2回目のひな誕祭現地レポ

2021年3月27日、2回目のひな誕祭が開催されました。
幸運なことにJOYFULシートに招待していただいたので、
イベントの様子をレポートさせていただこう、という記事です。

呼ばれた経緯

○連絡は前日
ファンクラブ配信チケットを購入した中から抽選で現地招待がされました。
落選でしたが、まあ致し方なし、です。

さらに、後から、
Abemaで購入した人の中からも抽選されることが発表されました。

Abemaの当選ツイートがぽつぽつ出始め、
完全に自宅視聴モードに切り替えていました。
そして、ユニット祭り当日、言い換えれば2周年前日。
「早くおうちに帰りたいなあ」とぼんやりしていると、
昼過ぎに当選メールが届きました。

「え?本当に!?」

とりあえず大急ぎで出席登録して、
震えるくらいの動揺を隠しながら午後を過ごしました。

○入場できるかは五分五分!?
急なお出かけと言われても、髪はぼさぼさ、サイリウムの電池も切れかけ。
早めに家を出なくては、と、前日の花ちゃんズ冠番組を観終え、
さっさと寝ました。

当日。乗り換えの駅で散髪と買い物を済ませ、ついに到着。
隣の会場に他のアイドルがいたようで、
そちらのファンについていってしまい混乱するも、
何度か来たことのある会場だったため何とか集合場所へ。

ファン同士会話している方々もディスタンス。
待機列もばっちりディスタンス。
会場スタッフの皆さんは
マスク + フェイスシールド (眼鏡みたいにかけるタイプ) の安心セット。
しっかりCOCOAのチェックもありました。
時代に合わせる難しさは感じつつも、
最善を尽くしてくださっていました。

そしていよいよ入場、、、なのですが。懸念がひとつ。
当選メールに記載された出席確認入力フォームの期限が、
メール到着時刻よりも前だったのです。
でも入力はできてたし、確認メールも来てたし。信じるしかない。
どきどきしながら列は進み……、入れました!
スタッフさんにTwitter IDを確認されるという
恥ずかしい時間もありましたが、
どうにか着席と至りました。

静かに高まる会場

○開演前、スタッフさんの愛ある説明
私達にはおひさまの代表として、
世界中のおひさまのエネルギーを背負って、
日向坂を物理的に照らす使命がありました。
そこで、影ナレ前に、
今回の舞台装置についてちょっと説明を受ける時間がありました。

人数が少ないことは悔しいけども、それでも、観客を呼べて嬉しいこと。
少人数だけど整理退場で申し訳ないこと。
会場まで来てくれる皆さんなら声は出せずとも、座席からは見づらい演出でも、楽しめると信じてること。
帰ったら友達にライブの感想を、日向坂の素晴らしさを伝えてほしいこと。

書き起こしではないので伝わらないかもしれませんが、
とにかく型にはまった言葉ではなく、
スタッフさんの愛の籠った表現ひとつひとつが心に届きました。

○1年以上振りの対面!一生泣いちゃう
『ドレミソラシド』で幕が上がると共に直接姿が見られたのは、
実は現地組も一緒で。
そこまでは会場内のモニターでライブを楽しんでいました。
「JOYFUL LOVEのイントロがアレンジされてるからよろしく!」
っていうのは聞いてたけど、逆に言えばその時まで幕は下りてるのかな、
って思ってたので、本当に本当に急な再会でした。
すぐそばで日向坂が踊っていること、すーじーも魂はここにいること、
ただでさえずっとエモくて泣いてたのに。
待ち望んだ奇跡のような光景。聴こえる涙交じりの歌声。
コロナに奪われた他者とのコミュニケーションを通じた感情は、
きっと日向坂ちゃん達が大事に拾っていてくれたんだと思います。
信じられないくらい泣きました。

会場ならではの体験

実際のライブの様子は配信されていたので、
歴史を紐解ける諸先輩方に感想・考察をしていただくとして。
おそらく配信には乗らなかった様子を共有します。

○遠方ステージはまるで収録現場
座席自体は高さの無い席 (ひなくり2019の感じ) でした。
そのため、遠くのステージは横からなんとか姿が見えるかな?、
ってくらいのお互いの距離感で。
メンバーもカメラに向けた全力のパフォーマンスをしているため、
基本的にはモニターで様子を見ていました。

視界には撮影カメラが遠慮なし、遮るものなしで見えているし、
ステージ移動もメタで見えるし。
日向坂ちゃんに会いたい気持ちで
マイナス宇宙開いちゃったかと思うような光景で。
いや、かつてのライブでも見えてたものなのかもしれないですが、
失って初めて、取り戻せた時に幸せを実感できるタイプのものだったのかもしれません。

