ロー入試体験記(総論)

1.焦っている受験生へ

皆様がどのような状況でこの記事を読んでいるかわかりませんが、ロー受験を控えて焦っている方々に一言いわせていただきたい。

安心してください、間に合いますよ!!!!

なんだか胡散臭く見えますが、私の実体験をありのまま書きますので、ある程度の安心感と緊張感を得て勉強に戻っていただければと思います。
まず、私のざっくりした勉強スケジュールをご覧いただきましょう。

大学2年4月:伊藤塾(在宅)入塾
大学2年9月:一年間の留学のため渡米(交換留学9ヶ月+短期留学)
大学3年12月:卒業に必要な語学単位がひと段落しようやく基礎マスター開始
大学4年6月上旬:上三法の論マス終了
大学4年8月上旬:行政法および統治以外の論文マスター終了
大学4年8月下旬〜:私大ロー受験
大学4年11月:東大ロー受験

要するに約一年間の準備でロー入試は十分間に合うということですね。
(一応法学部であるため、多少の知識はあったため、全くのゼロからではないということはご注意ください。)


2.応急措置的勉強法

下記に記すことはあくまでも私個人が行ってた自己流の勉強法なので、いわゆる正攻法ではないと思います(正攻法が何かわかりませんが)。ご了承ください。

まず、基礎マス論マスの授業を倍速で毎日見れるだけみていました。しかし、これは最終手段であり、本当に受験までに時間がない人にしかオススメしません。基礎マスについては予習はともかく、きちんと復習することをオススメします。復習しないで基礎マスを終えて論マスに入るとなんのこっちゃわからなくて泣きそうになるからです。

涙目になりながらもなんとか上三法の論マスを終えた後は、下三法(行政法除く)の論マスを聞くのと並行して上三法の論マスの復習をしていました。
復習の方法としては、まず問題を見てわからなかったら答案例を見てしまう、少しでもわかれば答案構成(もどきを)して答案例を見るという具合でした。
答案例を見てしまったら問題が無駄になってしまうのではないかと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、私は記憶力が優れていなかったため、最初のうちは毎度新鮮に問題に取り組めました。
この作業に慣れたら毎回必ず間違えた部分をメモして残しておくことが重要でした。同じことを毎回間違え嫌になりますが、直前期に復習しやすかったです。

受験勉強中は、「判例百選読むべきかな」とか「この論点マイナーでテキストにどこも書いてないから新しい教材買わなきゃかな」など新しいものに手を出そうとする誘惑にかられると思います。少なくともロー入試は判例百選を全部読まなきゃ受からないものではないと思いますし、手を広げすぎると時間が足りなくなり余計にあたふたするものだというのが私の見解です。ロー入試は「相対評価」です。早い話、自分ができないことがみんなもできなければ大丈夫ですが、みんなができてて自分ができていないことがあるとそこが命取りに可能性大です。

法律初学者の私が勉強について一つ言えることは、「ロー入試は基礎ができればなんとかなる」ということです。詳しくは更新予定の各論を見ていただければと思いますが、私は終始三段論法と基礎的な論証に頼った守りの答案を書いてなんとか乗り切ってきました。ここでいう基礎的なというのはいわゆるB +論点までくらいです。あと、ひたすら論証を暗記していました。

ここまでご覧になった人は「ありきたりなことしか書いてないな」とお思いだと思いますが、私にとってこれが最適でした。ちなみに、基礎マスは受講後ほとんど目を通しておらず、問題研究と論ナビを活用していました。

3.最後に

今までだらだらと書いてきましたが、私は予備試験も受けたことがないペーペーです。きちんと受験に取り組まれている方々の体験記にはより実のある勉強法などが書かれていることと思いますので、そちらをぜひ参考にしてほしいと思います。
この記事の目的は不安に苛まれている受験者の方に「こんな奴でもどうにかなったんだから自分ができないはずがない」という風に希望を持っていただくというものです。

時間があるときに各校での受験について雑感と、再現答案をあげれればな、と思っております。

私は来年(明日)から改めて本腰を入れて試験勉強に挑んでいきたいと思っております。
受験生の皆様一緒に頑張りましょう!

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