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マジムリのネロ様を語らないなんてマジムリ!!

※舞台は完走しましたが、配信で今から観るという方はネタバレがマッチョゴリゴリ入るので回れ右してください!


舞台「マジムリ学園-LOUDNESS」8月28日夜公演、29日昼夜公演の計3公演を観劇しました。そうなるとほら、やっぱり語りたがりおばさんが出ちゃうじゃないですか。もう説明を省きますが、なんせ私は岡田贔屓BBAなので、ネロ様と仲良しゆうもぎおん(ケニクロバラ)の話になりますが、それでも良ければお付き合いくださいませ。行くぜ!


いやぁ・・・・・・マジムリ、まじで良かったよね・・・・・・

前々作のマジムリはもう既に映像で拝見しておりましたので、岡田がどれだけネロネロネロッピー(©サン〇オ)してるのか知っていたつもりだったのですが、私の予想の遥か先を行くネロネロネロッピーでした。3公演観に行って無事に3公演とも妊娠しました。既に臨月。大好き五つ子産めそう。

#岡田奈々という芸術  っていう一見頭パッパラパーなハッシュタグが巷で流行しておりましたが、間違いでもなんでもなく、まじで芸術作品の様に美しかったです。一人ルーブル美術館開業してた。勿論出演していたメンバーみんな遺伝子組み換えしとんかってくらい可愛かったし美しかったし格好良かったんですけれども。カメコの皆様、お疲れさまでした。ゴリゴリに保存しまくりの眺めまくりの待ち受けにしまくりしておりまする。感謝。

私、今まで生きてきて、舞台というものが大層苦手でおりました。人生で2回くらいしか観たことないのかな。なんつーかこう・・・表現が一々でかいというか、その熱量が苦手で。いかんね、演者は一生懸命演じているのにね。でも何事にも相性があるのでね・・・テヘテヘ・・・。その苦手意識のせいで私の来世の幼馴染であり(初耳)永遠の推しである前田敦子の舞台も観に行ってなかったので・・・テヘテヘ・・・。

だがしかしお寿司、私の苦手意識を払拭してくれた、ものっそい素敵な舞台でした。ドラムを真ん中に据えてという前代未聞の演出。私の前の席におじさんが座ってたんですけど、おじさんったら途中ウトウト船漕いでて。でもドラムの音でビクッ!!って起きてたから、ドラムって凄いなって思いました(いらん情報)

それに追随して、ダークヒーロー達の戦いは圧巻でござった。

岡田は今作のネロを少年ジャンプの主人公っぽくないと比喩しておりましたが、そんなこたぁ一切なく、私の中では間違いなく少年ジャンプの主人公でした。言うなれば、物語の最初のネロは「斬魄刀が折れちゃった主人公(BLE〇CH)(世代バレて草)」みたいなもんで、喧嘩する拳を封印していたようなものなのでしょう。その封印を仲間を助けるため、守るために再び解くなんてあんた、そんなもん少年ジャンプでしょうよ!!んもう!!好き!!!(情緒)


ケニたん

今回の物語で新たに登場した村山さん演じるケーニッヒ、以下ケニたんですが、めちゃくちゃ良かったですよね・・・もうめちゃくちゃ良かった・・・キャラクター的には初期ネロを彷彿とさせる、ひとりで周りを嗾けながら戦いに挑むというものでしたが、ビジュアルから喋り方まで全てきゃわいいのA・RA・SHI for dreamでした。演技にトラウマ持ってたらしいけど、何処がやねん。あんた最高やんけ!ワシが奢ったるさかい、飲み行こか!!

絶対内緒にして欲しいんですけど、ケニたんがヌル様にボッコボコにやられるシーンが一番興奮しました。双眼鏡でめっちゃ見た。村山さんってなんであんなに艶やかなの?滴る汗があんなに美しいことある?首からぶら下げとる(言い方)モナルヒよりも輝いていらっしゃった。そんでもって殺陣よ・・・凄いね・・・イーリスも凄かったけど。運動神経が良いと殺陣も無敵なのね。

しかしまぁケニたん、なんとも切ない人でしたね・・・初期ネロもそうでしたけど、孤独と引き換えに手に入れた強さは、使い方を間違ったら何にも救えないし、自分すら救うことなど出来ない。恐らく本当の強さではないから。周りを嗾け、茶化し、ダチというものを嘲笑っていたケニたんですが、誰よりも仲間が、ダチが欲しかったのは彼女だったのではなかろうか。それが本当の強さだと知っていたし、何よりも孤独は辛く、寂しく、どんな形でも愛が欲しかったのだと思います。あーんきゃわいい!!不器用!!