○フリコピ修行不足を痛感
今回は、会場内のスピーカーに比べてモニターが少し遅れていたため、
音とステージ上はリアルタイム、
モニターはタイムシフトという頭を使う環境でした。

私の振付を事前に丸暗記するのは苦手で、
いわゆる真似っこでメンバーの動きに合わせた
手振りをフリコピとしています。
しかし今回は目と耳にもラグがあるということで、
筋肉までちょい遅れて動かすのはさすがに難しく、
棒立ちで見てしまう時間もしばしば。
フリコピの修行不足を痛感しました。
しかし、声が出せない状況でフリコピは強い味方なので、
これを機にちゃんと覚えてもいいのかな、と思いました (小並感)

○手拍子文化の導入はどんな感じなんだろう
無歓声ライブ。
たまーに声出しかけちゃう音が聞こえたけど、
でも皆途中で我に返って口をギュッと閉じる
音にならない音を感じたりする空間で。
「またすぐ会える」ためにおひさまも頑張っているな、と感動しました。

クラップは声出さなくてもリズムに参加できると思うんですよね。
ダンストラックとかは常々思ってるんですが。
手拍子ケチャ嫌い民なので、
楽曲中に音を出すのに何となく抵抗がある気持ちはわかります。
でもなんとなく、手拍子の振付してる時なんかは、
一緒にやってもいいような。
声が出せたら「Fu----------------!!!!」とかやるんだろうけど。
まあそれはおひさま文化人の見解が全てだろうし小童の意見は良いのです。
どうあれ日向坂が最強のパフォーマンスするから楽しいので。

○約束の卵は日向坂46を待つ
『約束の卵』の2サビ?ラスサビ?は、
モニター上ではメンバーが一人一人順番に映る演出 (曖昧) でしたが、
実際には円陣を組む形でメンバー同士が向かい合って踊っていました。
『ドレミソラシド』で目が合うと
一気にハッピーオーラが増大する瞬間に似た、
希望を信じあう仲間たちの背中がそこにはありました。

カメラアピールすら勿体無く感じてしまう、
誰にも立ち入れない22人の絆が可視化されていました。
"配信ライブの裏側"だからこそ、
コントラストが明確になったのかもしれません。

○バスの轟音
公演終了後、アフター配信まで若干の間があり。
一旦音の止まった会場内に幕が下りる音だけが響いていた空間は
どシュールでした。
さらに続いて、信じられないエンジン音が
ゴゴゴゴゴゴゴッと響き渡りました。

「いや!バスの撤収は後にせい!」

という面白の空気に会場は包まれていたように感じます。

そして配信再開に先立って、静かに幕が上がり。
くみてんから会場のおひさまへの最後の挨拶が手短にありまして。
本当に、ひとつひとつの体験を貴重なものにしてくれる、
老舗旅館みたいな思いやりにあふれた振る舞いに感動しました。

そして配信開始に向けて下りる幕。
下りる幕に合わせて徐々にしゃがみながら手を振ってくれるメンバーたち。

誰かが言った (多分みーぱん)、
「舞台あゆみもこんな感じだったよね!」

おっきい声で「舞台あゆみどうなってんだよ!!」
と叫びたくなる気持ちをぐっと堪えてお別れとなりました。

(実は最後の最後にはけていくバスに乗るメンバーが遠方に見えたというロスタイムもありました)

○月明りはぼんやりと
会場から出ると、頭上には月が。
満月ではなかったようですが真ん丸でした。

富田鈴花さんは、元気な帰り道は、
メッセージアプリで月の話をしてくれるんです。

少し雲がかっていたこともあり、
鈴花さんが離れていても見守っていてくれたことを表現した
メタファーのように感じてしまったのは、
推しメン不在への寂しさゆえでしょうか。

雨が降らなくてよかったです。

あとがき

さて、以上
「ライブ前日に嘘みたいな当選メールが来たからこの奇跡の恩返しに長文レポートしてみた件」
でした。

普段のイベントも当落があるとはいえ、今回は一層選民感が強くて。

「私は応募者総数の分母を大きくするのが仕事」

というつもりでしたので、
当たってしまった以上、責任を持って共有せねば、と。
接触もしないから
出席確認でメンバーに安心感を与えるお仕事 (あるのか?)
すらできないし。
お読みいただいてお楽しみいただければ幸いです。

また、秘密事項に抵触していそうな点がありましたら、
修正・削除いたしますので、気付いた方はお手数ですがお教えください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?