキーと思っていたんだけど。そんなことで、スキーへ向かうバスの車内ではずっとback numberが流れていた。あ、でも音楽をかける以外にもレクのようなものもやっていた気がする。

このエピソードの中で私が特にback numberの曲を聴いて思い出すのは、クラスのみんなが乗るバスの車内では、back numberのヒロインが流れ、その歌が流れる車内から見えたのは、真っ白な雪が降っている外の景色。あの風景だ。みんながスキーで疲れて寝てしまっている中、宿に帰るバスでは物凄く綺麗で、素敵な、私にとって忘れられない景色があったのだ。私はそれをいつまでも忘れないと思う。

音楽は私に思い出をくれる。いつまでも何年経ってもヒロインという曲が流れるたび、あの時の思い出が蘇ってくる。楽しかったし、色々な感情があった、中2の時期。今では戻れない無邪気に走り回るあの時期。戻れないと分かっていつつも、あの頃の自分や周りにいた友達のことを懐かしく思い出してしまう。

私はいつかまた中学のみんなに会いたいと思う。私は成人式で、もしみんなの顔が見れることがあるなら是非行きたいと思ったし、みんなの顔を見て懐かしみたいと思っている。普段会っていない友達に会うのは私的にとてもワクワクする話だけど、それを特に楽しみと思わない子達もいる。そういうのはいらないという子もいる。それはそれでその人の価値観だからどうって訳ではないんだけど、でも、私は少しでもみんなの、変わったところや変わらないところ。今まで言えなかったけど実はこうだったんだ、みたいなドラマで見るような王道な話ができるのをいつか、どこかで期待している。

(友達に再会したいとこんなにも言っている私だが、成人式の後、特に集まりがあるわけでもなさそうだし、今いる地元から引っ越すかもしれない予定もあるので、成人式にはいかない可能性が高いです…だから我儘だけど同窓会か何かあったら誘ってください。)

今日、カラオケでback numberを存分に歌ったことで私はノスタルジックな気持ちになり思い出を思い出した。あの頃聞いていた曲、私の青春、back numberが流れるカラオケボックスはとてもエモーショナルだった。エモかったよ。エモいの使い方多分これが正解だと思うよ。

私の青春はback numberだったんだ。

またいつか、今聴いてる色んな曲の数々、

「高校の時に聴いてたあの曲、懐かしいなぁ」

と言えるくらいの年齢になったら、また一緒にカラオケ行って泣きそうになろうね。

あ、でも今日泣きそうになってたのは私だけかもね。



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