そんなケニたんの孤独を理解し、支え合うことが唯一出来るのはネロだけということ。勿論、荒地の子たちは今後ダチとしてケニたんを迎え入れてくれるのでしょうけど、根っこの孤独はネロにしか解らないこともあるのだと思います。

ネロケニでうわぁぁぁぁと思ったシーンは多々ありますが、その中でも以下のシーン。

ネロ「私の両親も殺された・・・職にあぶれた若者が強盗に入ったんだ。この街に殺された・・・!お前の気持ちは痛いほど解るよ」
ケニ「でもあんたは・・・!丘と戦わないんだろ・・・良いさ、私ひとりでもやってやる!!」

んっっごぅっふ・・・やべぇ変な声出た・・・(気持ち悪い日本代表)

もうまじでここ、好きすぎる・・・ケニたんったらネロの服まで掴んじゃって、辛そうに怒っちゃって、んもう!一番解り合えるふたりなのに、今この瞬間違う場所を見つめて歩いているから交わることは出来ない・・・なんだそれ・・・漫画かよ!!漫画だな!!誰か漫画化しろ!!

もし今後を私が勝手に考えても許されるのだとしたら、週に一度・・・いや、月に一度でも良いから、ふたりで星を見に行くことが習慣になって欲しい。ふたりで星を見て、笑い合ったり、喧嘩したり、たまに家族を想って泣いて、慰め合えば良いじゃない。星って、いつもそこにいてくれているのよ・・・(誰だよ)


クロウさん

個人的に大好きなのはクロウさんでした。もう登場から好きだった。「荒地最強!荒地工業高校の頭、クロウだ!」ってちょっとダサめなポージングで現れた時控えめに言って抱いて欲しかった。登場の仕方が全然最強じゃないんだもの。好きすぎる。それでこそ茂木さん。見た目ゴリゴリに最強なのに・・・好き・・・!

すったもんだあってネロに軽やかにコテンパンにされてしまうわけですが、そこでもクロウさんの良い台詞。

クロウ「俺はあんたに憧れて、あんたを越えようと思って荒地工業高校に入ったんだ。ネロ、人は簡単に変われないよ。いや・・・あんたが変わりたくてもあんたに人生を変えられた奴がそれを許さない!憶えときな・・・!」

くぅ・・・!クロウ姐さん、良い仕事するやん・・・!

今まさに自分を変えようと、自分の力で荒地から出ようと努力しているネロに向かって「人はそう簡単に変われない」と現実を突きつける言葉でした。「あんたが変わりたくてもあんたに人生を変えられた奴がそれを許さない」は、今作のネロを物語るもので、ネロを取り巻く周りが、変わろうとするネロを巻き込んでいってしまうという、なんとも言えぬ現実・・・。藻掻けば藻掻くほど、何かが足に絡みついていくような、途方もない試練のようです。でもネロは、自力でそれを打ち破るどころか、みんなの手を引いてくれたので、少年ジャンプなんですけども。最高だね。

クロウさんと言えばゲストコーナーで誰よりも面白くその場を回してました。もう、まじで茂木さんって良い人だし面白いのよね。楽屋番長って自分ておちゃらけて言ってるけれども、それを出来ない人の方が多いのよ。あなたはちゃんと唯一無二なので、今後は内輪ももっと売ってもらおうネ・・・。

あと最近なぁもぎ信者の私は、ゲストが何か面白い、或いは不可解なことを言った時に岡田が茂木さんの方を「どゆこと・・・?」みたいな目で見ているのが凄く好きでした。はい、凄く好きでした。大事なことなので2回言いました。


バラちゃん

私たちのアイドル、バラちゃん。バラちゃんが出てくる度に胸を撫でおろすことが出来ました。バラちゃんが出てるシーンだけドラムがタンバリンみたいだったもんね。・・・そんなことは無いか(大スベリおばさん)

ネロが勉強していると明かすシーンの「言ってもわかんないよ」に対して、「言わなきゃわかんないよ!」と返すバラちゃんがめちゃくちゃ可愛い。ずっと言うことが可愛くて、たまに天然ドンドコドンな発言するけど憎めなくて、良い意味でブリっ子で、バラちゃんが出てこなかったらずーっと沼の底みたいな空気だったからいてくれてまじでありがとう。あなたは空気清浄機です。そんで喧嘩めちゃくちゃ弱いのに頑張ってる姿、ネロに守られる姿、ネロを守る姿がまさにヒロインでした(私の中のヒロインはケニたんなんですけども)(ゆうなぁ脳で草)

