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カルペパーの医療占星術
17世紀のハーバリスト(薬剤師)のニコラス・カルペパーは、貧しくて充分な治療を受けられない人々のために、教会が秘匿していた薬の知識を庶民に向けて解放した人です。
占星術師でもあった彼は、ヒポクラテスやガレノスの築いた理論、ヘルメスの医療占星術の知識をミックスさせて用いていました。
以下にカルペパーが採用していた医療占星術のデカンビチュアチャートの読み方を紹介します。
※注意※
こちらを参考にしての診断等は絶対に行わないこと(法に触れるため)。
【前提】
⚫︎第1ハウスとその支配星(ルーラー)は患者をあらわす。
⚫︎第4ハウスは結果をあらわす。
⚫︎第7ハウスとそのルーラーは医師をあらわす。
(当時は医師の質が悪かったため、医師との相性もみていた)
⚫︎第10ハウスとそのルーラーは治療法、薬治療法をあらわす。
①ASCのルーラー(患者)がどのハウスにいるか?をみる
②ネイタルにおける自分の特性と逆の位置にいるかどうか?をみる
③ASCのルーラーまたは月が土星、火星、または第6ハウスのルーラーと合、衝、スクエアにあるかどうかをみる
→なければ病気は治る
『6ハウスとロード、その中にいる天体は、太陽と月、あるいはASCのロードをアフリクトしている場合は病気である』
『占星術師はデカンビチュアを見て、そのしるしに従って予後を行う。さらに改善または悪化のしるしを求めて危機の日に病気の進行を観察する。
悪化が予想される場合は、その治療を実施、あるいは開始する時期が特定できる。そして必要とされる調剤にもっとも望ましい時も計算できる。さらに誕生児のホロスコープから読み取れるしるしによって補強する』
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