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終活

エンディングノートをご存じですか?

50才を超えたら書いておきましょう。
と、いう記事を見て、また身近な人の死を経験した時に遺族はそれがあった方が心が救われる部分もあると思います。

エンディングノートとは?

エンディングノートとは、自分自身に万一のことがあったときに備えて、自分に関するさまざまな情報をまとめておくノートです。一般的には自分の死後、家族が困らないように所有している財産や口座を開設している金融機関の情報、葬儀などに関する希望などを書き留めておきます。

とはいえ、書く内容に決まりはなく、家族や親しい人に対する感謝の気持ちや想いを書いたり、備忘録として、今後やりたいことなどを書き綴ったりしても問題ありません。

三井住友信託銀行HP

残された遺族のために


友人が、死と直面する病気になり、そして近い身内の遺産相続を経験してエンディングノートを作成したのを聞いて、そんな早くに用意する必要があるだろか?と、最初は思った。

だが、私もその話を聞いて幾年かしてから、遺産相続で心を痛めたので遺族がそのようなことにならないように書いておくことに決めたというのに、とてもリアルに納得しました。

人生で身内ともめるって、そうそうないことだと思っていた。

身内だからこそ、許しあえたり、理解しあえたりするものだと思っていたが、しかし、お金が関わるとなのか、はたまた兄弟だけでないパートナーや子どもが入ることで、違う感情が入るものなのか?

(えっ、そんな風に今まで思っていたの?)
(そんな話まで出してくるんだ・・・)

と、いうところまで発展していった。

私の場合は、代襲相続でその当時は子どもが未成年の為、私が代理で手続きをすることで複雑な感情があったのかもしれないが姑からすると孫に渡る相続ですら、そんなに心穏やかではないのか?
また、そんな気持ちを持ちながら私たち親子と今まで付き合っていたのか・・・・。

弁護士を通してやり取りをしたが、間に入った弁護士さんも驚く程なかなかのケースだった。

遺族に残す最後のラブレター

エンディングノートと聞くと、あまりいい響きに感じない人もいるかもしれないけども、あまりネガティブなことばかりではない。

実は今、グリーフィングケアを学んでいるところであったワークで、

①もしも余命6か月であったら、、、、
②もしも余命1年だったら、、、、
あなたは、何をして、大切な人として思いつく人に手紙を書いてみましょうというワークを行い、受講生の中でグループでアウトプットをしました。

その中で、
お世話になった人へのお礼。
これからしたかったことへの想いやお願い。

人それぞれだけども、意外にも日常で伝えてない感謝に気がついたこと。
今日が人生で最後だとしたら、、、そんな風に考えていきてるだろうか。にも気づかされた。

大切な毎日。
誰かが生きたかった日であること。

そして人生でお世話になった大切な人へ最後のラブレター。と、なるならば、感謝を込めて残しておきたいと感じたワークでした。

死後離婚

ここに書くか?迷ったけども、私が誰かの経験したことを参考にしたように、もしかしたらこの記事も誰かのこれからの役に立つといいと思う。
と、言うことで書いてみることにする。

配偶者との死別で、配偶者の家族と付き合うのに複雑な気持ちをもつものだと思う。
むしろ、同じように付き合うのは難しいとも思った。

私の場合、『初孫』だったのでむしろ配偶者がいなくなってからの方が、
「孫に会わせてほしい」
「お祝いをしてあげたい」
「旅行に一緒に行かないか?」
と、かなり会う頻度が上がった。

時には、配偶者側の法事に亡くなった主人の代わりに出席してほしいというリクエストまで・・・・。
最初は主人のしたかったことならば、代わりにできることがあれば・・・と、受けてみたものの、、、、、

しまいには、私の会ったことのない方の法事に出席した時に違和感を覚えて、やはり代わりをするにも限界があると思い、理由を話して断った。

周りに聞いてみると、そのようなケースは稀で、
「無理ないお付き合いでいきましょう」と、割と疎遠になるケースが大半だった。

また、はっきりと、もう配偶者がいなくなったのだから、
「もうお付き合いをわざわざすることをなくしましょう。」と解消するケースも聞いた。

また、同居の方で配偶者の死をきっかけに同居を解消するタイミングを逃し、そのまま同居をし続けて配偶者の親の介護をしている人もいた。

配偶者が亡くなって、すぐに同居を解消するのも。。。私の役割を誰に託せばいいのだろう。と、すぐに判断ができず、別居のタイミングを逃してしまったと。同居人の方々も疎遠を望まなかったのも大きいと。

だが、そのようなケースで相続で泥沼になった。と。

そうなった時に死後離婚を選択する人もいるという体験談を聞いた時に、穏やかでない気持ちになると私も(死後離婚しようかなぁ・・・)と考えることが何度もあった。

そこまですることはないだろう。と踏みとどまりながらも、そんな手続きもあるのを、知っておいてもよいのかもしれない。

そして、相続の泥沼をさける意味でもエンディングノートは有効である。

姻族終了届け

死後離婚の手続きは、『姻族終了届け』を届出人の本籍地または住所地の市区町村役場に提出するだけです。
フォーマットもネットでダウンロードするだけ。

周りで提出している人を聞いたことはないけれども、ブログなどの記事を見ていると、亡くなった配偶者との親戚と良好な関係でない場合はこの届けを出すことにより、以下のようなことができます。

  • 苗字は変わらない(変えたい場合は別途手続き)

  • 配偶者親族の同意は必要ない

  • 遺産相続や遺族年金はそのまま受け取れる

  • 配偶者の姻族の扶養義務はなくなる

死後離婚ともいわれますが、上記のメリットを求める方には有効であるともいえます。

ただ、気をつけなければならないのは、一度提出したらその取り消しはできないので慎重に提出することを考えて行いましょう。









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