なんだっけ・・・メンソーレだっけ・・・違うわ、メンズーアだ。メンズーアの時にハイエナがヌル側に付こうとした時、バラちゃんが言っていた以下の台詞。

バラ「仲間ってスマホで写真撮ったりイイネして褒め合ったりするだけの関係じゃないでしょ?」(ネロ氏の腕を掴みながら)(可愛いなにそれ)(何その技)(柔道だったら一本取れてる)

若者よ、聞いているか。イイネがなんだ。心で会話するのだ!!!!(メンソーレが大スベリの予感でテンションの落ち処を失った大人)


ネロ様

今作、ネロだけが唯一持っているものがありました。それは「夢」。その夢は他人に言えば笑われて、無謀だと言われるかもしれないけれど、ネロは本気でその夢に向かって進んでいました。けれどその為に封印していた拳を仲間の為にもう一度振るい、手を差し伸べました。ネロはいつだって格好良いし、でも弱虫で、泣き虫で、それでもいつもその両足で強く立ち続けている。その姿は眩しくて、弱いものはきっとつい目を逸らしたくなるほど。

またまたハイエナがヌル側に付こうとしたシーンで、それが垣間見えた言葉がありました。

ネロ「ハイエナ・・・お前はそれで良いのか?」
ハイ「ネロは良いよ、あんたはなんでも持ってる・・・自力でつかみ取る力を、 助けてくれる仲間もみんな持ってる!でも私には何もないから・・・」
ネロ「そんなにてめぇは何も持ってないのかよ!周りを見ろ!てめぇと同じようにいつも比べられて悔しい思いして苦労して、それでも報われなくて悲しくて傷付いて苦しくて・・・でも拳握り締めて、歯食いしばって生きてるじゃねぇか!そりゃ時々喧嘩したり嫌いになったりもするけど・・・同じ境遇で戦い続けるのが仲間じゃないのか!?」

ハイエナだって、ネロが努力してるってことはちゃんと理解してるし、ただ天才なわけではないって、凄いなって解っているけれど、自分の弱さがそれを認めない。ネロみたいに輝けない。

これ、私の中で勝手ながら一瞬岡田とネロが重なったシーンでした。岡田ももしかしたらこうやって揶揄されたことがあったのではないかと。直接言われずとも、影で、見えぬところで。人間みんな完全に浄い心を持てているわけでは無いし、当たり前のことだけれど、妬み嫉みが付き纏うこの世の中で、こんな風に岡田が誰かに言われたとしても、きっと岡田もネロと同じ言葉を投げかける気がする。私だって同じだよって。だから仲間なんだよって。・・・ええええええ泣いちゃうううううううう!!!!

もうまじでネロの口から出てくる言葉が神社で貰うお清めの水かってくらい素晴らしくて、感動して、文字起こしした。もう一度言いますけど文字起こしした。自分で何回でも読めるように文字起こしした(3回言った)

なぁ・・・知ってるか?今から150億年も前の話。
未だ空に何もない時に大爆発が起こって、全てが生まれたらしい。
つまりあの星も私もお前らも同じ物から生まれたんだよ。
結局のところ全部仲間なんだって!
いや・・・私らだけじゃない。月も太陽もこの宝石も曲がった信号機も荒地も丘の上も、もともとは一つだった。
そう考えたらさ、こんな石ころを取り合うなんて馬鹿げてないか?(ここ、ケニたんのお袋さんの形見なのに・・・?ってちょっとツッコミ入れたくなった私は汚い心の持ち主です切腹)
くだらないことはもう止めろ!私らにもっとすべきことがあると思うんだ。
大爆発から生まれた私たちを形作ってるもの・・・それは分子とか原子って言われる小さな粒で、今の科学でも解らないことが多いんだ。
分子や原子は自由に姿かたちを変えるから、実態が解明できないらしい。
私らは分子や原子で出来てる。なら今、どんな場所にいようが、これからどこへ行こうが、すべては自由だ!どこまでだって行ける。何者にだってなれる。
可能性を狭めているのは私たち自身だろ?
カートコバーンが言った、「若者の義務は堕落に意義を唱えること」
堕落してんのは私らだ!
スティーヴンタイラーが言った、「夢が無ければ叶えることは出来ない」
夢は見なくなってしまったのは私らだ!
私らはロケットを飛ばすことだってできるんだよ!

私の心の中で国歌にしようと思う(ネロが代)

先日、サマージャンボ宝くじ買って天国のおばあちゃんの写真に向かって「当ててください当ててください当ててください」ってお願いしたんですよ、私。見事に300円しか当たらなかったんですけど。そういうとこだぞって。私そういうとこだぞって。私は分子と原子なので、何者にでもなれるんですよ。何で宝くじなんて買ってんだって。そんで何をおばあちゃんにお願いしてんだって。

そんな金あるなら岡田の力になれることをしようと思います!!!これが私の分子と原子の形です!!!!!(国歌斉唱)

話は戻りますけども、まぁそんなわけで心打たれる台詞ばかりだっだだけでは無く、歌も良かったですよね。劇中歌、音源化希望します。何処に言えば良いの?DHに電話かければ良いの?

歌詞起こそうとしたんですけど、一部英語が何言ってるか解らんところがあって(万年英語成績2)、私には不可能だったので誰か頑張ってください。秘儀、他力本願の極み。

ただ、最後の曲だけは日本語だけだったので( )歌詞起こし出来ました。最後の曲、私は一番好きだった。曲名は何なのかしら。何処に聞けば良いの?DHに電話かければ良いの?

一部聞き間違い等あるかもしれませぬ。そこは俺の聴力のイタズラだから見逃してくれよな。

大人の僕も相変わらず泣いていますか
子どもの僕と同じように泣くのですか
高い空を見上げては途方に暮れ
見下ろすと影はいつもひとりなのに
扉の向こう 僕を呼ぶ声が聞こえる
この街にも星が降り みんなが夢を見た
僕等は欠片を持って飛び出した
星が降る夜 ともに星を掴みに行こう
大人の僕にも眠れない夜はありますか
子どもの僕は時々傷付いて壊れそうです
転んでも笑っては手を差し伸べ合い
西日に影が帰りたくないと伸びても
扉の向こう 僕を呼ぶ声が聞こえた
この街にも星が降り みんなが夢を見た
僕らは欠片を持って飛び出した
ふたつとない欠片を 僕だけの欠片を
ポケットの中で今も光っている
星が降る夜 ともに星を掴みに行こう

最後、ロケットが打ちあがる音が聞こえて、みんなで空を見上げる。気のせいじゃなければ、誰よりも一番高く見上げていたのはネロでした。その顔は笑みを浮かべていて、安堵しているようにも見えました。

夢は叶わない人と、叶う人がいます。無情にもそれが現実。夢を叶えるには努力が必要です。私は前者でしたが、ただ、夢が叶っていなくとも、大切な人がいて、解ってくれる人がいて、楽しいことや幸せだと思うこともたくさんある。私はそれを持っている。それが私の星の欠片なのでしょう。欠片をポケットに入れて、この先も力抜いて生きてみようかしら、なんて思えた歌でした。


最後に

無事に舞台が終わって、本当に良かった。このコロナ禍で集客して舞台をやること、重い決断だったと思います。否定的な意見がある中で、私は舞台を観に行きたいから、というゴリゴリ私利私欲な理由だけではなく、エンタメが死ぬことが辛かったので、絶対やって欲しいと思っていました。勿論、決行するにあたって必要な説明はあったし、運営側にはそれが不足していたとも思います。どこに文句言えば良いの?DHに電話かければ良いの?

何かあって責められるのは運営と演者です。何よりもAKBは少女たちが矢面に立たされることばかりです。でも、それでもこの舞台を私たちに見せてくれたこと、その為に努力してきてくれたこと、もしかしたら結果論だからこんなことが言えるのかもしれませんが、私は大大大感謝で、ありがとう!と心から伝えたいです。

痣だらけの身体をどうか休ませて、ゆっくりしてくれ。美味しいもん食って、良く寝てくれ。折れずにいてくれて、ありがとう。お疲れ様でした。

さて、ここまで長々と読んでくださった方、ありがとうございました。また何処かでネロネロネロッピーが見れたら良いですね。ただ、岡田が「ネロ様、さようなら!」と言っていたので、本当にこれで最後なのかもしれませんね。岡田の最後が増えていく度、何処かで胸が締め付けられるような気さえするけれど、何かが終わる度に何かが始まるのであれば、その未来に期待しようと思います。

ネロ、ありがとう。

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